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Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表
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印刷2020/04/02 16:01

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Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

画像(001)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表
 2020年4月2日,Intelは,ノートPC向け第10世代Coreプロセッサのラインナップに,開発コードネーム「Comet Lake-H」と呼ばれる新型CPU計6製品を追加した。これらのCPUは,TDP(Thermal Design Power,熱設計電力)が45Wで,最大8コア16スレッド対応というゲーマー向けノートPCのような高性能ノートPC向けの製品となる。
 Comet Lakeベースの製品としては,2019年8月に薄型ノート向けの「Comet Lake-U」と,タブレット&2-in-1ノート向けの「Comet Lake-Y」が発表済みだ(関連記事)。今回発表となったComet Lake-Hの登場により,Comet LakeベースのノートPC向けCPU製品が出揃ったことになる。

 製品ラインアップは表1のとおり。最上位モデルの「Core i9-10980HK」は,8コア16スレッド対応で,Turbo Boost時の最大動作クロックが5.3GHzというデスクトップCPU並の最大クロックを実現しているところが見どころと言えよう。Intelは,Comet Lake-Hで「ノートPC向けとして,初めて5GHzの壁を突破した」とアピールしている。

画像(012)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 Comet Lakeに関しては,Comet Lake-UとComet Lake-Yの記事で概要を説明済みだが,改めて触れておくと,基本的には「Kaby Lake」こと第7世代Coreプロセッサ(関連記事)の改良版である。Kaby Lakeをベースに各部を最適化しつつ,Intelが「14nm++」と呼ぶ製造プロセスを採用することで,高クロック動作と低消費電力動作を可能にしたCPUだ。

 次のスライドは,Comet Lake-Hの主な特徴を示したものである。

Comet Lake-Hの特徴をまとめたスライド。Newと付いている項目が新しい機能で,Turbo Boost Max Technology 3.0やDDR4-2933のサポートなどが挙げられている
画像(002)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 Comet Lake-Hにおける注目すべき点に,設定クロック以上にクロック倍率を引き上げる自動クロックアップ機能「Turbo Boost Max Technology 3.0」への対応がある。また,スライドには記されていないが,上位モデル4製品で「Thermal Velocity Boost Technology」(以下,Thermal Velocity Boost)にも対応している。
 Thermal Velocity Boostは,デスクトップ向けCPUである「Core i9-9900KS」などでも使われている技術で,CPUのパッケージ温度が60℃を下回っており,かつ電力的な余裕があるときにはブースト最大クロックを超えるクロックで動作するというものだ。
 Intelによると,ノートPCの冷却性能次第ではあるが,Thermal Velocity Boostを有効にすることで,最大10%の性能向上が得られるとのこと。また,Intelは,PCのメーカーがThermal Velocity Boostを活用可能できるように筐体の排熱設計に協力していると述べていた。

 これに加えてComet Lake-Hでは,新たに「Intel Speed Optimizer」というオーバークロックツールを新たに用意するそうだ。詳細な説明はなかったのだが,Intel Speed Optimizerは,ワンリックで手軽にCPUのオーバークロック設定ができるツールとのことだ。

 そのほかに,メモリコントローラはDDR4-2933に対応するほか,無線LANコントローラとして,最大2.4Gbpsの転送速度を備えた「Wi-Fi6 AX201 Module」に対応するといったあたりが新しい点といったところか。
 なお,統合グラフィックスの詳しい情報は,明らかになっていないのだが,Intelは,Comet Lake-Hを最新の単体GPU向けに最適化していると説明している。それもあり,Comet Lake-Hを搭載するノートPCでは,AMDやNVIDIA製GPUを搭載するものが主流になると考えているようだ。


高クロック動作で高性能なゲーマー向けノートPCを実現するComet Lake-H


 4Gamerの読者はご存知と思うが,型番に「H」が付くCPUは,ゲーマー向けノートPCをはじめとする高性能ノートPCで数多く採用されているものだ。そのためIntelは,Comet Lake-Hによるゲーマー向けPCの高性能化を強く打ち出している。

