「Overwatch League」の第1シーズン第2ステージが終了。New York Excelsiorがステージを制し，レギュラーシーズン成績でもトップに

　アメリカ時間の2018年3月25日，Blizzard Entertainmentの主催するeスポーツプロリーグ「Overwatch League」の第1シーズン第2ステージのプレイオフが，Overwatch Arenaで開催された。New York ExcelsiorがPhiladelphia Fusionを下し，第2ステージ勝者として賞金12万5000ドルを獲得。シーズンを通しての成績でもトップを維持している。


　Overwatch Leagueは，アメリカのプロスポーツをモデルにした本格的なプロリーグとして，1月11日に第1シーズン第1ステージがスタート。世界を代表するプロゲーマーたちがOverwatch Arenaのあるカリフォルニア州バーバンクに集結し，12チームに分かれて4つのステージを半年ほどかけて戦い抜く。

　ここまでのシーズン成績は，第1，第2ステージでともに1戦しか落としていないNew York Excelsiorがトップで，それをLondon Spitfire，Seoul Dynasty，Philadelphia Fusionが追っている。

　中位にはHouston OutlawsやBoston Uprising，Los Angeles Valiant，Los Angeles Gladiatorsがいるが，どのチームもときおり上位チームを食う活躍をしつつも，不安定なところを見せている感じだ。

　さらに下位の4チームは今後のメンバー強化が望まれるところだ。実際，上位の一角を占めるPhiladelphia Fusionはイスラエル出身のDPSプレイヤー，EQO選手をスカウトしたほか，Los Angeles GladiatorsはLondon SpitfireからタンクのFissure選手をトレードで獲得している。

※初出時に掲載した選手の情報に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。


　New York Excelsiorは，元々韓国の釜山を中心に活躍していたLW Blueのメンバーを中心とするチーム。チームリーダーであるSaebyeolbe選手が笑顔を振りまきながらファンと積極的に交流しており，明るい雰囲気がOverwatch Leagueでも目立っている。

　チームオーナーがメジャーリーグのニューヨーク・メッツのオーナーである関係もあってか，4月2日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で，Saebyeolbe選手はチームを代表して始球式に登板するという栄誉にあずかるとのこと。4月4日から始まる第3ステージまで，各チームはこうしてファン交流や広報活動に勤しんでいるようだ。

Photo: Courtesy of Blizzard Entertainment

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