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「Horizon Forbidden West」はシステムやアクションが大幅に進化した正統続編だ。新たな西の地へとつづく“救世主”アーロイの旅をレポート
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印刷2022/02/14 17:01

プレイレポート

「Horizon Forbidden West」はシステムやアクションが大幅に進化した正統続編だ。新たな西の地へとつづく“救世主”アーロイの旅をレポート

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは,アクションRPG「Horizon Forbidden West(ホライゾン フォービドン ウエスト)」PS5 / PS4)を2022年2月18日に発売する。

 本作は,2017年に発売された「Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ ドーン)」PS4 / PC)の続編であり,前作で世界の救世主となった主人公アーロイが,新たな西の地へと向かう物語が描かれている。開発は前作に引き続きGuerrilla Gamesが手がけ,PlayStation 5では,その機能を活かしたプレイフィールを味わえる。

画像集#001のサムネイル/「Horizon Forbidden West」はシステムやアクションが大幅に進化した正統続編だ。新たな西の地へとつづく“救世主”アーロイの旅をレポート

 本稿では,前作を一通りプレイ済みの筆者が本作のPS5版をプレイし,序盤のストーリー展開やアクションの手触り,ゲームシステムの進化点などについて紹介していきたい。
 なお本作は,前作「Horizon Zero Dawn」のエンディングから半年後から始まる物語であり,本稿に同作のネタバレが多少なりとも含まれるのでご容赦いただきたい。また,記事中のスクリーンショットは,ロゴが入ったものが公式の画像素材,入っていないものはPS5の実機(フレームレート重視の「パフォーマンス優先」モード)で撮影した画像,もしくは動画から切り出したものだ。


前作から半年後の物語で,懐かしい人物も多数登場


 遠い昔,大厄災に見舞われた地球。かつて存在した文明は滅び,それを自然が覆い隠している。世界には機械の獣達が闊歩し,人々は原始的な生活を送っていた。

 誰の子なのかも分からない“異端児”として忌み嫌われてきた少女アーロイは,遺跡で拾ったHUD装置「フォーカス」を使った通信により,謎の人物サイレンスの協力を得て,世界が荒廃した原因と自身の出自の謎を解明する。

 旅で出会った仲間や部族とともに未曾有の脅威を退け,「救世主」と讃えられたアーロイだったが,機械獣の動きが止まることはなく,大地は崩壊へと向かっている。その問題を解決する手段を見つけるため,そしてサイレンスとの因縁に決着を付けるため,禁断の西部へと足を踏み入れていく。

1000年前,地球の危機を救おうとした科学者エリザベトの意思を受け継ぎ,アーロイ(中央)は世界の破滅を止める旅を続けている
画像集#002のサムネイル/「Horizon Forbidden West」はシステムやアクションが大幅に進化した正統続編だ。新たな西の地へとつづく“救世主”アーロイの旅をレポート

 前述の通り本作は前作のラストから半年後の物語を描いていて,そのオープニングは前作のラストシーンを交えたムービーで構成されている。ゲームの序盤からアーロイと馴染みの深い人物が多く登場し,その会話では前作の出来事も語られる。ストーリー的に完全につながっていて,本作ならではの用語も出てくる続編であるため,本作に挑むのなら前作を一通りプレイしておくのが理想だ。

右下に見える人影がサイレンス。その前には巨大な朽ち果てた機械がたたずんでいる。オープニングの1シーンだ
画像集#003のサムネイル/「Horizon Forbidden West」はシステムやアクションが大幅に進化した正統続編だ。新たな西の地へとつづく“救世主”アーロイの旅をレポート

 同じノラ族のヴァールや,サン王のアヴァード,ヴァンガードのエレンドなど,ともに戦った仲間達との再会は実にドラマチックで,シーンによっては一緒に行動することもある。初めて出会う人物も救世主となったアーロイに一目置いていたりと,前作での彼女の立場を考えると,感慨深いものがあった。

アーロイはヴァールに予備のフォーカスを渡し,序盤の行動をともにする
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アーロイに好意を寄せていたふしのあるエレンド。ヴァンガードとして戦う姿も見られる
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前作のサイドクエストで出会い,脅威に対抗する武器を作った鍛冶師のペトラ。意外な人物との出会いもある
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 そしてアーロイが赴く西部では,「テナークス」や「ウタル」といった初めて出会う部族も登場する。物語の序盤で,テナークスの住む地との境界ではカージャ族との緊迫した情勢が描かれるなど,部族間の衝突や交流の中で繰り広げられる物語も見どころの1つとなっている。