 ゲーマーにとっては常識ではあるが,Intelによるとゲーマー向けPCに求められる高いフレームレートやレイテンシの低さといった性能は,CPUの動作クロックと相関があるという。Comet Lake-Hの上位モデルでは5GHzを超える動作クロックを実現しているので,それによって極めて高いゲーム性能を実現できるというのがIntelの主張だ。

ゲームを始めとするアプリケーションは,CPUの高クロック動作を必要とし,中でもフレームレートやレイテンシといったゲームで重要な指標は,CPUの動作クロックに関連しているという
画像(003)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 以下に示す2枚のスライドは,主要ゲームタイトルにおけるComet Lake-Hの性能を,3年前に登場したKaby Lake世代の同クラスCPUと比較したものである。Core i9-10980HKは「Core i7-7820HK」(4コア8スレッド,定格クロック2.9GHz,最大クロック3.9GHz)と比べて最大54%,「Core i7-10750H」は,「Core i7-7700HQ」(4コア8スレッド,定格クロック2.8GHz,最大クロック3.8GHz)に対して最大44%もフレームレートが高いそうだ。

Comet Lake-Hの上位2製品とKaby Lake世代との性能比較。Core i9-10980HKは最大53%,Core i7-10750Hは最大44%もフレームレートが高いとアピールしている
画像(004)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表 画像(005)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 Intelによると,Comet Lake-Hは,厚さ20mm以下の薄型ゲーマー向けノートPC計30機種以上を含む100機種以上の搭載ノートPCで,すでに採用が決まっているという。さらに2-in-1タイプのノートPCや,15インチクラスの本体に17インチサイズの狭額縁ディスプレイを搭載する製品などもあるとのことで,Comet Lake-Hによって,新たなゲーマー向けノートPCのフォームファクタが実現すると,Intelはアピールしていた。

すでに100機種以上の製品で,Comet Lake-Hの採用が決まっているとのこと。300Hzの高リフレッシュレートに対応する液晶ディスプレイを搭載したノートPCも登場予定とのこと
画像(006)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 以上のようにComet Lake-Hは,ゲーマー向けノートPCに最適というのがIntelの主張であるわけだが,同時に,ゲーマーと同じように高性能PCを求めるソフトウェア開発者やコンテンツ制作者(以下,クリエイター)にも適するともアピールしている。Intelによると,ゲーマー向けノートPCの約半数をクリエイターが購入しているそうだ。全世界にクリエイターは約6000万人いるとのことで,クリエイター向けノートPCには非常に大きなビジネスチャンスがあるという。

Intelによると,ゲーマー向けノートPCの半数をクリエイターが購入しているという。Comet Lake-Hを搭載するクリエイター向けのノートPCも,30機種以上が登場する予定だ
画像(007)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 たとえばComet Lake-Hは,3年前のCPUと比べて,4Kビデオ編集において2倍を超える性能を実現しており,クリエイターにとっても非常に魅力的なCPUであるIntelは強調していた。

Core i9-10980HK搭載の最新ノートPCと,Core i7-7820HKを搭載した3年前に発売したノートPCとの性能差をまとめたスライド。総合性能は44%向上,4Kビデオ編集は2倍の性能向上を実現するという
画像(008)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

一方,Core i7-10750H搭載ノートPCとCore i7-7700HQ搭載ノートPCの性能比較。総合性能で33%向上,4Kビデオ編集で70%の性能向上を謳う
画像(009)Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表

 これまでの例から考えて,Comet Lake-Hを搭載したゲーマー向けノートPCが,発表から間を置かずに発売となることは間違いないだろう。ゲーマー向けノートPCの購入を検討していたゲーマーは,これからPCメーカー各社が発表するであろう新製品を楽しみにしておこう。

Intelの公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    第10世代Core(Ice Lake,Comet Lake)

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