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印刷2007/12/07 22:28

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Ikariシリーズの詳細も明らかに! SteelSeriesの新製品発表会が開催

デンマークからやってきたSteelSeriesが日本上陸


SteelSeries Ikari Optical
SteelSeries
 PC周辺機器を製造販売するSteelSeriesは本日(2007年12月7日),秋葉原のイベントスペース「ADスクエア」で新製品発表会を開催した。イベントでは,同社が日本市場への投入を予定しているゲーマー向けマウス「SteelSeries Ikari Optical」「SteelSeries Ikari Laser」,キーボード「SteelSeries 7G」,ヘッドセット「SteelSries Siberia Neckband」そしてマウスパッド「SteelSeries SP」の製品紹介が行われた。
 発売日および価格に関しては,Ikariシリーズが12月12日。価格はIkari Opticalが8900円(税込),Ikari Laserが1万3800円(税込)となる。それ以外の製品に関しては後ほどお知らせしたい。

SteelSeries
SteelSeries Ikari Laser
SteelSeries
SteelSeries 7G
SteelSeries
SteelSries Siberia Neckband
SteelSeries
SteelSeries SP

 デンマークのコペンハーゲンに本拠を置くSteelSeriesは,2001年設立というまだ新しい会社だが,これまでゲーマーにフォーカスしたハイエンドなアクセサリや入力デバイスを製造/販売し,その筋の人にはすっかりおなじみのメーカーだ。同社によると,世界のトップ「Counter-Strike」チームの70%がSteelSeries製品を使用しているとのことで,そういわれると「だったらオレも」という気分になる私は単純すぎる。
SteelSeries
今回発表された新製品一覧
 ゲーマー向けのヘッドセットやキーボードなどが同社のラインナップだったが,発表会の目玉はやはり同社初となるマウス。ドイツで開催されたゲームショウ「Games Convention 2007」(GC 2007)で突然発表された(関連記事)“Ikari”という2種類のマウス製品であろう。プロゲーマーをアスリートにたとえ,自社製品を“スポーツ用品”と呼ぶSteelSeriesの詳細はどんなものだろうか?


無意味なスペック競争に対する“怒り”は

2007年末の大本命!?


SteelSeriesでR&D(研究開発)の責任者を務めるTino Soelberg氏。同社創設以来のメンバーであり,すべてのプロダクトにリーダーとして関わってきたキーマンだ
 このイベントのために来日したSteelSeriesのTino Soelberg氏によると,Ikariというネーミングは日本語の「怒り」に由来する(船のイカリではないので注意)。では,いったい何に怒っているのかというと,ゲーマー向けを謳うマウス製品の無意味なスペック競争,とくにセンサーが持つ解像度の優劣を競い,装飾のためのLEDがチカチカするといった方向性に対してである。チカチカすると嬉しい私としては微妙だが,そのあたりのことは,9月28日の記事でお知らせした同社のメッセージ「誇大広告を信じるな!」からも感じられるはずだ。

 Ikariの開発に当たっては,15か月にもおよぶ人間工学的研究,プレイスタイルの調査などが行われたという。加えてワールドクラスのゲームチームや,5000名以上のプレイヤーからのフィードバックを得,ゲーム中にプレイヤーがマウスをどう使うかをビデオ撮影したり,フォーカスグループから聞き取り調査をしたりと,なんだかすごい開発が行われている。

Ikariシリーズの概要を示したスライド
SteelSeries SteelSeries

 私は知らなかったが自慢げに書いちゃうけど,ゲーマーのマウスの握り方には「Swipe」「Claw」「Palm」の3種類がある。Swipeとは手首を机に付けて左右に振るような感じで,Clawはいわゆる「つまみ持ち」,そしてPalmは手のひらを使ってガッチリ握るスタイルだ。文章で書いても分かりにくいと思うが,分かっていただけだろうか。「人差し指で押してマウスを使っています。ボタンは左手で」という人は,なぜオンライン対戦でいつも負けるのか,ここらでじっくり考え直したほうがいいだろう。

