ポーランド最大規模のゲーム開発者会議「Digital Dragons Conference 2024」，5月19日〜21日に開催。登壇者が発表されチケットの事前販売スタート

　ゲーム開発者向けのカンファレンス「Digital Dragons Conference 2024」が2024年5月19日〜21日，ポーランドのクラクフ（Krakow）にある多目的施設ICE Congress Centreおよび周辺のホテルで開催される。参加チケットの事前販売がスタートすると共に，登壇者の氏名やセッション内容が発表された。

「Digital Dragons Conference 2024」公式サイト

　「サイバーパンク2077」のCD Projektをはじめ，「This War of Mine」の11bit Studios，「Layers of Fear」シリーズのBloober Team，「Dying Light」シリーズのTechlandなど，ポーランドは今や，ゲーム開発の一大クラスタとして知られている。パブリッシャやデベロッパ，メジャーからインディーまで，500を超えるといわれる多数のゲーム関連企業が国内に存在し，北米のゲームメーカーがサテライトスタジオを置くなど，現在も成長を続けている。

　今年で12回めを迎える「Digital Dragons Conference 2024」は，そんなポーランドで行われる国内最大規模のカンファレンスだ。ゲームデザインやプロダクション，アートといった実践的なセッションが多数，実施されるほか，参加者の投票で選出される「Digital Dragons Awards」の発表や，ステージイベント，エキスポゾーンでのゲーム試遊などが予定されている。


　セッションの登壇者としては，「Marvel's Spider-Man」シリーズなどの開発に携わった経験を持つJason Hickey氏と，EA DICEのNika J. Bender氏，Kevin Moore氏，作曲家のBorislav Slavov氏，Guerrilla GamesのArno Schmitz氏，UbisoftのAhmed Salama氏の名前が挙がっている。
　Hickey氏はゲームの新要素を生み出すプロセスについて，またBender氏とMoore氏は，「Battlefield 2042」を例に，GAAS（Games as a Servise。サービスとしてのゲーム）について，また，「バルダーズ・ゲート3」のサウンドを手がけた経験を持つSlavov氏は，物語の展開やシーンに応じて音楽が動的に変化する「アダプティブ・ミュージック」についての講演を行う予定とのこと。


　イベントを主催するクラクフ・テクノロジー・パーク（Krakow Technology Park）によれば，上記の開発者だけでなく，引き続き登壇者を募集中であり，新たなセッションは，決まり次第報告するとのこと。また，参加チケットは3月31日までの期間限定で，早期割引価格で販売されている。料金やチケットの種類などの詳細については，公式サイトをチェックしてほしい。