スマホゲームのセルラン分析（2023年3月23日〜3月29日）。今週の1位は「プロ野球スピリッツA」。1月〜3月の四半期ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している（※関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，現在最も売れているタイトルを始めとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームのセールスランキング

（2023年3月23日〜3月29日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	3	プロ野球スピリッツＡ	135%	148%
2	1	ウマ娘 プリティーダービー	-9%	3%
3	2	モンスターストライク	-26%	-26%
4	4	Fate/Grand Order	-41%	-14%
5	6	ドラゴンクエストウォーク	-3%	31%
6	9	原神	7%	49%
7	13	グランブルーファンタジー	-11%	101%
8	25	ブルーアーカイブ	71%	247%
9	16	あんさんぶるスターズ！！Music	-60%	37%
10	14	パズルサバイバル	-3%	17%
11	8	パズル＆ドラゴンズ	19%	-29%
12	19	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	13%	32%
13	17	プロジェクトセカイ カラフルステージ！	7%	0%
14	26	ONE PIECE バウンティラッシュ	0%	60%
15	34	ヘブンバーンズレッド	-7%	104%
16	18	ディズニー ツイステッドワンダーランド	28%	-1%
17	3	信長の野望 覇道	-76%	39%
18	7	勝利の女神：NIKKE	-31%	-51%
19	12	放置少女	-1%	-30%
20	121	シャドウバース	53%	748%
21	29	実況パワフルプロ野球	0%	28%
22	28	荒野行動	7%	19%
23	15	Pokémon GO	-10%	-35%
24	32	ブルーロック Project: World Champion	-15%	32%
25	5	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-14%	-70%
26	10	バンドリ！ ガールズバンドパーティ！	-39%	-59%
27	24	eFootball 2023	-2%	-2%
28	22	LINE ポコポコ	-14%	-9%
29	11	ドラゴンクエストタクト	11%	-59%
30	27	ホームスケイプ	-21%	-9%
31	21	ガーデンスケイプ	39%	-24%
32	31	メメントモリ	-55%	-13%
33	30	LINE：ディズニー ツムツム	10%	-20%
34	36	マフィア・シティ	3%	2%
35	62	Lineage W	0%	99%
36	52	おねがい社長！	21%	69%
37	265	#コンパス	49%	1222%
38	218	デュエル・マスターズ プレイス	26%	816%
39	40	フィッシュダム	-7%	5%
40	41	Age of Origins	35%	5%
41	33	三國志 覇道	-49%	-28%
42	38	ロイヤルマッチ	27%	-4%
43	105	雀魂	-12%	191%
44	90	獅子の如く〜戦国覇王戦記〜	-1%	131%
45	48	三國志 真戦	2%	16%
46	167	アズールレーン	14%	395%
47	64	タウンシップ	5%	38%
48	55	日替わり内室	16%	18%
49	120	Identity V	12%	208%
50	42	トップウォー	4%	-15%

※掲載データはSensor Towerから引用したものです
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも，PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません

1〜25位の収益グラフ。縦軸（収益）の数値は非公開

　今週の1位は，「プロ野球スピリッツA」（iOS / Android）である。
　野球のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）は3月21日に閉幕しているが，それ以降もプロスピAの収益は高止まりが続いている。熱心な野球ファンのなかには，WBCの余韻に浸ったり追体験をしたいと思う人も多くいるだろうが，そういったニーズに対する受け皿にもなっているのだろう。

プロスピAにおける過去1か月間の収益推移

　20位には「シャドウバース」が，収益の前週比748％でランクインしている。
　本作では3月27日に「初音ミク」とのコラボイベントが開始しており，そのタイミングで収益も大きく伸びている。新カードを追加するだけでなく，魅力的なキャラクターとのコラボイベントを行うことでも成果を出せるのは，Cygamesらしい強みといえるだろう。

シャドウバースにおける過去1か月間の収益推移

スマホゲームの四半期ランキング
（2023年1月1日〜3月31日）

　これから数回にわたって，2023年1月〜3月の3か月間（四半期）のランキングをお届けする。以下に掲載するのは，前四半期における国内のスマホゲームの収益ランキングだ。

順位	タイトル
1	ウマ娘 プリティーダービー
2	モンスターストライク
3	Fate/Grand Order
4	プロ野球スピリッツＡ
5	パズル＆ドラゴンズ
6	ドラゴンクエストウォーク
7	原神
8	勝利の女神：NIKKE
9	ドラゴンボールZ ドッカンバトル
10	Pokémon GO
11	ブルーアーカイブ
12	ONE PIECE バウンティラッシュ
13	ヘブンバーンズレッド
14	プロジェクトセカイ カラフルステージ！
15	パズルサバイバル
16	あんさんぶるスターズ！！Music
17	LINE：ディズニー ツムツム
18	メメントモリ
19	荒野行動
20	ドラゴンクエストタクト
21	eFootball 2023
22	放置少女
23	ブルーロック Project: World Champion
24	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース
25	信長の野望 覇道
26	ガーデンスケイプ
27	グランブルーファンタジー
28	LINE ポコポコ
29	ディズニー ツイステッドワンダーランド
30	三國志 真戦
31	にゃんこ大戦争
32	ホームスケイプ
33	アークナイツ
34	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン
35	マフィア・シティ
36	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
37	フィッシュダム
38	実況パワフルプロ野球
39	Age of Origins
40	日替わり内室37
41	プリンセスコネクト！Re:Dive
42	ONE PIECE トレジャークルーズ
43	Identity V
44	おねがい社長！
45	トップウォー
46	妖怪ウォッチ ぷにぷに
47	モリノファンタジー
48	ドラゴンボール レジェンズ
49	Lineage W
50	三國志 覇道

1月〜3月における収益の上位25タイトル

　今回の四半期で1位となったのは，2月24日の2周年のタイミングで一大イベントを展開した「ウマ娘 プリティーダービー」である。セルランでも5回（5週間）にわたって1位となっており，納得のいく結果だろう。また，幅広いジャンルとのコラボイベントを行うことで，幅広い層に認知され，プレイヤーの裾野も大きく広がっていると思われる。

　
　
　初登場した新作スマホゲームとしては，ルーデルの「ブルーロック Project: World Champion」が23位にランクインしている。
　人気IPを採用したスマホゲームは，サービス開始時は大きな注目を集められても，それを維持し続けるのが難しいことが多い。その点本作では，サービス開始から3か月が経過しても，セールスランキング圏内に滞在している。原作漫画やアニメ，そしてサッカーファンのあいだで定着しているようだ。

ブルーロックの1月〜3月における収益推移

Sensor Tower 日本語公式サイト

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