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印刷2019/06/22 00:00

プレイレポート

「進撃の巨人2 -Final Battle-」プレイレポートをお届け。新たな装備や壁外奪還モードで,バリエーション豊かなバトルと兵団長気分が楽しめる

 コーエーテクモゲームスから2019年7月4日に発売されるアクションゲーム「進撃の巨人2 -Final Battle-」PS4/SwitchPC版は7月5日発売)のプレイレポートをお届けする。

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 「進撃の巨人」は,人を喰らう「巨人」に蹂躙された世界を描くコミックだ。人類は「壁」を築いて身を守るばかりだったが,巨人に変身する能力を持つ少年・エレンの出現をきっかけに,大きな犠牲を払いながらも反撃を始める。絶望的な状況下であがき続ける老若男女を描く群像劇,無慈悲な巨人が人々を喰らう衝撃の描写,小さな人類が10メートルを越える巨人に対抗する「立体機動装置」などの緻密な設定といった要素が話題となり,テレビアニメや映画,スピンオフコミックなどが展開する人気作となっている。
 そんな「進撃の巨人」のアニメ版をゲーム化したのが,2018年に発売された「進撃の巨人2」PC/PS4/Switch/PS Vita)で,それに新要素を追加したものが本作だ。「進撃の巨人2」を所有している人は「アップグレードパック」をダウンロード購入すれば本作の内容を楽しめる。

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立体機動装置で宙を舞い,巨人のうなじを削ぎ落とせ!


 巨人とのバトルは,立体機動装置を使った爽快なものだ。[□]([Y])ボタンを押しっぱなしにし,行きたい方向へスティックを倒すだけで,アンカー付きのワイヤーを周囲の建物に張り,スピーディに移動してくれる。簡単操作で建物の谷間や林の中をビュンビュン飛び回れるので,スピード感が心地よい。
 また,ガスやブレードの耐久力が尽きればスピードや攻撃力が激減するため,補充と交換にも気を配らなければならない。こうした弱点も忠実に再現されているのが,ファンにはたまらないところだ。

簡単な操作で立体機動ができる
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アンカーを打ち込むものがない平地では機動力を発揮できないため,馬の併用が不可欠だ
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 超硬質ブレードで巨人を切り裂くお馴染みの装備は,本作では「斬撃装備」という名前となった。さらに前作同様の爽快感に加え,「操作アシスト機能」と新UIが追加され,初心者にも経験者にも遊びやすくなっている。

 巨人を見つけた時は[△]([X])ボタンでアンカーを打ち込み,ワイヤーが切れない角度を保って接近しつつ,タイミング良く[△]([X])で斬撃を加えられる。弱点のうなじを削ぎ落とすのもいいが,巨人の手足を先に切り落として攻撃や移動を封じるのもアリだ。
 巨人との間に建造物やほかの巨人が入るとワイヤーが切れてしまうほか,斬りつける角度が悪かったり,加速が足りなかったりすると弾かれてしまう。こうした要素を気にしなくて済むのが,新しく追加された「操作アシスト機能」だ。こちらは[△]([X])を押すだけで,周囲の巨人を自動でロックオンし,自動で接近と斬撃を加えてくれる。おまけに,どんな角度からでもワイヤーが切れたり,攻撃が弾かれたりすることがないため,どんどん巨人を屠っていける。いつでもON/OFFできるうえ,とくにペナルティもないので,「進撃の巨人は好きだけど,アクションゲームはちょっと苦手」という人はぜひ活用してほしい。

 また,ブレード攻撃のシステムが改良され,アンカーを打ち込んだ後,巨人に接近する理想的な角度が示されるようになった。具体的には,狙うべき部位が「○」,自分の進入角度が「△」のマーカーで示され,キャラクターを動かして「△」を「○」の中に収めてから攻撃すれば,クリティカルヒットが発生する。つまり,操作テクニックによってクリティカルヒットが狙えるようになったのだ。
 ブレードやガスの交換時にタイミング良く入力すると,これらのリソースが一定時間減少しなくなる「ジャストリロード」と組み合わせれば効果は抜群。たとえ巨人に追い詰められていても「最後のブレードとガスをジャストリロードで交換し,効果中にクリティカルを狙うことで,一気に状況を打開する」という,ドラマチックなバトルが可能だ。

キャラクターを動かしてマーカーを「○」印に収めると黄色い照準マークに。ここで攻撃するとクリティカルヒットが発動する
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新兵器の銃で憎き巨人をハチの巣に!


