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[CeBIT]Intel,単体GPUとSandy Bridge側GPUコアの併用を可能にするGPU仮想化技術「Virtu GPU Virtualization」をアピール
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印刷2011/03/05 22:12

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[CeBIT]Intel,単体GPUとSandy Bridge側GPUコアの併用を可能にするGPU仮想化技術「Virtu GPU Virtualization」をアピール

 Intelは,ドイツのハノーバー市で開催されているCeBIT 2011において,プレス向けカンファレンスを開催した。今回のカンファレンスは,クライアント製品に関する情報のアップデートが中心。Sandy Bridgeや対応チップセット,小型PCに,新世代Atomといったトピックが次々と飛び出すものだった。
 そのなかでも4Gamer的に最も注目したいのは,2011年3月3日の記事でもお伝えした「Virtu GPU Virtualization」だったが,ともあれ,話題の豊富なカンファレンスの内容をまとめてみることにしたい。

「Virtu GPU Virtualization」で

単体GPU利用時もCPU統合型GPUの機能が使える


Jeff Austin氏(Director, Desktop Processor and Platform Marketing, Intel)
Intel 6
LucidLogixのVirtu GPU Virtualizationが第2世代Core iシリーズに最適化されていることを説明
 先の記事でもお伝えしているとおり,Virtu GPU Virtualizationは,CPU側の統合型グラフィックス機能と,単体GPUとを,必要に応じて切り替えながら利用できる技術だ。

 IntelでデスクトップCPUやプラットフォームのマーケティングを統括するJeff Austin(ジェフ・オースティン)氏は,LucidLogix Technologiesが開発した,ソフトウェアベースのGPU仮想化技術が,第2世代Core iプロセッサに最適化されていると紹介する。

 つまりこの技術を使えば,これまで単体グラフィックスカードを利用した場合に有効化できなかった,動画エンコードを高速化できる「Quick Sync Video」や,Intelが“コンテンツ配信システム”として訴求する「Intel Insider」を利用できるようになるというわけだ。
 氏は,このVirtu GPU Virtualizationに対応したマザーボードが,2011年第2四半期中に市場投入されると予告している。

 ちなみにこのVirtu GPU Virtualization,マザーボードベンダーによると,NVIDIAのSLIと同様にライセンス認証制を採用しているとこのこと。つまり,ライセンスを取得したマザーボードでないと動作しないわけだ。また,利用可能なGPUも,現時点ではGeForce 200/400/500シリーズとATI Radeon HD 4000/5000シリーズに限られているという。Radeon HD 6000シリーズの検証は終わっていないとのことである。

Intel 6
Intel 6シリーズチップセットに関するアップデート。B3ステップの出荷は順調に進んでいるという
 セッションに話を戻そう。Austin氏はIntel 6シリーズのB2ステッピング版が抱えていた「Serial ATA 3Gbpsポート問題」に関して,「問題は,メタルレイヤーの小変更で解決できたため,当初の予定よりも早く解消できた」と述べ,すでにB3ステッピング版を100万ユニット出荷したと明らかにした。3月下旬にも,供給は(Intelにとって)通常どおりの状態に戻るとのことだ。


セキュアなログインを実現する

ワンタイムパスワード「Identity Protection Technology」


Intel 6
IPTを使ったSteamへのログインデモ。Steamが第2世代Core iシリーズを検知し,IPTを有効にしているとのメッセージが下に表示される
 Austin氏はまた,「Identity Protection Technology」(IPT)というワンタイムデジタルパスワードにより,第2世代のCore iシリーズでより安全な認証が可能となることを明らかにした。

 IPTは,オンラインショップや企業のVPNなどにアクセスするときに,サーバー側とクライアント側で,認証サービスを提供する企業が発行したワンタイムパスワードを共有することで,よりセキュアなアクセスを実現するというもの。
 今回はSteamを用いたデモが行われたが,オンラインゲームのログオン周りでも採用されるようになれば,アカウントハック問題に対する解決策となるかもしれず,期待したいところだ。

