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  • 発売日:2013/08/08
  • 価格:9.99ドル
    ※2月17日までは7.99ドル
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[GDC 2014]Independent Games Festivalの最優秀賞を受賞した「Papers, Please」をはじめ,GDC会場で見かけたインディーズゲームをピックアップして紹介
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印刷2014/03/24 16:35

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[GDC 2014]Independent Games Festivalの最優秀賞を受賞した「Papers, Please」をはじめ,GDC会場で見かけたインディーズゲームをピックアップして紹介

 Game Developers Conference 2014(以下,GDC 2014)の会場には,Independent Games Festival(以下,IGF)のノミネート作品を一斉に展示しているセクションがあり,受賞作品の展示ブースは人だかりができるほど大きな賑わいを見せていた。
 本稿では,IGFの最優秀賞である「Seumas McNally Grand Prize」を受賞した「Papers, Please」PC / Mac)をはじめ,GDC 2014会場で見かけたインディーズゲームの中から,筆者が気になったタイトルをピックアップして紹介していこう。
 なお,IGFのノミネート作品については,筆者の連載バックナンバーで紹介しているので,気になる人はそちらを参照してほしい。

Papers, Please

公式サイトURL:http://dukope.com/

Lucas Pope氏。日本人の奥様もプログラマーで,これまでに「Mightier」(PC),「Helsing's Fire」(iOS)を共同で開発してきた。しかしPapers, Pleaseの制作時は,奥様が生まれたばかりの子供の世話で手一杯だったため,自宅にいながらPope氏が一人で制作したとのこと
画像集#001のサムネイル/[GDC 2014]Independent Games Festivalの最優秀賞を受賞した「Papers, Please」をはじめ,GDC会場で見かけたインディーズゲームをピックアップして紹介
 Lucas Pope(ルーカス・ポープ)氏が開発した「Papers, Please」は,IGFのSeumas McNally Grand Prizeおよび部門賞の「Excellence in Narrative」「Excellence in Design」,さらにGDC 2014の「Game Developers Choice Awards」(以下,GDCA)で「Innovation Award」「Best Downloadable Game」の2部門を受賞したタイトルだ(関連記事)。
 現在は日本語版がPLAYISMSteamでダウンロード配信されているため,すでに本作の存在を知っているという人もいるだろう。

 本作は,「アルストツカ」という共産主義国の入国審査官が主人公のゲーム。その内容は,観光客や移民など入国希望者のパスポートや審査書類を元に,入国を許可するか拒否するかを判断するというものになっている。
 事務処理は正確かつ迅速に行う必要があるのだが,入国希望者には密輸業者,スパイ,テロリストなどが紛れ込んでいる。国内情勢が不安定にならないよう,書類の偽造を見抜いて不正入国者の侵入を防ぐ必要があるのだ。
 また,入国希望者の中には,ユニークな旅行者や不遇な身上の亡命者などもいて,彼らのバックグラウンドストーリーがゲームに彩りを添えている。

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 Papers, Pleaseを制作したPope氏は,Naughty Dogでプログラマーの経験がある人物で,日本人の女性と結婚して4年前から埼玉県で暮らしているという。氏はアメリカ人ではあるが,日本に住んでいる人物が制作したインディーズゲームが,GDCAやIGFで受賞したというのは,日本のインディーズゲーム開発者にとって心強い報せとなったのではないだろうか。Pope氏の今後の活動に注目するのはもちろん,氏に触発されて世界を目指す開発者が増えることにも期待したいところだ。

Mushroom 11

公式サイトURL:http://untame.com/

 Untame Studiosの「Mushroom 11」は,形状を自在に変化できる粘菌のような物体を動かしながらゲームを進めていく横スクロールタイプのパズルアクションだ。
 体の一部でも残っていれば自己再生ができるため,地形や障害物でダメージを受けたときには自分の体を切り離して進んでいくことができる。GDC 2013の「Experimental Gameplay Workshop」に出展されたときに紹介したことがあるので,覚えている人もいるだろう。
 本作はまだ開発中ではあるが,2014年末にリリースされる予定とのこと。

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Crypt of the NecroDancer

公式サイトURL:http://necrodancer.com/

 Brace Yourself Gamesが開発する「Crypt of the NecroDancer」は,軽やかなステップでクリーチャー達を倒しながら,ダンジョンを探索していくという“ダンジョン探索リズムゲーム”だ。リリースは2014年内の予定で,公式サイトではプレオーダーが始まっている。
 一見するとダンジョンを探索するローグライクなゲームに見えるが,BGMのリズムに合わせてアクションを行うのが最大のポイント。また,リズムを検出するアルゴリズムにより,MP3などの音楽ファイルを,ゲームプレイで自由に使えるようになっているという。
 本作はキーボードやゲームパッドのほか,KONAMIの「DanceDanceRevolution」専用コントローラなどでプレイすることもできるという。会場の展示ブースも盛り上がりを見せており,パーティーゲームとして楽しむこともできそうなのが印象的だった。

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Luxuria Superbia

公式サイトURL:http://luxuria-superbia.com/


 Tale of Talesが開発する「Luxuria Superbia」は,カラフルなトンネルを進みながら内部をタッチして,よりカラフルなものにしていくというゲーム。
 ストーリーやキャラクター,これといった目的も存在せず,スピリチュアルな雰囲気を楽しむといった感じのゲームで,いわば抽象芸術(アブストラクトアート)ならぬアブストラクトゲームといったところ。
 IGFで斬新なゲームプレイに贈られる「Nuovo Award」を受賞した本作は,PC/Mac/Android/iOSでリリースされている。

「ゆっくりと画面に向き合っていく」のがハイスコアを出すカギとのこと
画像集#005のサムネイル/[GDC 2014]Independent Games Festivalの最優秀賞を受賞した「Papers, Please」をはじめ,GDC会場で見かけたインディーズゲームをピックアップして紹介

Game Developers Conference公式Webサイト


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