ゲームオンは2018年12月1日に,同社がサービス中のMMORPG「
黒い砂漠」に関して,今後のロードマップを
公式サイトで公開した。主な内容は韓国で開催されたオフラインイベントで発表されたものだが,これが日本ではどのように導入される予定なのか,メディア向けにカンファレンスが行われたので,その内容をお届けしよう。
黒い砂漠 日本運営プロデューサー 麥谷将人氏
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本日,アーチャーが実装。2019年上半期には韓国で新エリア「オーディリタ」が登場
まず,本日(12月12日)実装される
「アーチャー」について,改めて紹介が行われた。アーチャーはクロスボウをメインに持つキャラクターで,レベル1から覚醒武器「グランドボウ」を使用できるのが最大の特徴だ。覚醒武器スキルをある程度使用できるが,本来の力を発揮させるには,ほかのキャラクターの覚醒クエストと同様のものをクリアする必要がある。これに関連するクエストは,後日実装する予定だという。
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ゲームオンがサービス中のMMORPG「黒い砂漠」で,レンジャーの男性版と言えるプレイヤー待望の新クラス「アーチャー」が12月12日に実装される予定だ。10月には公式サイトでティザームービーが公開されており,実装を楽しみにしていたプレイヤーも多いだろう。今回,そのアーチャーに触ってきたので,プレイフィールをお届けしよう。
[2018/12/01 19:00]
アーチャーと同時に,メインストーリーに大きな変化がもたらされる要素が実装される。
これまではオルビア村からゲームがスタートしていたが,今後は,西部警備キャンプからのスタートとなる。そこからメインクエストに沿ってプレイを進めていくと,ハイデルでストーリーが分岐するとのこと。ルートによって出会うNPCやクエストを進めるための狩り場が異なるようなので,新たなキャラクターをメイクしたときなどは,まだ選んだことのないルートの物語を楽しんでみるのもいいかもしれない。注意点として,一度選んだルートをやめて別のルートを再選択することはできない。
今回のアップデートでは,ハイデルから分岐する3ルートが実装され,メディア以降のストーリー分岐は後日実装予定とのことだ。
どのルートに進むかは,プレイヤー自身で選ぶことができる。アップデートにあわせてアーチャーを作成したプレイヤーは,再構成された物語を体験してみてもらいたい
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また,メインクエストを進めていくと名前のみ登場していたNPC「イレズラ」が登場する。彼女がどう物語に絡んでくるのか興味は尽きないが,彼女の登場はメディア以降のメインストーリーとなるようなので今後の実装を待ちたい。
続いて,2019年上半期に韓国で実装予定の新エリア
「オーディリタ」が公開された。
カーマスリビアにあるカーマスリブの神樹を守る「ガネル」と「ベディル」。ストーリーでは,ガネルはレンジャーとして精霊と協力し,共存を目指す一方,ベディルは精霊を使い捨てる思想を持つダークナイトとして描かれている。そのベディルの中でも過激派に相当する勢力「アヒブ」の拠点となっているのが,オーディリタ周辺なのだという。
かつてオーディリタがカーマスリビアの領土であったころ,辺境守護のためにゴーレムによって建てられたオルルンの渓谷。現在はアヒブが占領している
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この土地の原住民であったトゥーロ族は,ベディルとガネルによる戦争に巻き込まれて,生活基盤を脅かされるほどの被害を受けたという
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アヒブ勢力により占領されているいばらの森。自らの楽園を作ろうと,南の海岸に巨大な城を建設した。その巨大さは,同族に対する憎しみや嫉妬の表れだという
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首都オーディリタは,アヒブの長であるウィオレンティア・オウダーと彼女の部下が盗んだカーマスリブの枝を植えて,そこに根を下ろしたもの。プレイヤーが街として使用できる機能を有しているかどうかは,まだ不明だ
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かつて黒い星が流れ落ちた場所で,霧の森とも呼ばれている。現在,カルフェオン城の西側に侵入不可のエリアがあるので,そのあたりのフィールドなのだろうか
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新エリアに出現するモンスターも紹介された。どちらもかなりの大きさを誇るモンスターのように見える。
ミノタウロスを思わせるトゥーロ族。2〜3体で行動しており,倒すと最大3人まで報酬が得られる
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頭上にアヒブを乗せているアヒブベアライダー。状態異常が効きやすいので,ソロでも狩れるモンスターとのこと。ただ,アヒブとプレイヤーキャラクターのダークナイトが同じスケールだと考えると,かなりデカいのでは……?
