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印刷2010/01/30 15:42

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海外ゲーム新作ガイド 2010

「PCゲーム新作ガイド」改め海外ゲーム新作ガイド 2010
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Text by 奥谷海人

 アメリカのリサーチ会社,NPD Groupによれば,2009年の北米のPCゲームを除くゲーム市場は,リテール販売のみでは196億6000万ドル(約1兆7600億円)で,2008年の214億ドル(約1兆9200億円)と比べて9%ほど減少した。このうち携帯ゲーム機のセールスが前年比で6%ほど向上しているものの,コンシューマ機のゲームの市場規模は(据え置き型のハードウェアが値下げ合戦を繰り広げたにも関わらず),減少傾向にある。

 

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2009年に最もヒットしたのは,まぎれもな「Call of Duty: Modern Warfare 2」だ。現在まで,PlayStation 3版とXbox 360版の世界累計販売本数は1500万本を超えており,日本でも30万本近いヒットになっている。Activision Blizzardの新作発表とリリースのサイクルは割と短いので,この勢いに乗って春にシリーズ最新作が発表され,秋から冬にかけてリリースされるというパターンが予想される

 また,2009年のPCゲームのパッケージ販売は,5億3800万ドル(約483億円)であると発表されている。数にすれば大きいような気もするが,前年比では23%もダウンしており,小売店におけるPCゲームの売り上げ比率はわずか3%。PCゲーム販売の主体は,確実にダウンロード配信に移行しているといえるだろう。
 デジタル配信システムの「Steam」や「Impulse」「Gamer's Gate」,そして「Direct2Drive」などがゲームタイトルの販売本数を公開していないこともあり,PCゲーム市場の輪郭は現在,非常に分かりにくいものになっている。

 

 さて,恒例の特集記事「海外ゲーム新作ガイド 2010」では,今年からコンシューマ機専用のタイトルも含めることにした。昨年までは「PCゲーム新作ガイド」というタイトルだったのだが,PCの専売特許だったFPSをはじめ,多くの海外タイトルがマルチプラットフォームに対応しており「PC」で括る意味が失われたことが大きいが,一昨年から4Gamerがコンシューマタイトルを扱うようになったことも理由の一つだ。
 現実問題として,2009年に「The Sims 3」がリリースされたことで,PCオンリーのタイトルが多いシミュレーションジャンルも一息つき,欧米のMMORPGにも大きな動きはない。
 というわけで,今回はPCゲーム/マルチプラットフォームタイトルを五つのジャンルにまとめ,最後にもう一つ,欧米で開発されているコンシューマ機専用タイトルを紹介することにしたい。2010年以降の欧米ゲーム業界の動き次第では,このコンシューマ機ジャンルが量を増していく可能性は十分にある。

 

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大ヒット中のCall of Duty: Modern Warfare 2を押さえ,2009年3月のリリースから,わずか3か月で370万本を超えるヒット。2009年のPCゲームの売り上げで堂々1位となったのが「The Sims 3」。11月には,拡張パック第1弾となる「The Sims 3: World Adventures」が登場。2010年代も,パッケージ販売では同シリーズの天下が続きそうだ

 さて,2010年の「海外産ゲーム」を見ると,悪い一年にはならなそうだ。この記事がアップされている頃には発売されている「Mass Effect 2」をはじめ,「BioShock 2」や「Aliens vs. Predator」など,期待の新作がここ2〜3か月のうちに次々と発売される予定である。PCオンリーではRTSに大作が多く,「Napoleon: Total War」「Starcraft II: Wings of Liberty」「Command & Conquer 4: Tiberian Twilight」などがリリースされる。
 MMORPGとしては「Star Wars: The Old Republic」の開発が遅れているため,「Star Trek Online」や「World of Warcraft: Cataclysm」などがスポットライトを浴びそうだ。

 紹介する2010年の新作は,「去年64本も紹介したのに,その多くが発売延期になった」という苦い経験から,注目タイトルを27本を厳選し,そこに最近欧米ゲーム業界で注目されているインディーズゲームを6本,そしてコンシューマ機専用として開発されているタイトルから7本を加え,合計40本とした。
 厳選したので数は多くないが,どれも見過ごすにはもったいない,あちこちから名作/良作の匂い漂うゲームばかり。たった1年ではすべて遊び切るのが難しそうなほどなので,読者の皆さんもワクワクしながら記事を楽しんでいただけたらと思う。

 

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