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コーエーテクモホールディングスが「アトリエ」シリーズの開発元ガストを子会社化
1993年10月に設立されたガストは,“長野県初のゲームソフトハウス”として,PC向けに処女作「アレス王の物語」を発表。その後,PlayStation系ゲームハード向けのソフトウェア開発メーカーとして,可愛いビジュアルと,中毒性の高い“アイテム合成・調合”システムを併せ持つ,「アトリエ」シリーズなどを手がけて,ヒットメーカーとして不動の地位を獲得していた。
コーエーテクモホールディングスは今回の株式取得の理由について,以下のようにコメントしている。ガストの持つ人気IPの取り込みと,流通の一本化による業務効率の向上によって,相乗効果を得るというのが,その大きな目的のようだ。
当社グループは「創造と貢献」という経営理念のもと、独創的なエンターテインメントの創造を通じて、世界中の人々の心を豊かにする「世界No.1のエンターテインメント・コンテンツを創発する企業グループ」を目指しております。当社の主力事業であるゲームソフト事業、オンライン・モバイル事業を取り巻く環境は大きく変化しており、新しいプラットフォームの登場やソーシャルゲームの急成長が事業機会を拡大する一方で、企業間の競争は一層激化しております。このような状況下では、安定した収益を創出する有力なIP(知的財産権)を多数保有し、それを様々な領域へと多面展開することで価値を相乗的に高めていくことが競争力の源泉になると考えております。
株式会社ガストは、「常に新しい技術と感性を駆使してデジタルアミューズメントソフトウェアを制作し全世界の人々に楽しい夢と生活の充実を提供する。」という理念を掲げ、独創性の高い「アトリエ」シリーズなど多くのファンを持つ人気IP を生み出し、大きな成果を残しております。また、当社グループの株式会社コーエーテクモネットが株式会社ガストの商品の流通を長年取り扱ってきた実績があります。このたび、株式会社ガストを子会社化することにより、新たなIP を獲得するとともに、これを多くの分野において活用することを通じてIP の価値を高め、事業基盤を強化するとともにさらなる発展を目指すものであります。
株式会社ガストの株式取得(子会社化)に関するお知らせ(PDF)
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