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「吉本興業eスポーツセミナー」をレポート。選手の育成やイベントの企画運営など,吉本興業がeスポーツ事業に取り組む“本気度”が明らかに
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印刷2020/01/21 11:00

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「吉本興業eスポーツセミナー」をレポート。選手の育成やイベントの企画運営など,吉本興業がeスポーツ事業に取り組む“本気度”が明らかに

 吉本興業は2019年12月12日,自社が展開するeスポーツ事業に関するセミナーを開催した。会場となった同社東京本部には各方面からの招待者が集まり,登壇者のトークに耳を傾けていた。本稿ではセミナーで語られた,吉本興業の現在のeスポーツに対する取り組みの内容を中心にレポートしていこう。

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 セミナーに登壇したのは,同社のeスポーツ事業を担当するよしもとスポーツの星 久幸氏山本英二郎氏,寝具メーカー西川のeスポーツプロジェクト担当である須藤健二朗氏,プレイブレーンのプロデューサー高相恵介氏,Twitch Japanの中村鮎葉氏だ。

よしもとスポーツの山本英二郎氏(左)と星 久幸氏(右)
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左から西川の須藤健二朗氏,プレイブレーンの高相恵介氏,Twitch Japanの中村鮎葉氏
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 セミナーでは来場者に向け,現在のeスポーツが国内でも大きな市場となっていることを説明したのち,吉本興業がこのeスポーツ市場に対して現在どのような取り組みを行っているのかを,山本氏と星氏が解説した。

 国内大手の芸能事務所として知られる吉本興業は,タレントや芸人のマネージメント業のほかに,番組制作やイベントの企画運営,書籍の出版,学校やスポーツ事業など,さまざまなエンターテインメントビジネスを手がけている。
 その中でタレントの得意分野を伸ばすため,ゲーム好きのタレントや芸人が活躍できる場であるeスポーツを提案。同社のスポーツ事業の一環で,市場開拓のために2018年3月より正式参入を発表した。

 大手芸能事務所としてのノウハウを生かし,単なる所属タレントや選手のマネージメントのみならず,eスポーツに関わる全ての事業領域をカバーするために,プロチーム「よしもとゲーミング」の設立や,イベント運営,Web制作,実況配信などを行っている。

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 その中心人物の1人である山本氏は,ゲームのコミュニティイベントを20年以上運営し,2013年にeスポーツビジネスの企業を立ち上げ,プロゲーマーのマネージメントやeスポーツイベントの制作を手がけていた。そのときにeスポーツ関連の問い合わせをしてきたのが吉本興業だったという。

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 多数の会社から問い合わせがあった中,吉本のみが具体的な数字や事業内容のプランについて提示をしていた。山本氏は,eスポーツに対する具体性と決断力の高さに惹かれ,吉本に合流して一緒にeスポーツ事業を推進することになったそうだ。
 そんな山本氏が吉本に合流後,提案した具体案が「プロゲーミングチームの設立」「eスポーツイベントの開催」「キャスターのマネージメント」の3つ。

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 吉本興業が抱えるタレントの中には,eスポーツ事業が始まる前からプロゲーマーとして活躍していた人もいて,その1人としてお笑いコンビ「裏切りマンキーコング」西沢祐太朗さんを挙げている。
 西沢さんは「スプラトゥーン2」の大会で4度の優勝をおさめているプロゲーマーであり,その他にもまちゃぼー選手(「ストリートファイターV」プレイヤー)やうでぃ選手(「ウイニングイレブン」プレイヤー)など,高いスキルを持った人材を集め,プロゲーミングチーム「よしもとゲーミング」を設立した。

裏切りマンキーコングの西沢さん。選手としてはもちろん,実況MCとしても活躍
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プロゲーマーのまちゃぼー選手とうでぃ選手。ともによしもとゲーミングに所属
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よしもとゲーミングの公式ユニフォーム
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プロゲーミングチーム「DeToNator」の「Dota2」部門とも提携し,世界へと挑んだ(現在は提携終了)
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 そしてチーム運営と同時に,競合他社との差別化をはかるために,選手とともにeスポーツに欠かせない存在である,ゲームキャスターや解説者のマネージメントと育成を進めている。

