プレイレポート
「異世界ミニマムクラッシュ」プレイレポート。ゆゆうた氏,もこう氏,やしろあずき氏が関わるスマホ向け新作ゲーム
「異世界ミニマムクラッシュ」の配信が本日17:00にスタート。毎日ガチャチケットがもらえるイベントステージなどが開催
おたくのやどかりは,新作スマホアプリ「異世界ミニマムクラッシュ」を本日17:00にリリースする。本作は,ゲーム実況者のもこう氏がゲーム監修,Web漫画家のやしろあずき氏がイラスト制作を担当する“ゲンテイジャンケンRPG”だ。
「異世界ミニマムクラッシュ」ゆゆうたさん,見た目はともかく天才。出資者と開発者がそう表現するYouTuber発案の新作スマホゲーム
不動産サービス「おたくのやどかり」が,スマホ向け新作ゲームとして「異世界ミニマムクラッシュ」をリリースする。プロデューサーはYouTuberの鈴木ゆゆうた氏で,開発会社は中尾圭吾氏の率いるエスパーダ,そして出資者はおたやどの平田社長だという。
【重要】僕たちでゲームアプリ作ります https://t.co/2DABKzbGz2 @YouTubeより pic.twitter.com/fHF70rIIEe
— ゆゆうた(鈴木悠太) (@hukkatunoyuyuta) August 21, 2020
「異世界ミニマムクラッシュ」ダウンロードページ
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ゆゆうた氏,もこう氏,やしろあずき氏が異世界転生!?
インターネットを風刺した独特な世界観とキャラクター
ゲームのストーリーは,魔界の進行を食い止めるため,神の指示を受けた女神ヒラタによって,ゆゆうた氏,もこう氏,やしろあずき氏が紆余曲折あって異世界に召喚され,魔王を倒すよう命じられるという展開だ。異世界を救わないと現実世界も崩壊するため,仕方なく魔王である邪心王を倒す旅に出る。
キャラクターを切り替えながら戦うバトル
戦術が物を言う奥深いゲーム性
本作はクエスト(バトル)をクリアしながらストーリーを進めていく形になっており,バトルシステムはじゃんけんをベースにしたものとなっている。しかし,いわゆる「じゃんけんぽん!」の掛け声で同時に手を出すというわけではない。
バトルは3VS.3のチーム戦で,バトルが開始すると敵側は橙色,プレイヤー側は緑色のゲージが上昇する。ゲージがMAXになると自動的に攻撃を行う。攻撃を行うとゲージはなくなってしまうが,再び溜まっていき,MAXになるたびに攻撃を繰り返す。
プレイヤーが意識しなければならないのは,戦っている自分側のキャラクターと敵側のキャラクターの属性だ。敵側もプレイヤー側もそれぞれグー,チョキ,パーの属性を持つキャラクターが1体ずつ配置される(パーティ編成時の条件にもなっている)。そしてバトル中は3キャラクターを切り替えながら戦っていくのが基本。もちろん敵側もキャラクターを入れ替えてくるので,基本的には敵に勝つ属性を出しながら戦っていくことになる。
もちろん全キャラクターHPがゼロになると敗北なので注意したいが,じゃんけんという本作の特性上,1キャラクターでも行動不能になってしまうと巻き返しが実は難しい。
敵側の属性に勝てる属性が残っていればいいが,そうではない場合,負け,もしくはあいこしかないからだ。そうならないために属性で勝っていても,HPが減っていたら別のキャラクターに切り替えていくほうがいい。
非戦闘時となったキャラクターは,一定時間経過するごとにHPが回復するので,これも活用しない手はない。
キャラクターは固有のスキルを持っており,画面最下部のスキルゲージが上昇し,ゲージ上にある小さい各キャラクターのアイコンに到達するとスキルが使用可能になる。
スキルは大きいキャラクターアイコンの下にあるボタンをタッチすると使用でき,使用するとカットインと共に動画が流れ始める。動画再生中は,動画の下で左から右へアイコンが流れるが,それをタイミングよく画面右側の判定部分でタッチしてGOODが出ると,スキルの効果量が上昇していく仕組みになっている。
逆に,敵側には“魔界ルーレット”と呼ばれる敵側を支援するシステムが存在する。魔界ルーレットは一定時間が経過すると自動的に使用され,「攻撃UP」「HP回復」「被ダメージダウン」「速度UP」という4種類の中からいずれかが発動する。そのため,長時間の戦いになると敵側もどんどん強くなっていく。