 巨人とのバトルにバリエーションを加えてくれるのが,新兵器である「対人立体機動装置」だ。
 対人立体機動装置は,人間を倒すために銃と立体機動装置を組み合わせた代物だが,ゲーム中ではこれを使って巨人と戦える(そのためか,ゲーム中では「射撃装備」と表現されている)。フィールド上の「拠点」に行けば,斬撃装備と自由に切り替えることが可能だ。遠距離攻撃の安定性に加え,システムを理解すれば高火力を叩き出せるという,間口の広さとテクニカルさを併せ持つ装備となっている。

両手に銃を持ち,特殊な立体機動装置で戦うのが「射撃装備」。巨人だけではなく人間とも戦う,物語の進展を象徴する武器だ。ゲーム中では巨人にも使用可能で,射撃装備と呼ばれる
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 射撃装備は[R2]([ZR」)で射撃でき,銃弾は遠くまで届く。離れた場所から巨人を撃ちまくり,手足やうなじを砕くのは爽快だ。馬に乗ったまま巨人の周囲を巡り,一方的に駆逐できる。リスクを冒して接近する斬撃装備とは正反対の立ち回りで,「進撃の巨人の世界にも銃の時代が来た」感すらある。こちらも操作アシストモードに対応しており,ONにすれば[R2]([ZR])を押すだけで,ロックオンから射撃までを自動で行ってくれる。巨人が怖いという人は,この装備で戦いに慣れるのもいいだろう。

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 特殊な弾を装填することで多彩な攻撃ができるのもポイントだ。広範囲を攻撃する「散弾」で複数の部位を砕き,「火炎弾」で炎に包んで継続ダメージを与える。動きを封じる「麻痺弾」や,特殊な巨人からスタミナを奪う「疲弊弾」を使えばサポート的に立ち回ることも可能。とくに疲弊弾は,攻撃のチャンスとなるスタミナ切れ状態を継続させられるため,マルチプレイで使えば,討伐効率が大きく上昇しそうだ。

「火炎弾」は巨人を炎に包んで継続ダメージを与える
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 ただし,射撃装備にも弱点がある。斬撃装備と違って任意の部位をロックオンできない上,銃弾の数は限られており,一撃の威力はブレードよりも低い。そのため,無闇に撃ちまくっていると,あちこちの部位に攻撃がばらけたうえに弾切れを起こしかねない。
 また,緑色に光る部位を狙わなければならない特殊な巨人との相性もあまり良くない。「最も近い部位が自動でロックオンされる」という性質を理解しないと,ろくにダメージが通らない部位に無駄撃ちするばかりとなってしまう。弾が切れた銃は本当に無力で,逃げるしかなくなってしまうのだ(「銃とアンカー射出機が組み合わされており,アンカー使用時には銃の攻撃方向が限られる」という原作の弱点は気にしなくてもいい)。
 また,一撃で大ダメージを狙える「奇襲」も使えない。ピンポイントで近距離攻撃する斬撃装備,ローリスクかつ遠距離攻撃の射撃装備というように使い分けるといいだろう。

 射撃装備の持ち味を引き出してくれるのが,「ブレイクトリガー」というテクニックだ。この装備では「最も近い部位が自動で狙われる」のは前述のとおりだが,キャラクターと巨人の位置関係が変わり,狙う部位が切り替わった際,タイミング良く[R2]([ZR])を押すと,ブレイクトリガーが発生する。これは「銃弾をクリティカルヒットさせる特殊なロックオン」で,一撃の威力が低いという銃の弱点を補ってくれる。
 また,アンカーを打ち込んだ後に,[×]([B」)+スティックで「ブーストダッシュ」することでもブレイクトリガーを起こすことが可能だ。巨人と自分の位置関係を把握し,うなじや手足など,狙いたい位置に近づく技量があれば,少ない弾で大ダメージを狙える。

