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[プレイレポ]「アストラエ・オラティオ」の戦闘は,ターン制なのに手が忙しい。1対1でバチバチに殴りあう決闘裁判を,TGS 2026出展版で体験してきた
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印刷2026/09/17 09:00

プレイレポート

[プレイレポ]「アストラエ・オラティオ」の戦闘は,ターン制なのに手が忙しい。1対1でバチバチに殴りあう決闘裁判を,TGS 2026出展版で体験してきた

 新作ゲームアストラエ・オラティオの世界初試遊が,2026年9月17日から21日まで千葉県の幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」で行われる。

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 NCは本日(2026年9月7日),Dynamis Oneが手掛ける新作「アストラエ・オラティオ」について,「東京ゲームショウ2026」の特設ページ開設を発表し,併せて出展内容を公開した。会場では本作を試遊可能なほか,「シナリオ上映会:プロローグ」も予定されている。

[2026/09/07 14:43]

 「魔法」と「行政」に加え「新伝奇」が同居する東京を舞台にしたRPGで,魔法使いたちの紛争を,公務員の「主任」ことプレイヤーが仲裁していく。
 世界観の設定から注目を集めており,ビジュアルはレトロな質感でどこか懐かしさがある。キャラクターは所属ごとに様子がかなり違う。

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 「ブルーアーカイブ」の開発に携わったクリエイターらが立ち上げた新スタジオ,Dynamis Oneの新作「アストラエ・オラティオ」がコミックマーケット108の企業ブースに初出展していた。本稿では,これに合わせて来日したアートディレクター,Kim In氏へのインタビューをお届けする。

[2026/09/16 13:00]

 アストラエ・オラティオは,「ブルーアーカイブ」の開発に携わったクリエイターが2024年4月に韓国で設立したスタジオ・Dynamis Oneが開発し,「リネージュ」「AION」などを手掛けるNCがパブリッシングを行う。

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 基本的な情報はここまで。「で,どういうゲームなの?」という部分の情報は,CBTの募集トレイラーでチラ見せがあった程度だった。


 本日開幕したTGS 2026での世界初試遊に加え,近日中には第1回クローズドβテストの開催も予定されている。TGS版とCBT版はまた別の内容となるそうだが,今まで「雰囲気よさげ」で止まっていたタイトルの手触りがどんどん表に出てくるフェーズに入った。

 今回,メディア向けにTGS 2026出展版のビルドを先行体験する機会を得た。プレイしたのはスマホ(Android)版だ。実機で触ってもビジュアルの雰囲気はかなり良く,作品全体で世界観を体験できた。戦闘もターン制をベースにしつつ,1対1の「決闘裁判」で自分で操作して戦っている感覚を味わえた。

 細かい部分は調整中とのことで,スキル情報なども確認できない状況だったが,最初の段階からコアな部分のポテンシャルの高さで「いいじゃん」ってなったのが率直な感想だ。

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 TGS 2026で体験できるのは,シナリオと戦闘のどちらか。今回はメディア向けにフルで体験できた形だ。

 プレイを開始すると,東京の夜空が映し出され,結界を破って何者かが侵入したという通信が入る。無理やり突破してきたのだろう,ヘリが炎を上げてビルの屋上に落ちる。
 中からいかにも妖刀な感じのまがまがしい赤い刀が飛び出し,着物にヘッドフォンというはんなり系の美女が現れる。

「アストラエ・オラティオ」 CBT参加者募集PV(YouTube)より
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 「あれは京都幕府の魔法使い,見廻組です!」

「アストラエ・オラティオ」公式X(@Asora_JP)より
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 そう言って対峙するのは,主人公と行動をともにする「港区少女たちのまほ活」の3人。

「アストラエ・オラティオ」公式X(@Asora_JP)より
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田中えりん / 藤晴璃々愛 / アンナ・M・バッテンベルク
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 そのままの流れで,決闘裁判――トライアル――が始まる。体験できた物語の範囲は狭いが,明るい3人のやり取りがあり,ギャグっぽい要素もありつつ,少しシリアスなワードが見え隠れする形だった。

ストーリーの演出でこれが入る。戦闘やカットシーンは3Dだが,ストーリー部分はオーソドックスなADV形式で,立ち絵によるものや一枚絵を使った演出など,短い範囲に魅力が詰め込まれていた
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 ちなみに上記の画像で璃々愛が抱きかかえている猫が,本作のプレイヤーである「主任」だ。魔法は使えない一般人のようだが,所属は裏令指定特例区域管理庁。
 CBT参加者募集トレイラーにあった「働け、主任。」というパワーワードは,プレイヤーに向けたものという感じだ。