選手や実況者が活躍できる場として,eスポーツ番組「YUBIWAZA」も制作
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 イベント運営に関しては,8月末に行われた愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」のオープニングイベントとして,eスポーツイベント「AICHI IMPACT! 2019」を実施。初日の式典に続き,2日目に国内タイトル,3日目には海外タイトルを扱い,3日間でのべ3万5000人を集客。この成功で山本氏は,地方におけるeスポーツイベントの手応えを掴んだと述べていた。

「AICHI IMPACT! 2019」の様子。主催者からの3万人集客してほしいという要望に応える結果となった
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 こうした単発のイベントのみならず,メーカーと組んで定期的なイベントも運営。「パズル&ドラゴンズ」や「PUBG MOBILE」といったタイトルの大会運営の実績も重ねている。

運営にあたりガンホー・オンライン・エンターテイメント,PUBG Corporationとも提携
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 その中でもとくに重要な事業として挙げたのが,「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)の国内リーグ「League of Legends Japan League」(以下,LJL)の運営だ。
 世界に13リーグが存在するLoLにおいて,2016年より日本で開催されているリーグがこのLJLであり,吉本は今年2019年より運営に参加。ライアットゲームズとプレイブレーンとの3社共同による運営体制を実現し,前年まで6チームだったリーグに2チームが加わって,全8チームが春と夏の2シーズンを戦った。
 吉本はリーグの舞台として渋谷のヨシモト∞ホールを提供し,ファンがいつでも選手達の活躍を見られる場を用意している。
 シーズンの優勝チームには賞金1000万円,さらに試合ごとにポジション別のMVP賞と最優秀選手を選出して賞金を授与するなど,選手達の活躍に還元する体制を構築した。

ファンと選手の距離を近づけるために,大会以外にファンミーティングなども開催
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今年のLJLを戦った8チーム。優勝したのはDetonatioN FocusMe
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 よしもとゲーミングをスポンサーとして支える寝具メーカー西川の須藤氏は,同社のeスポーツ参入について語った。3〜4年前よりeスポーツに興味を持ち,寝具をアピールする魅力的な市場であることに気付いたという。
 また,西川は「眠りの文化」を掲げているが,ゲームを遊ぶ若者があまり睡眠に興味を持っていないことを危惧し,eスポーツ界にもそうした文化を作りたいという目標のもと,参入を決めたという。

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 スポーツで結果を出すには睡眠が非常に大事で,スポーツ選手には心地よく眠るために,遠征先に寝具を持ち運ぶという文化がすでに完成しているそうだ。それをeスポーツ界に持ち込み,若い世代に新しい眠りのカルチャーを作るというのである。
 西川には,それまでもスポンサードなどの話はあったのものの,事業経験がなかったために参入に躊躇していたという。よしもとスポーツとは現実のスポーツで縁があり,経験のなかったeスポーツ業界を勉強する意味も含め,提携することが決まったそうだ。
 この提携にあたり,よしもとゲーミングの選手との座談会を行い,そこでのアドバイスを元にeスポーツ/ゲーム愛好家向けの寝具の制作を予定している。

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 寝具メーカーの西川と吉本興業は,2019年7月10日に東京都内の日本睡眠科学研究所において,「西川 Presents YOSHIMOTO Gaming 座談会」を開催した。西川がeスポーツへ参入するにあたり,よしもとゲーミングの所属選手が意見を出すという催しで,プロ選手の目線から忌憚ない意見が飛び出した。

[2019/07/17 10:00]

 セミナーの最後に星氏は,同社のeスポーツ事業はビジネスとして未完成であることを告白。現在はeスポーツによってお金が回るシステムを構築するための投資をしている期間であると語る。
 また,タレントを発掘育成するようにeスポーツ選手を育て,彼らが活躍できる場を作り,ビジネスとして完成させることで,それを選手や業界に還元するシステムを構築することに使命感を持っているという。その夢の一つとして「ナショナルアイコンとなるようなスター選手を育てたい」と語り,セミナーを締めくくった。

「よしもとゲーミング」公式サイト

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