 Ikariのシャーシ形状,広いマウスソール(通常のゲーマー向けマウスの3倍以上とのこと),5ボタンの配置などはそうした研究の結果として設計されたものだ。
 共通の特徴としては,さらに「2種類のCPI設定をワンクリックで切り替え可能」「ドライバレスの実現」「軽量」などが挙げられる。

ユーティリティソフトについて言及するスライド。ドライバのコントロールパネルじゃないんですよ
SteelSeries
 CPIとは,マウスのスペックとして使われるDPI(Dot Per Inch=1インチあたりのドット数)は印刷からきた言葉なので適切ではなく,SteelSeriesとしてはCount Per Inch(1インチあたりのカウント数)がより正確だとして使われている単位で,具体的な内容としてはDPIとあまり変わらない。
 ドライバレスであることは,大会会場で割り当てられたPCを使うことが多いプロゲーマーが,いちいちドライバを使ってマウスの設定をできないところから採用された仕様で,設定はすべてマウス本体に記録されるのだ。付属CD-ROMに,マウスの設定を行うためのユーティリティソフトが付属(向こう2か月以内に,日本語化してダウンロード可能にする予定もあるようだ)するが,設定内容はあくまでマウス側に保存される仕様になっており,「決してドライバソフトではない」ことが再三強調されていた。さらに軽量であることは,ほぼ100%のゲーマーの希望であり,例えば重量調節機構などは,その機構そのものが重量増加につながるためナンセンスだとしている。
 虚飾を廃し,プレイヤーが必要とするものを確実に用意するという質実剛健な雰囲気だ。


「ゲーマーが本当に必要なものだけを用意した」

質実剛健なIkari Optical


SteelSeries
Ikari Opticalの底面。大きなソールが目を引く
SteelSeries
真上から見ると,ひねったような外観になっている
 何度もお伝えしているような気がしてならないが,Ikariには搭載センサーの違いで,OpticalとLaserの2種類が用意されている。これは,GC 2007でも説明されたことだが,ゲームによってマウスに望まれる能力が異なるからだ。例えばFPSなら,正確なヘッドショットを決めるためには素早く動く(動きに追随する)ことよりも,位置決めが正確であることが必要となる。だがそれがRTSになると,正確さよりは移動させたいユニット群を素早くドラッグする能力のほうが重要だ,といったようなことなのだ。
 下に示した製品仕様を見ていただければ分かるが,Optical Mouseのスペックに驚くようなところはない。SteelSeriesの開発方針として,「ゲーマーのパフォーマンスを最大限に発揮するような,ウソのない,かつナンセンスものではない製品を作る」ことに力点が置かれているのだそうだ。ナンセンスでないというのはつまり,LEDチカチカや過度のDPI競争に陥って,本来的なマウスの性能を見失ったりしていないということだ。ちなみにセンサーは,最近の“マウス業界”では定番のAvago Technology製で,「非常にポピュラーなもの」(Soelberg氏)。

公開された仕様一覧。リフトオフディスタンスが3.5mmであることなど,かなり細かな情報が開示されている。ちなみに持ち込んだ重量計で計測したところ,重量はケーブル込みで150gだった
SteelSeries

 なお,機能らしい機能は「400/800/1600CPIのうち,任意の二つを選択して,スクロールホイールの近くに用意されたCPI変更ボタンから切り替える」というものだけ。“任意の二つ”は先ほど説明したユーティリティソフトから選択することになる。


「世界初のセンシングテクノロジを搭載」して

レーザーセンサー搭載マウスを再定義するIkari Laser


SteelSeries XY2センサーの概要を示したスライド。なんちゅうか本中華,さっぱり分かりません
SteelSeries
 Laser Mouseは,半導体メーカーのCypress Semiconductor(サイプレス)と共同開発したという最新レーザーセンサーを搭載する,意欲的な製品だ。最大の特徴は「SteelSeries XY2センサー」と名付けられたセンサーそのものにあり,従来のレーザーマウスが採用している「面積相関法」とは根本的に異なったトラッキング技術を採用することで,秒間4万サンプルという高い処理能力を実現しているのだが,具体的にどういうことなのかと聞かれるとムニャムニャとしか答えられないので,これはいずれ製品発売前後に掲載を予定しているレビュー記事などに稿をゆずりたい。えへへ。

