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[GDC 2021]少し不思議な世界観の「I Am Dead」にある“リアル”は,イギリスの小さな漁師町がベースにあった。開発者が語る“現実味のあるフィクションの町”の描き方
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印刷2021/07/23 19:51

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[GDC 2021]少し不思議な世界観の「I Am Dead」にある“リアル”は,イギリスの小さな漁師町がベースにあった。開発者が語る“現実味のあるフィクションの町”の描き方

 GDC 2021の4日目となる2021年7月23日,2020年10月にリリースされたインディーズゲーム「I Am Dead」のセッション「Distilling the World of 'I Am Dead' from Reality: A Discussion about Concept Art」が行われた。

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 「I Am Dead」は,シェルマーストンという小さな島の港町を舞台としたちょっと不思議な物語と,独特のアートスタイルが特徴のパズルアドベンチャーゲームだ。町の小さな博物館の館長として天寿をまっとうしたばかりのモリス・ラプトンが,火山の噴火による崩壊の危機を迎えた島を救うべく,幽霊となって島を奔走(?)するという物語が展開する。
 それらの世界観や,舞台となった町を作り上げるうえで参考となったのが,イギリスの漁師町・ヘイスティングス。セッションは,ロケーションハンティングの模様やコンセプトアートを通し,ショートドキュメンタリーのような形で“フィクションへの現実世界の落とし込み方”が紹介された。

左から,本作のアートを担当したRichard Hogg LimitedのArt DirectorであるRichard Hogg氏と,開発会社であるHollow PondsのDesigner & FounderのRicky Haggett氏。アートを中心としたセッションということで,主にRichard Hogg氏が解説を担当した
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「I Am Dead」公式サイト


 シェルマーストンという架空の世界を作るうえで参考となった町・ヘイスティングスは,イギリス南部のイースト・サセックスにある歴史深い町だ。クラシックな街並みやPUBといった典型的なイギリスの漁師町といった雰囲気だが,ちょっとおかしな建物があるという。

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 セッションの解説者であるアートディレクターのRichard Hogg氏はこの町に住んでおり,アートを制作するうえで当初はとくにヘイスティングスをベースにするつもりはなかったというが,ゲームの中に面白い建物を登場させたいと思ったときに,「少し坂を下ればその見本となるものがある」となり,町のスケッチを始めたそうだ。

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 そのちょっとおかしな建物の一つが,奇妙な三角屋根の木製小屋。ネットショップと呼ばれる,漁師が魚を干しておくための3階建ての高い小屋だ。今は使われていないようで,実際どのような使われ方をしていたか分からないそうだが,限られた土地に複数建てられたそれらの奇妙な小屋は,アートを制作するうえでのインスピレーションを与えてくれた。

シェルマーストン町の一部より。左側にそれらしき建物が密集している
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 けっこうそのままゲームの世界に違和感なく配置されたというのが,SHELMERSTON KIPPER COMPANYだ。モデルとなったのはROCK A NORE FISHERIESという,ニシンの燻製工場もあるフィッシュマーケットで,ゲームでもその店頭に魚の燻製が並んでいる。こうして町中をスケッチして回り,あらためて出来上がったゲームを見たとき,自身でも驚かされるほどヘイスティングスの風景がフィクションの町として反映されていたそうだ。

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 ヘイスティングスをベースしてよかったと感じたことがあった。それは,Googleで検索するのではなく,実際にその目で建物や物を見て写真に収められたこと。そして見た目だけではなく,町の雰囲気やバックグラウンドにあるものを,ゲームに取り入れることができるという点も大きかった。
 町には歴史があり,しっかりとした背景が描けていれば,フィクションの町であってもそれが実際にあるものかのように感じてもらえる。漁師町で何百年も前から人々は魚を獲って魚介類を売って暮しており,一方で海がある町として観光客がやってきて,彼らを相手に観光客向けのジャンク品を売る店がある。それらは,時間をかけてロケーションを行うことができる環境だからこそ,見た目だけではなく雰囲気も,実際にある場所であるかのようなディテールを生み出すことができたのだ。