狙う部位が切り替わったところでタイミング良く攻撃するとブレイクトリガーが発生。両手射撃と組み合わせると,大ダメージを狙える
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 巨人に撃ち込んだアンカーを自ら外し,両手をフリーにした状態で二丁拳銃ばりに撃ちまくる「両手撃ち」も強力。ただでさえ多い射撃装備の手数を,さらに増やせる。もちろん,前述のブレイクトリガーとの併用も可能だ。広域攻撃の散弾を用意し,「アンカー撃ち込み→ブーストダッシュでブレイクトリガー発動→アンカー切り離し→地上に落下するまで両手撃ちで乱射」とすれば,クリティカルヒットを連発できる。自分の操作テクニックで大ダメージを叩き出せるので,アクションゲーマー的な満足度も高い。

 なお,斬撃装備が「ブレード」「鞘」「立体機動装置」で構成されているのと同様,射撃装備は,専用の銃と「弾倉」,立体機動装置を開発する必要がある。巨人を倒して素材を集め,効率よく装備作りを進めていこう。
 また,密接して撃つと威力が上がる「零距離射撃」や,装弾数を増やせる「弾数増加」など,射撃装備用の新スキルも登場している。射撃特化のビルドを組むのも面白いだろう。
 もちろん,斬撃装備同様に,巨人の攻撃をブーストで回避すれば,強力な逆襲攻撃「フックドライヴ」が発動する。「爆竹弾」や「光る粉」で巨人を挑発し,カッコ良く一撃を決めてやろう。

特殊な回避「フックドライヴ」は射撃装備でも発動する
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 もう1つ,新要素として「決戦兵装モード」も追加されている。これは,「決戦兵装ストック」を使って発動する最強武装で,斬撃装備の場合は「雷槍」,射撃装備の場合は「ガトリング」が解禁される。発射する度に武装ゲージが減っていき,ゼロになると元の武装に戻るため,無駄遣いは厳禁だ。
 雷槍は,巨大な爆発を起こす飛び道具であり,ブレードと同様,アンカーを打ち込んだ巨人に[△]([X])で使用する。しっかりと加速してから撃つと複数本を同時発射し,その分爆発と威力は大きくなる。複数の巨人を同時討伐することも可能だが,ゲージも激しく消耗するという,必殺の一撃だ。しっかり狙って,ど派手な爆発で巨人を圧倒しよう。

「雷槍」は巨人に突き刺さって大爆発を起こす。巨人の身体が跳ね飛ぶのが爽快
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 両手の銃から [R2]([ZR])で無数の弾を発射するのが,ゲームオリジナル武装であるガトリングだ。ガトリングの弾は貫通能力を持つため,巨人が密集する高難度の戦闘で真価を発揮する。群がる巨人を人類の叡知で一掃してやろう。
 決戦兵装ストックは,仲間の救出や一般人の護衛といった「副任務」をこなすともらえる。1個しか持てないので,使い惜しみせずにどんどんぶっ放していこう。パワフルな決戦兵装で巨人を圧倒するのは,これまでのシリーズとはひと味違った気持ちよさがある。

ゲームオリジナルのガトリングは貫通弾を発射
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夢の兵団を運営し,巨人から領土を取り戻せ!


 前作の後,久々にゲームに触れるという人におすすめなのが「キャラクターエピソードモード」だ。これは,前作終了後となる,アニメSeason3の1話からの物語を「調査兵団編」「戦士編」などさまざまな視点から追体験できるというもの。ゲームの基本はもちろん,射撃装備や決戦兵装といった新兵器のチュートリアルも行われるため,前作経験者はここから始めるといいだろう。

「キャラクターエピソードモード」では,アニメSeason3の1話からの物語を追体験できる
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 ストーリーについてはネタバレになるので置いておくとして,システム的な見どころとしては「対人戦」が挙げられる。射撃装備を装備した敵との対決,つまりは「銃VS剣」という燃えるシチュエーションのバトルである。
 通常の戦いでは,巨人にアンカーを打ち込んでから攻撃していたが,対人戦ではそれは不可能。建物を使って立体機動しつつ,攻撃のチャンスをうかがうことになる。敵は数が多い上に銃を持っており,容赦なくこちらを狙ってくる。照準を示す赤いラインに捉えられ,この状態で時間が過ぎると,銃弾で撃ち抜かれてしまうのだ。複数の敵から狙われるようなこともあるが,ハチの巣にされないためには動き回るしかない。ブーストによる高速移動で照準を振り切ったり,建物の陰に隠れて射線を遮るなどしつつ,ブレードの間合いまで近づこう。

