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「ぷよぷよチャンピオンシップ 2018年度2月大会」をレポート。2018年度最後のチャンピオンシップを制したのは,ぴぽにあ選手
日本eスポーツ連合(JeSU)認定のジャパン・eスポーツ・プロライセンスを受けた,プロ選手が誕生するとともに2018年4月にスタートし,これまで計6回開催されてきた「ぷよぷよチャンピオンシップ」。
2018年度最後の大会となった今回は,チャンピオンシップの直前に行われたプロ・一般プレイヤーの混合大会「ぷよぷよカップ」で上位入賞してJeSUのプロライセンスを獲得した2名(瀬田凪選手,MGR選手)を加えた計24名のプロプレイヤーが参加し戦いを繰り広げた。
大会は,PS4版「ぷよぷよeスポーツ」によるシングルエリミネーション方式(2本先取で1セット,2セット先取で勝利)のトーナメント形式で行われた。
予選では,10連鎖を超える“本線”の打ち合い,大きな連鎖合戦の後に驚異的なスピードで“セカンド”を組み上げる技術,相手の盤面やプレイ傾向に合わせた仕掛けの妙などを見せる上位プレイヤー同士のハイレベルな戦いが展開した。
その結果,ベスト4にはこれまで安定感のある戦いを見せていたものの,チャンピオンシップ優勝には至っていないLive選手,あめみやたいよう選手,ぴぽにあ選手,そして,ぷよぷよカップから好調を維持するMGR選手が進出。4人の誰が勝ってもチャンピオンシップ初優勝となる顔ぶれになった。
準決勝第1試合はMGR選手対Live選手のカード。予選で,くまちょむ選手を撃破したMGR選手は,1セットめを2-1でもぎ取るが,2セットめは細かい連鎖で攻めたLive選手に奪われる。しかし,最終セットでは,終始大きな連鎖を安定して組み上げたMGR選手が勝利。初出場の選手が好成績を残す姿もよく見られるぷよぷよチャンピオンシップだが,今回もMGR選手が決勝に駒を進めた。
準決勝のもう1試合,あめみやたいよう選手対ぴぽにあ選手の戦いも,フルセットまで突入する激戦となった。1セットめは火力の高い連鎖を素早く組み上げた,あめみやたいよう選手が獲得するも,2セットめはあめみやたいよう選手の組み上げを阻む絶妙なタイミングで3連鎖,2連鎖ダブルなどを送り込んだ,ぴぽにあ選手が勝利。
最終セットは,盤面のほとんどがぷよで埋め尽くされたK.O.寸前の状況から,ぴぽにあ選手が13連鎖で反撃し先取すると,続く試合も全消しからの追撃であめみやたいよう選手を撃破。決勝へと駒を進めた。
MGR選手対ぴぽにあ選手という組み合わせになった決勝戦。これまでユーザー主催の大会などで何度も戦ってきたという両者は,お互いの盤面を見つつ連鎖をぶつけ合う激しい展開を繰り広げた。
1セットめは,ぴぽにあ選手が早めのしかけからの小刻みな連鎖で先手を取るも,MGR選手が2試合,3試合めを火力の高い6連鎖,8連鎖などで連取。MGR選手がチャンピオンシップ初出場初優勝に王手をかける。
しかし続く2セットめは,ぴぽにあ選手が圧倒。MGR選手が仕掛けてきた小さめの連鎖を的確な中規模の連鎖で返して逆にペースを崩させ,追撃でトドメを刺すという流れで2-0で勝利。セットカウントを五分に戻す。
最終セットは,初戦をMGR選手,続く試合をぴぽにあ選手が獲得する。正真正銘の最終決戦となった3試合めは,お互いが本線を高く積み上げて大連鎖を狙う展開に。大連鎖と大連鎖のぶつかり合いで雌雄を決するかに思えたが,ここで先にぴぽにあ選手が2連鎖で攻撃。この攻撃にはもちろん対応するMGR選手だったが,対応中にぴぽにあ選手が本線を発火。重い9連鎖を追撃で重ねることによりMGR選手の盤面を圧迫。ぴぽにあ選手が“平成最後のチャンピオンシップ”と銘打たれた本大会の頂点に立った。
プロリーグ戦1年めを締めくくる決戦が4月に開催。そして2019年度のぷよぷよチャンピオンシップが6月に開幕
2018年度最後のぷよぷよチャンピオンシップとなった今回は,この1年を締めくくる大会「ぷよぷよランキングファイナルズ」の詳細や,それに出場する最後のチャンスである「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」の開催,そして2019年度のぷよぷよチャンピオンシップが6月からスタートすることが発表された。
なお,発表された大会関連の新情報は,ぷよぷよポータルサイト内のeスポーツ特設サイトにて詳細を確認できる。大会への参加や観戦を考えているという人は,同サイトや,大会のアーカイブ(動画リンク)などを参照してほしい。
「ぷよぷよ」eスポーツ特設サイト
コミュニティサイト「ぷよぷよキャンプ」
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