「アストラエ・オラティオ」公式X(@Asora_JP)より
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「アストラエ・オラティオ」 CBT参加者募集PV(YouTube)より
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ターン制×リアルタイム要素の1対1の決闘バトル


 さて,ここからは本作の戦闘,トライアルを紹介しよう。

戦闘を開始すると,「TRIAL COMMENCED」(意:裁判開始)とシステムボイスが流れる。ただの戦闘じゃなく,決闘だぞって感じでアガる
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 試遊で体験したのは,「璃々愛ちゃん&アンナちゃんの放課後まほトレ!」と題した戦闘チュートリアルだ。港区少女の3人以外の魔法使いたちも登場し,所属ごとに3人で編成されている。

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編成画面はこんな感じ。キャラクター枠が4枠あるけど,所属ごとに発表されているキャラクターは3人ずつ。何か裏があるのか,仮の段階だからなのか。NCの人はニコニコしながら「あくまで試遊版なので」と,詳しくは教えてくれなかった
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 まず画面の見方から。パーティは複数人で構成されているが,そこからフィールドに出るのは1人だけ。
 敵側も1人なので,画面上は常に1対1の構図になっている。

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 画面上部には敵の名前とHPバー。その下には白いブレイクゲージ。画面下には,左側に自分のパーティメンバー,右側に星の形で表示される「AP」(アクションポイント)とプレイヤーが操作するアクションボタンがある。

 ベースとなっているのはターン制RPGで,ものすごくざっくり言うと,プレイヤーと敵が交互に技を繰り出す形。
 だが,本作で面白いのは,敵の次の行動まで,APが許す限り動き放題という点だ。

 相手が次の行動をするまでに,いかに攻撃を叩き込むか,強力な攻撃の前に味方を交代させたり,バフをかけたりして準備できるか,というリアルタイム要素がある。

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 そして,敵が次に何をしようとしているかは,アイコンで示される。アイコンは左側にスタックされており,一番右にあるものが次の行動だ。毎ターン,アイコンが右に向かって動き出し,動き切ると相手の行動が始まる。
 APは毎ターン回復するので,アイコンが右に動き切る前に,APを消費しきるイメージだ。

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 とはいえ,好き勝手に攻撃を押し付けられるわけではない。毎ターン,敵の行動に応じた「判定」があるからだ。

 プレイヤーが行動を選ぶアクションフェーズのあとには,その行動の成否が決まる判定フェーズが入る。
 この判定に勝てば,APが許す限り攻撃を続けられる。だが判定に負けると行動そのものが失敗し,代わりに敵の攻撃を受けたうえ,追加行動の機会も失われる。
 敵の行動によっては,こちらがカウンターを仕掛けたり,敵の攻撃を確定で受けたりということもある。

 敵が準備している行動には種類があり,それによってこちらの正解が変わる。

 ひとつめは「通常行動」。白や紫の剣アイコンだ。通常スキル,戦闘スキル,アルティメットスキルのいずれかを当てれば判定に勝てる,基本の形。予告を見て,先に叩き込む。

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 ふたつめが「先制攻撃」。黄色の盾アイコンだ。通常の攻撃では割り込めないので,こちらは「カウンタースキル」を選択して,相手の攻撃に備える。
 攻撃に備えると,タイミングゲージが表示され,これに合わせてタップすると,敵の攻撃を受け返し,そのままカウンター攻撃に移行できる。

 ゲージの動く速度は敵によって違う。NCの人いわく,敵キャラクターの攻撃モーションにもタイミングが合わせてあるそうで,慣れてくるとゲージではなく相手の動きでタイミングを取れるようになる。
 重量感のあるカウンターが発動するので,うまく決まると気持ちいい。

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 そしてみっつめが「阻止不能行動」。赤の剣アイコンだ。文字どおり,どのスキルを使っても判定に勝てない。止められないし,避けられない。

 敵が阻止不能行動を準備しているときは,食らう前提で身構えるしかないわけだ。HPに余裕のあるキャラクターに交代しておく,防御を固めておく。そのうえで次のターンに向けて仕込んでおく。
 攻撃の手を止めて「受ける準備をする」という選択肢が明確に用意されているのだ。

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 判定には属性のような相性もあるそうで,通常行動の判定に勝つために,事前にキャラを入れ替えるという戦略もある。敵によっては行動が直前になるまで分からない「?」アイコンもあるので,すべてが予定どおりにはならない仕組みだ。