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そして,韓国でもまだ企画段階の内容ではあるが,新たな大規模PvP
「領地戦」の存在が明かされた。現在,黒い砂漠では拠点戦,占領戦という2つの大規模PvPが定期開催されている。領地戦はそれらの最上位となるもので,カルフェオンとバレンシアの2エリアが舞台となる。
続いて公開された
「影の戦場(仮)」は,韓国だけでなく,日本でも2019年の早い時期に実装が予定されているという。コンテンツがスタートするとプレイヤーは闇の精霊になり,倒れているキャラクターに憑依して活動,最後の1人になるまで戦うというもの。時間経過で活動可能エリアが狭まり,その外に出ると大ダメージを受けるようで,いわゆるバトルロイヤルゲームのルールに似たコンテンツとなるようだ。
プレイヤーのレベルは固定で,モンスターやほかのプレイヤーを倒したり,箱を開けてアイテムなどを入手していく。また,箱からのみスキルが手に入るが,得られるスキルはランダムでかなり運任せなところもあるようだ。
最後に,アーチャーの実装記念イベントとして,2019年1月9日までアーチャーと“設定したキャラクター”との獲得経験値を共有するイベントが実施される。これはアーチャーで得た経験値が,設定したキャラクターでも得られるというもの。逆に,設定したキャラクターで経験値を得てもアーチャーには経験値が入らないので注意しよう。この共有での経験値獲得上限はレベル59の99.99%までとなっている。
100枚の「MSI GeForce RTX 2080 GAMING X TRIO」がゲームオンに集結!
ロードマップの発表を終えた麥谷氏は,メディア陣をある部屋に案内したいと話した。その言葉に従って付いていった部屋の扉の前で,白い手袋をはめる麥谷氏。手にした鍵をゆっくりと回し,その扉を開けた先には……
100枚のグラフィックスカードの箱が広がっていた。
黒い砂漠をプレイしているファンならば,すでにご存じの通り,黒い砂漠では現在,
「100グラボプレゼントキャンペーン」が実施されている。キャンペーン期間中に新クラス「アーチャー」をキャラメイクしたり,Twitterで「#黒い砂漠100グラボ」とツイートするだけで,合計100名にグラフィックスカードが当たるという超太っ腹な企画だ。
しかし,キャンペーンでもらえるMSI製グラフィックスカード「GeForce RTX 2080 GAMING X TRIO」は,現在の市場価格で10万円を軽く超える高級品。これはキャンペーンに参加する以外ないと意気込ませる一方,本当にそれだけの枚数がプレゼントされるのか訝しがっているファンもいたのではないだろうか。しかし,それはここに存在した。
彼方でアピールする麥谷氏が霞むぐらい敷き詰められたグラフィックスカード。100グラボは存在したんだ!
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いやいや,これダミーボックスを並べただけじゃないの? と思う読者もいるだろう。ということで,無作為に1つ選んで開封の儀。もちろん,しっかりと中身が入っていた
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実は会議室のテーブルに敷き詰められたグラフィックスカードの数は75個。それ以上乗せられず,また値段的に積み重ねるのも怖いので,残りの25個はダンボール箱に収められていた。これで締めて100グラボなり
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時価にして総額1000万円を超えるグラフィックスカードを目の前にし,動揺しつつも笑う以外ないメディア陣。これだけ並べられると,1箱10万円以上と言われてもピンとこない。
ともあれ,キャンペーンでプレゼントされるグラフィックスカードは,確かに100個存在した。となれば,あとはもうキャンペーンに応募するだけだ。ぜひともアーチャーをキャラメイクして,この太っ腹なキャンペーンに参加しよう。