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 ディテールへのこだわりの一例が,イギリスといえばのPUB。ゲームに出てくるPUB「CAMEL」は,チューダー様式風のデザインとなっており,これもまさにイギリスの田舎町にあるような雰囲気にまとまっている。店内も見えないところまでコンセプトアートを描き上げ,完成度の高いものとなった。

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 ほかにも,漁船の横についているネットホーラー,フィッシャーマンズエッグという漁師の“何か”の道具,第二次世界大戦時の“何か”を使った募金箱(イギリスの海辺の町にはよくあるものらしい)といったものをスケッチし,それらをモチーフとしたオブジェクトがゲームで再現された。現実の世界には何だか分からないものがたくさんあり,それらをゲーム上に再現することは,“現実味のあるフィクションの町”を描くためにも欠かせないものなのだ。

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 そして,ゲーム内で重要な場所となる博物館。このゲームのために多くの時間を費やしたものの一つで,地元にある郷土博物館や漁業に関する博物館を取材したという。
 シェルマーストンの博物館のディテールを出すうえで採用したのが,展示物によって異なる,とてもカラフルなキャビネット内の壁の色。ある時代に流行したのか,イギリスの地方の博物館にはよくある風景で,陽気な雰囲気を醸し出す魅力がある。ゲームに出てくる博物館のキャビネットのため,町の博物館中を歩き回り,鮮やかなその壁の色を集めて回ったという。

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こちらはイギリスの伝統的な漁師のガンジージャンパー(セーター)。町によって柄が違い,それはゲーム内の博物館の展示物にも反映されている
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ほどよくチープでかわいらしく,そしてローカル感あるキャビネットの壁の色
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 博物館は,一見ガラクタのようなオブジェクトもぎっしり配置することも意識した。
 地方の博物館には,本当にそれに価値があるのか分からないものがあり,そしてそれらは高いところや暗い場所,目立たないところに置かれていることが多い。ある種のコミュニティサービスとして,町の人たちがいらなくなったものを引き取っているのか,そうした愛おしい背景を感じられるそれらの展示物は,地方の博物館らしさを描くうえでも大事な要素でもあるのだ。

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「なんでこんなものが?」というのは,イギリスだけではなく日本の地方の博物館でもよくある(?)ので,この辺りのこだわりはすごく理解できる
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ゲーム内に登場する,印象的なMolozの剥製。これは,「実際のセイウチを見たことがない剥製師が,中を詰め込み過ぎたあげく本物より膨らんでしまった」というエピソードを持つ,ロンドンのホーニマン博物館にあるセイウチの剥製のオマージュとのこと
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 最後に,シェルマーストンの人々。まず漁師は,海の男たちの持つ,少し威圧的な雰囲気を出すことを意識したという。大きな金のピアスをし,タバコを吸うときはタバコを隠すような持ち方をする……と,少し抽象的な例もあるが,ローカルの人らしい,近づきにくさみたいなものだろうか。

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 対照的な存在として描かれているのが観光客。仲間や家族とヨガやバードウォッチング,キャンプをして楽しみ,海でのアクティビティを満喫する。ローカルの町にはまったく溶け込んでいない異質の存在だが,彼らは彼らの場所がある。

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 その中のアーティスティックな人々は,ヘイスティングスのような町によくある,現実的な問題がその背景にあるという。イギリスの海辺の町では,海辺にアート作品を作るためにやってくるアーティストたちによって,ローカルな町のコミュニティに緊張感を生む事態がよくあるという。ヘイスティングスの町にも海沿いに大きなアートギャラリーがあるが,現代的なアートを押し付けられると考える人たちの反対があり,かなり物議をかもしたそうだ。

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 こうした,実際にあるローカルな海辺の町をベースに,現実的な要素が緻密に取り入れられていることによって,町中を巡りながら人々や建物を探るゲーム性に深みが与えているI Am Dead。その独特のアートスタイルももちろんだが,今回の話を踏まえたうえでゲームをプレイすると,さらに作品の奥深さを感じられるかもしれない。

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