ExactSensの概要を示したスライド。こちらはなんとなく分かるような
SteelSeries
 さて,このSteelSeries XY2センサーは,Ikari Laserで実現される二つの大きな特徴,「ExactSens」「FreeMove」を実現する根幹のテクノロジーでもある。
 ExactSensとは,すごく簡単に説明すると,1〜3200CPIの範囲を1CPI刻みで変更できる機能。Ikari Laserではハードウェアレベルでこの設定が可能になっている。スクロールホイールの近くに用意されたCPI変更ボタンを長押しすると,本体底面のCPI表示用液晶パネルにCPI設定が表示されるので,これをスクロールホイールで好きな値に変更すれば,それが登録されるという仕掛けだ。Ikari Opticalと同様,ハイセンシとローセンシの2パターンを登録しておける。

ExactSens用の液晶ディスプレイは本体底面に用意されている。ここで設定した内容は,CPI変更ボタンで一発切り替え可能だ。いまハイセンシとローセンシのどちらなのかは,左メインボタン下部のLEDで確認できる
SteelSeries SteelSeries

FreeMoveの概要を示したスライド
SteelSeries
 もう一つのFreeMoveは,「マウスの直線補正を調整する機能」だ。まっすぐマウスを動かしているつもりでも,人間にはそれぞれクセがあり,けっこう右に左にグニャグニャしているもの(らしい)。多くのマウスはそれを自動的に補完しているわけだが,XY2の高いセンシング能力によって,その補正具合をプレイヤーの好みで設定できるようになった。これはまあ,今までのマウスにはなかったもので,調整によってかなりマウスの動きの感じ方が異なってくるのだけれども,「重要なのは,選べるようになったこと」(Soelberg氏)だそうだ。
 そのほか,CPI変更ボタン以外の4ボタンそれぞれにマクロを設定できたり,マウスに記録するプロファイルを取り出してほかの人にあげたり(プロゲーマーのプロファイルが公式サイトからダウンロードできる予定)と,いろいろと便利な機能が用意されている。

Ikari Laserの主な仕様。リフトオフディスタンスは1.8mmとなる。こちらの重量は,ケーブル込みの実測値で152gだった
SteelSeries

SteelSeries 7G


キーにはCherry製の“黒軸”スイッチを採用。大きなリストレスト「リストサポートパッド」が標準添付となる
SteelSeries
 ほかの3製品についても,概要をお伝えしておこう。
 ゲーマー向けキーボード,SteelSeries 7Gのどのへんがゲーマー向けなのかというと,Ikariシリーズと同様,ゲーム用のファンクションキーなど余計なものをすべて排除し,直線的でソフトなキータッチにより複雑なキーコントロールを実現しているところだ。
 フレームはスチール製で,「ああ,やられちゃう! 反撃だ!」とキーを乱打しても安定しており,キーの反応も高速という。さらに,PS/2接続時には全キーの同時押しがハードウェア的にサポートされており,FPSなどで「しゃがんで体を傾けてスコープを使って狙撃」などという,指がいくらあっても足りないような状況でも安心である(指のほうがつらないかどうかは不明)。

 面白いのは,英語105キー仕様のうち,[Windows]キーが置かれるべきところに,SteelSeriesロゴ入りの[SteelSeries Media]キーを持つこと。スタンダードなキーボードレイアウトを維持しながら新機能を搭載したことにより,“合法的に”悪名高い[Windows]キーが排除されたのは歓迎されそうだ。ちなみに[SteelSeries Media]キーは,[F1]〜[F6]キーとの組み合わせで,基本的なサウンド制御を行えるようになる。

本体にはかなりの傾斜があり,そのためか底面にスタンドはない。左の写真でケーブルがいろいろあるのに気づいた人もいると思うが,PS/2キーボードとして利用しつつ,本体に搭載されたUSB 1.1ハブ+サウンド入出力用ミニジャックを利用できるようになっている。USBキーボードとして使うことも可能だ
SteelSeries SteelSeries