荒ぶる種族テナークス。砂漠,沼地,空の一派に分かれ,その間には内紛が起きているという話も
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広大なオープンワールドは健在。システム進化で探索もしやすくなった


 ゲームシステムやアクションも前作を踏襲している。アーロイが赴く西の地もまた,広大なオープンワールドであり,大自然が広がる大地には,かつての文明の廃墟が点在し,要所に今を生きる人々の生活空間が作られているのだ。プレイヤーはそうした点在する街や集落などを拠点にして,物語を進めることになる。
 同じ情景でも昼夜や天気によって表情が変わり,葉が風になびく木々,流れる水,砂漠に舞う砂塵,砕けて落ちる岩場など,空気感の演出は前作以上に凝っている印象だ。

空気を感じられる世界の描写には目を奪われてしまう
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滅びた文明が点在する世界にワクワクさせられる
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 オープンワールドとしてのフィールド構築の完成度はさすがと言ったところで,荒野,森林,遺跡,河川,高地,山岳,雪原,さらには前作になかった海辺なども加わり,多彩なシチュエーションはプレイヤーの好奇心を刺激してくれる。歩き回っていれば,いたるところでサイドクエストや探索要素が見つかる。どれを進めるのも基本的に自由だが,メインクエストを進めるのがどうにも滞ってしまうのは,この手のゲームの常である。

ストーリーの根幹となるメインクエストのほか,フィールドには無数のクエストが点在している
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収集要素のほかに,ミニゲームのような遊びの要素もある。これは「ストライク」なるボードゲームだ
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 そんな世界をめぐる移動に関しては,いくつかの進化も見られる。1つは特殊装備を使った移動だ。序盤で入手できる「プルキャスター」は,いわゆるグラップリングフックで,クライミングはもちろん戦闘時の移動手段としても活用できる。このプルキャスターは壁の金具や金網などを引っ張って壊したり,足場となる箱を動かしたりと,いろいろな使い方ができ,探索の幅を広げている。

プルキャスターが使えるポイントには,○のアイコンが表示される
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特定の場所で使用することで,障害物を壊したり動かしたりもできる。場所はフォーカスで特定できる
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 また「シールドウイング」は,高いところから飛び降りたときに展開すると滑空できる装置。高所に行くことも多い本作では,そこからただ降りるだけでなく,降りながら先に進むということも可能となったのだ。
 これら特殊装備によるアクションは戦闘時にも使用可能で,うまく使いこなすことでアクロバティックな立ち回りが可能となる。

シールドウイングといっても盾のようには使えず,あくまで移動用の装備だ
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 そしてもう1つ目に付いたのは,壁のクライミングだ。前作までの黄色い特別な足場を使った登り降りのほかに,特定の壁は目立つ足場がなくても登れるようになった。アーロンが装着しているフォーカスを使うことで,クライミングが可能な足場がハイライトされ,これを目標に移動できるのだ。フォーカスを使うことで意外なルートも発見できると思うので,「ここ行けないのかな?」と感じたら,周囲を見回してみるといいだろう。
 ちなみにフォーカスには,[R3]を軽く押し込むことで,周囲の足場や拾えるものなどを一定時間ハイライトするパルスを発生させる機能が備わり,使い勝手が大幅に上がっている。敵の詳細や痕跡などを読み取るスキャンとは性質が異なり,移動を妨げずに行える。

黄色くハイライトされたところがクライミング可能なポイント。ハシゴや足場なども同様に表示される
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パルスを発生させると,周囲の調べられるポイントが一定時間表示される
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 このようないくつかの追加要素はあるものの,ゲームの操作自体は前作を踏襲していて,ゲームの冒頭にはチュートリアルを兼ねたエピソードも用意されているので,戸惑うことはないだろう。広大な世界をめぐる旅を堪能してほしい。

スキャン時はアーロイの動きが制限されるが,対象の詳細な情報を得られる
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さらに手強くなった機械獣達。対抗するためアーロイのアクションも多彩に