 プレイヤーが使えるスキルは以下のとおり。

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・(左下)通常スキル:基本の手数となる攻撃
・(中央)戦闘スキル:主力となる攻撃。クールタイムがある
・(右下)カウンタースキル:敵の先制攻撃に合わせて使う
・(右上)アルティメットスキル:ポイントが満タンになると使用できる
※それぞれのアイコンの左上に星マークがあり,これが消費AP量を示している(基本すべて1AP消費)

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・タグスペシャルスキル:交代のタイミングで発生する特殊な攻撃

 戦闘スキルは,長押ししてチャージしたり,連続で発動するとコンボになったりとキャラクターごとに仕掛けが用意されている。相手の行動までに,スキルを効率よく叩き込めるかを短時間で判断することが要求される。
 ……というふうに書くと,タクティカルな部分が強そうだが,かなり直感的で,複雑というわけじゃない。アクションゲームで強攻撃をしようかな,パリィをしようかな,とかそういうたぐいの戦略要素だ。

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 戦闘スキルには,クールタイムがある。各種行動でクールタイムが短縮されるので,戦闘スキルが使えないときは,通常スキルをまわすような運用だ。キャラ交代も選択肢の1つ。

 魔法使いということもあって,遠距離から攻撃を仕掛けるキャラクターも多く,それぞれ間合いが決まっている。攻撃しようとすると,立ち位置を調整する演出が入るので,あんまり考えすぎるとAPを消費しきれず,コンボも打ち切れない。
 仕様の面でも,直感的に遊んでね,という意図を感じられる。

 自分のタイミングで攻撃を繰り出していくので,自分が戦っているぞ,と感じられる。短い時間のプレイだったが,手触りはかなり良い印象だった。

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 攻撃を重ねて,HPバー下のブレイクゲージを削り切れば敵をブレイク状態にできる。この間はガンガン攻撃を叩き込むチャンスだ。

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 そして,本作の戦闘の見せ場が「領地宣言」だ。キャラクターごとの特殊な条件を満たすと発動でき,派手なカットインが入る。発動条件や効果など,詳細は確認できなかったが,大ダメージを狙えるチャンスだ。

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 しかもこれ,敵も使ってくる。そもそも東京は,23の特別区を含む行政区ごとに魔法使いたちの「領地」が区分されているという設定だ。物語の面でもキーとなりそうである。

「アストラエ・オラティオ」公式X(@Asora_JP)より
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 キャラクターの幅も面白い。所属ごとに3人ずつという構成になっていて,港区少女たちのまほ活のような学生組もいれば,財閥令嬢が集まった清蘭同友会,都市伝説を追うアキナ怪談研究所,自警団である文京の薔薇,カフェの店員で構成された珈琲店イチゴ,女学園のはみ出し者が結成したユルコ・トリオなどが発表されている。

※以下,「アストラエ・オラティオ」公式X(@Asora_JP)より

港区少女たちのまほ活


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田中えりん / アンナ・M・バッテンベルク / 藤晴璃々愛
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清蘭同友会


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三声瑠奈 / 軽光真宵 / 不知火恋
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アキナ怪談研究所


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秋津明菜 / 鏡原はる / 朝倉真衣
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文京の薔薇


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財部千景 / 花盛百杏 / 灰原望乃
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珈琲店イチゴ


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夏目漱花 / 朔場雪 / レア・ヴュルツ
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ユルコ・トリオ(順次発表段階)



 当初は港区少女たちの印象から,かわいい系で固めているのかと思っていたが,すんごい系のお姉さんもいる。
 ちなみにメディア向けの体験会でNCの人がゲームを紹介してくれた際,スライドで使っていたのが文京の薔薇の花盛百杏だった。そういうことだと思う。

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 プレイアブルキャラクターのほかに,主任が所属する特区庁の面々も濃い。主任を特区庁に勝手に引き入れた平和岸灯愛,木でできているという以外に情報のないボディーガードの人形など,さまざまなキャラクターがアナウンスされている。公式サイトには所属ごとにまとめられているので,興味のある人はチェックしてみよう。

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「アストラエ・オラティオ」公式サイト キャラクター情報ページ(外部リンク
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 短い試遊ではあったが,「おっ,これいいじゃん」となった。ターン制の枠組みで,敵の一手を読む面白さと,入力で応える面白さを両方載せてくる。
 細かい部分はまだ調整中とのことだし,仕様も固まりきってはいないようだが,コアな部分で良さそうだな,とアストラエな星の輝きを感じられた。

 TGS 2026では,さらなる情報も発表される予定だ。

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    アストラエ・オラティオ

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