クエストを進めていくとボスキャラクターが行く手を塞いでいることもある。ボスキャラクターは通常の敵とは違い1キャラクターで登場し,バトルでは攻撃時に属性をランダムで変えてくるので,通常のバトルよりもしっかりと属性を見て戦況を判断する必要がある。さらに,ボスはそれぞれ固有の特性や必殺技を持っており,一筋縄ではいかないことも。
やりこみにつながる育成要素も完備
バトルを有利に進めるには,やはりキャラクターの育成が必要不可欠だ。
本作に登場するキャラクターは,ゆゆうた氏,もこう氏,やしろあずき氏の動画やブログなどに登場するネタを元にしたものだけでなく,本人たちがデザインしたキャラも存在している。そんなキャラが入手できるガチャは,ガチャチケもしくは課金要素である神界羽を消費して使用できる。
なお,基本的に本作の課金要素は神界羽を利用したガチャや時短に活用できる要素などに絞られており,課金でしか入手できないアイテムなどは用意しないとのこと。
入手したキャラは,パーティに編成してクエストをクリアしていくことで経験値を獲得し,レベルアップしていく。クエストではキャラクターの経験値だけでなく,装備やゲーム内マネー(おたやドル)などが獲得できる。さらに,キャラ入手やレベルアップでプレイヤーランクが上がることもあるという。なお,クエストは初回クリアに限り報酬としてガチャチケが用意されていた。
装備は,キャラクターに装着させることでステータス強化の恩恵を受けられ,中には特定のキャラ限定で効果を発揮するものもある。
ちなみに,装備はR(レア)のものしか登場しないが,周回プレイなどで同装備を入手すると,その装備がSR(スーパーレア)へと昇格する。
キャラクターは覚醒することでもステータスの底上げを行える。覚醒するには専用アイテムが必要となっており,該当アイテムはクエストクリア時の宝箱から入手できるほか,ガチャですでに所持済みのキャラクターが出た際,レアリティに合わせた覚醒アイテムに変換されて入手できる。
ほかにも,本作にはハウスと呼ばれる施設が存在している。ハウスにキャラクターを入居させることで,一定時間ごとに入居しているキャラクターが経験値を獲得する。
手持ちのキャラが増えてきたら,ハウスを活用して育成していくと効率的だろう。
キャラクターの育成というわけではないが,キャラクターの強化につながる大きな要素が1つ存在する。それがカスタムボードだ。
カスタムボードは,ボードランクを上げていくことでポイントを獲得し,そのポイントを消費して常時効果が発動する能力を習得するという要素だ。ボードには方向性の違う4種類のタイプが存在し,各タイプの中でさらに5種類のカテゴリが存在する。各カテゴリは4段階まで強化でき,1つのタイプをすべて習得すると,コンプリートボーナスでさらなるボード習得への道が開ける。
いいことずくめだが,ボードランクを上げるのは実はかなり大変である。そのためコンプリートを目指しつつ,違うタイプを使いたいときや戦略に合わせてボードを変えていきたい場合は,ポイントを手元に戻すことができるボードリセットを活用したほうがよさそうだった。
覇王タイプは味方が全員生存していると発動したり,クエストの適正レベルと同等かそれ以上だと発動したりなど,発動条件が達成しやすく使いやすいものが多い。
英雄タイプは,HPが25%を切る,もしくは味方が残り1体になるときに発動するなど,ピンチになったときに役立つ。
達人タイプは,発動条件にテクニカルな要素が多く,必殺コンボのパーフェクト時や,スキル発動時に流れてくるアイコンの判定をシビアにすることでGOOD時の効果をアップするものなどがある。
最後の富豪タイプは,経験値やおたやドルの獲得量がアップしたり,ハウスの経験値がアップしたりと,バトルではなく育成面に寄った効果になっている。
以上,どのボードがお好みかはプレイヤー次第だ。
正直,勢いだけで作った作品だと思っていました
プレイ前まではゲームの中身に心配な気持ちしかなかったが,実際に体験してみるとシステムはよく練って作られており,やり込み要素も豊富な仕上がりになっていた。比較的にガチャは回しやすく設計されている印象で,“スタミナ”が存在しないため,マネタイズの圧力がプレイヤーのモチベーションを下げるようなゲームでもなさそうだ。
本作がYouTuberの話題性にかけた一発屋で終わるのか,それとも長く愛されるタイトルへと成長するのか。今後の動向に注目したい。
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