 主役のアーロイをしのぐほどの存在感がある機械獣達は,新たな土地に住む新たな種が加わり,さらに属性の異なる亜種も多数登場するなど,大幅に種類が増えている。
 例えば最初に遭遇する「バロワー」は前作のウォッチャーに相当する偵察機械だが,土中に潜ったり水中を泳いだりするなど多彩な動きを見せる。ゲーム前半のクエストにも絡む「ブリッスルバック」はイノシシを思わせるかなり大きな機械獣で,突進と牙を地面に叩き付ける衝撃で攻撃してくる,序盤のアーロイには手強い相手となるだろう。
 もちろん前作の機械獣を象徴する存在の「サンダージョー」や,オーバーライドをすることで周囲のマップが開く「トールネック」,騎乗して高速移動できる「チャージャー」など,引き続き登場する種も存在する。

機械獣をスキャンして弱点となる部位や属性を発見。ピンポイント攻撃することで大ダメージを与えられる
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序盤から巨大な機械獣との戦いが繰り広げられる。これはヘビ型の「スリザーファング」
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静かに近づいてオーバーライドすれば,味方にすることも可能。機械炉を見つけて攻略すれば対象は増えていく
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トールネックをオーバーライドすると周囲のマップが開く。周囲のどこかから飛び移って,頭上を目指すのだ
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 そうした機械獣や敵対する部族と戦うアーロイのアクションも,大幅な進化を遂げている。弓やスリング,トラップキャスターなどの武器を使う攻撃と槍による近接攻撃は健在だが,スキルのカテゴリーが細分化されたことにより,その選択肢が充実しているのだ。

弓だけでも序盤で3種類が手に入る。属性のある矢弾で追加効果を与えられる
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武器は“武器メニュー”から素早く切り替えられ,素材があれば弾もその場で作って補充できる
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水中でのアクションや探索も行えるようになった
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 とくに槍を絡めた攻撃に関しては,ため攻撃や防御崩し,斬りかかった敵から飛び退いての追撃,槍にたまったパワーを敵に移し,そこに弓で矢を撃って大ダメージを与える「レゾネーターブラスト」など,実に多彩だ。操作は多少複雑になった感もあるが,あくまで選択肢なのですべてにこだわる必要はなく,これらを練習するための訓練場も用意されている。一方で,事を荒立てずに敵を倒すステルスアクションに関するスキルも増えているので,プレイスタイルに応じた戦術を使い分けられるのが嬉しい。

槍のパワーを強攻撃で敵に移し,そこに矢を撃って大ダメージを与えるレゾネーターブラスト。決まると気持ちがいい
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規定のスキルを得ると開放できる「勇技」なる技があり,ゲージを消費して一定時間自身を強化できる
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5年の開発期間を経て進化したゲームシステムを体感しよう


 何度か述べたように,本作はゲーム全体の雰囲気やアーロイのルックスなどが前作を踏襲していて,物語もわずか半年後の出来事だ。そのため,前作のDLC「凍てついた大地」のようなイメージを持ってゲームに挑んだが,実際に遊んでみると,本稿で挙げたさまざまな進化を顕著に感じられる正統な続編であった。
 思えば前作のエンディングで次回に続くであろう展開が示唆されていて,当初から続編を作る計画はあったのかもしれない。その前作から5年が経過しているが,今回ゲームを触ってみて,その開発期間以上の進化ではないかと思える。これは,とくにPS5版におけるDualSenseの機能を使った演出や,ロード時間短縮によるストレスの軽減などがうまく働いていたからだろう。

映像に重なる場所を探す「ヴィスタポイント」など,収集要素も多数存在。これらを集めるのも楽しい
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序盤約10時間のプレイで開いたマップはこの程度。西側にこの数倍のマップが広がっている。PS5版ならファストトラベルの移動も早い
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 三人称視点のアクションゲームとしての完成度は非常に高いので,前作を遊んでいなくても十分に楽しめる内容だと思う。ただ,シナリオの端々までしっかりと作り込まれた作品なので,それを同時に楽しみたいなら,やはり前作を一通りプレイしておくことをオススメしたい。プレイをしていない人にとっては2本にわたる超大長編となるが,それだけの時間を割く価値のある傑作なのは,間違いない。

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