 ところでSteelSeriesでは,このキーボードによってプレイヤーのAPMを上げられるとしているが,APMとはActions Per Minuteの略で,1分当たりどれだけのアクションがこなせるかというもの。980円のキーボードを愛用する私もこれで原稿を書けば,普段の約30倍ぐらいの速度で書き上がり,偉い人に怒られずにすむような気がするが,たぶん気のせいだろう。価格は2万2800円(税込)と,高めになるようだ。


Siberia Neckband


SteelSeries Siberia Neckband。ご覧のとおり,接続インタフェースは標準的なミニジャックだ。ヘッドフォン部の周波数帯域は18Hz〜28kHz,インピーダンス40Ω,感度104dB。ケーブル長は2.7mとなる。マイクは80Hz〜15kHz対応の指向性タイプ。インピーダンス2Ωだ
SteelSeries
 2004年に発売された「Siberia Headset」がゲーマーの間で大人気になり,それを受けて開発されたのがこのSiberia Neckbandだ。その名のとおり,バンドは首の後ろ側を通る。プレイ中に帽子をかぶっていたい人や,ヘッドバンドタイプだと髪型が崩れるのがイヤな人など,見栄えに気を遣うゲーマーのために開発されたそうで,ゲームの音質に関する最終的な調整が,世界を代表するCounter-Strikeのトッププレイヤーにして,生ける神話と呼ばれるSK.SpawN氏の手(というか耳)によって行われつつも,ターゲットとなるのはプロゲーマーというより,むしろカジュアルゲーマーなのだとか。ゲームのBGMや音楽鑑賞に堪えられる作りになっているとされたり,Xbox 360と簡単に接続できるキューブ型アタッチメントが同梱されていたりと,うーん,確かにカジュアルな感じ。
 マイクはSteelSeriesお得意の収納式。耳をすっぽり覆ってしまうデザインが特徴的で防寒にも役立ちそう。だからSiberiaシリーズなのだろう(推定)。
 価格は1万3800円(税込)。こちらも発売日は未定ながら12月中にはリリースされるはずだ。

SteelSeries SteelSeries

SteelSeries SP


SteelSeries
 プロならマウスパッドにも気を配りたいが,プロじゃない人もぜひ気を遣いたい,などとマウスパッド代わりに雑誌を使っている私に言われたくはないだろうが,SteelSeries SPは耐久性の高い硬質プラスチックを使ったゲーマー用マウスパッド。他社のプラスチック製マウスパッド同様,表面に細かい凹凸がモールドされているが,そのデコボコぶりがやや大きめなので,対戦に熱くなって,つい力まかせにマウスを押しつけてしまっても山がつぶれず,常に滑らかな使用感が維持されるという。
 サイズは320mm×270mmと,同社のマウスパッドシリーズの中では中型。裏面はゴム製で安定性も高いのだ。価格6980円(税込)で,12月中の発売が予定されている。

表面は一目で分かるほど粗め,なのに滑らかという,不思議な感じ。裏面は全面滑り止めラバーコートとなっている
SteelSeries SteelSeries

 発表会のまとめとして,Tino Soelberg氏はとくに新しいマウス製品に触れ,「長い時間をかけて開発したIkariシリーズはSteelSeriesの大きなステップであり,とても誇りに思っている」と語った。「我々のフィールドは常にゲーマーであり,これらの新製品がより多くのゲーマーに我々の存在を知ってもらう機会になれば嬉しい」とのこと。
 ちょっと前まではあまり選択肢のないゲーマー向けマウスだったが,昨日(12月6日)の記事でお伝えした「Microsoft SideWinder Mouse」はもちろん,先行する「G9 Laser Mouse」「Razer Lachesis」に続いて,ついにIkariシリーズが登場することで,いよいよ年末商戦が面白くなってきた感じがする。SteelSeries 7Gキーボードや,Siberia Neckbandなど,個性を持った数々のプロダクトが,日本のゲーマーにどのように受けとめられるかも興味深い。
 まあ,聞いているうちに買う気マンマンになってきた影響を受けやすい私ではあるが,その結果,「持ってるモノだけはプロゲーマー」などと言われないよう,研鑽に励みたい所存である。
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