対人立体機動装置を装備した敵との戦い。射程に優れた銃を,剣で制さなければならない。赤いラインに捉えられると危険だ。弾切れ時に無防備になるので,その隙を突こう
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無防備の敵にはアンカーを打ち込んで「強攻撃」が可能
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 本作でとくに遊び応えがありそうなのが「壁外奪還モード」だ。このモードでは,プレイヤーが自分で兵団を編成できる。リヴァイとジークのように,原作では敵対していた面々を組み込むことも可能。共に戦ってプレイヤーとの絆を深め,「親密度」が上がるとオリジナルのイベントが起こるため,キャラクターのファンも必見だ。

「親密度」が上がるとオリジナルのイベントが起こる
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 壁外の土地はスゴロクのようなマス目で表現されており,それぞれに巨人がいる。「壁外調査」で4人の兵士を指揮して戦い,巨人を倒して土地を人類の手に取り戻そう。
 ターンは兵団がマス目を進むごとに「ターン」が消費されていく。物資を発見するなどのイベントで回復できるが,尽きると壁内へ帰るしかなくなるため,無駄な寄り道は厳禁だ。
 兵士達の疲労や怪我にも気を配らなければならない。いくら優れた兵士であっても,壁外での戦いが続けば疲労が溜まり,パフォーマンスも落ちていく。また,巨人に捕まるなどして戦闘不能になってしまうと「負傷」状態となり,その後の戦闘には参加できなくなる。4人全員が倒れると壁外調査は失敗だ。幸い,壁内へ戻れば疲労や怪我は回復する。兵士を全滅させて「今回の調査では,何の成果も!! 得られませんでした!!」と絶叫することのないよう,危ない時にはしっかりと退却するのが肝心だ。

壁外の土地ではさまざまなイベントが起こる
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 兵団を強くするにはとにかく人材が必要で,新たな仲間を誘うのも壁外調査がキーとなる。マス目の中には仲間が戦っていることがあり,ここで任務を成功させると,その兵士の「勧誘値」がアップ。最大になると自分の兵団へ引き抜くことができる。壁外のコースが二叉に分かれていて,片方には仲間がいて,もう片方のマスを制すると領土が増えるといったこともあり,人材と領土奪還のどちらを優先すべきかが悩ましい。

仲間と一緒に任務を成功させると「勧誘値」が上昇。自分の兵団へ引き抜こう
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自分の兵団に属する仲間達が一緒に戦うと「親密度」が上がり,スキルなどをもらえる
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 仲間にした兵士達は,「清掃班」「医療班」「運営班」といった兵団の部署に配置できる。医療班なら壁外での疲労回復率が上がり,清掃班だと勧誘値にボーナスが付くなど,兵団にプラスの効果を発揮してくれる。キャラクターごとに,それぞれの部署への適性が設定されているのも面白いところだ。リヴァイに掃除を仕込まれたエレンは清掃班の適性が高く,リーダーシップを発揮していたエルヴィンやキースは運営班に配置すると効果的など,原作を知っている人ならニヤリとできる。

兵士達を部署に配備すれば,戦いが有利になる。皆の適性は原作を再現したものだ
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 本作は,射撃装備や決戦兵装によってこれまでと違ったプレイフィールが加わり,さらに新モードも追加されたことで,キャラクターゲームとしての面白さも広がったという印象だ。とくに壁外奪還モードは,物資や兵士のコンディションといった要素により,壁外の過酷さと兵団運営の難しさが表現されており,今までのシリーズとは異なるアプローチで楽しめる。

 本作で初めてシリーズに触れる人は,いろいろなモードがあって戸惑うかもしれないが,自分で作ったオリジナル主人公を使い,アニメSeason2までの物語を体験できる「ストーリーモード」もおすすめしておきたい。エレン達と同じ第104期訓練兵団で訓練を受け,調査兵団の一員となってさまざまな事件に巻き込まれつつ,キャラクター達と友好を深めていくというもので,原作の雰囲気を損なわない形でオリジナル主人公の物語が紡がれていくのだ。
 アクションゲームが苦手であっても「操作アシスト機能」で手軽に遊べるので,進撃の巨人ファンは手に取ってみよう。

巨人に捕まったケニーをリヴァイが助ける。前作よりも幅広い夢の組み合わせを楽しもう
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