 Intelは,VeriSignやVASCO,Symantecと協力し,この技術を2011年後半にも,ノートPCなどに搭載できるようにするとしている。


一体型PCに向け,マザーの“高さ”を半分に

高さが従来の半分となるマザーも


Intel 6
Intelが「Lifestle Platform」対応製品と位置づける低消費電力版CPUのラインナップ
 最後にAustin氏は,オールインワンPC(All-In-One PC,以下,AIO)の普及を推進すべく,性能を維持しつつ低消費電力化した第2世代Core iシリーズCPUを拡充することを明らかにした。
 AIOでは,本体の薄さが重要になることから,I/Oインタフェース部の“背の高さ”を従来の半分とし,AIOに組み込みやすいMini-ITXマザーボードなども,標準プラットフォームとして提唱していく意向だ。これにより,大小PCベンダーが,AIOのアップグレードやバリエーションの拡充をしやすくなると,Austin氏は述べている。

I/Oインタフェース部の高さを従来の半分にした「Thin Mini-ITX」を提唱。AIOや,Intelが「Micro Desktop」と呼ぶ小型PCのフォームファクタとして標準化していく意向が示された
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GIGA-BYTE TECHNOLOGYの薄型Mini-ITXフォームファクタ採用マザーボード。Intel H61 Expressを搭載する
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薄型Mini-ITXマザーボードを採用し,18.5インチディスプレイを備えたGIGA-BYTE製オールインワンPC「GS-AH6G3N」

ECSの薄型Mini-ITXボード。こちらもIntel H61 Expressを採用している。I/Oインタフェースの並びに注目
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Oak Trailこと次世代Atomを披露

採用製品の登場はもうすぐ


Karen Regis氏(Director of Consumer Client Marketing, PC Client Group, Intel)
 続いて,Intelでコンシューマ向けクライアント製品のマーケティングを統括するKaren Regis(カレン・レジス)氏が登壇。
 氏は,「拡大するタブレット市場に向け,次世代AtomプロセッサとなるOak Trailをまもなく投入する計画だ」と述べ,採用製品の例として,富士通製の10.1型タブレットPC(※名称未公開)を紹介した。

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まもなく市場投入されるという,Oak Trailこと次期低消費電力版Atomの特徴
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Atom搭載タブレットのパートナーが増え続けているとアピール

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Oak Trail搭載の富士通製10.1インチタブレットPCが披露された
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側面にHDMI出力を備えていることが確認できた
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着脱式のバッテリーを搭載。背面にカメラを装備するのも確認できる

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Netbookは,さらに薄く進化すると,同社のリファレンスデザインを紹介
 さらにRegis氏は,タブレットPCの急速な成長が見込まれている一方で,Netbookも堅調な成長を見せるというIDCの予測を紹介した。

 Netbookは,日本以外の地域で顧客満足率が高いとして,今後もNetbookの高性能化に努めていくとのこと。
 そこでIntelは,より高性能なNetbookを実現するために,「Atom N570/1.66GHz」を市場投入するほか,いままでのNetbookよりも薄い製品や,Chrome OSを搭載したNetbookを採用するとしている。

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Netbookとタブレットの出荷台数予測を記したスライド。Intelは,Netbookも堅調な成長を続けると見ている
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Netbookに対する満足度は,日本以外の国で良好だという。逆にRegis氏から「なぜ日本人はNetbookに不満を持つのか?」と問いかけられる場面も

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タブレットPCとNetbookは,用途によって棲み分けができるとアピール
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新世代のNetbookとして,より高性能になったAtom N570や,14〜17mmの薄さを実現する新しいフォームファクターが登場してくると説明

Googleが開発中の「Chrome OS」。それを搭載するNetbookも披露された。Webブラウザと同じ操作感覚で,アプリケーションやゲームの操作ができるというのがウリだ。セキュリティアップデートなども一元管理されており,PCに不慣れなユーザーに優しいインタフェースだという
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「Intel Wireless Display」を利用した

ワイヤレスサウンド技術も公開


 Regis氏はこのほかにも,「Intel Wireless Display」(WiDi)のアーキテクチャに関するアップデートを行った。ゲームとはあまり関係ないが,WiDiベースで,サウンドデータのみを伝送する「Intel Wireless Music」を2011年後半に実現できる見込みとのことだ。

 公開されたWireless Music対応アダプタ(レシーバ)は,Logitech製の試作機で,今年の秋口には30ドル程度で買えるようになるという。

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2011年後半にはIntel Wireless Musicで手軽に音楽やストリーミングラジオなどを楽しめるようにするとのこと
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LogitechのIntel Wireless Music対応デバイス

 以上,こまごまと発表された内容をまとめてみた。Virtu GPU Virtualizationだけでなく,アカウントハック対策としてのIPTも,なかなか興味深いとところである。Intelが予告したとおりのスケジュールで登場し,期待どおりに動いてくれることを期待したい。
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