
ニュース
ドイツ発のゲーマー向け製品ブランド「ROCCAT」が日本へ。ドスパラが全国展開
![]() |
サードウェーブによれば,独ROCCATによる同名のブランドは欧州のゲーマー向け周辺機器市場でトップ2の位置にあるとのこと。2010年を迎えるに当たって,アジア市場への進出を決定したROCCATが,日本における販売パートナーとしてサードウェーブと手を組んだ結果が,今回の国内展開決定であるようだ。
→ROCCAT公式Webサイト
販売は,全国のドスパラ各店と通販サイトで行われる予定。発売時期は「現在調整中」(サードウェーブ)で,近日中に,価格ともども具体的なスケジュールが正式発表されるものと思われる。
なお,東京・秋葉原で13日に開催される「ONLINE GAME messe.2009」や,19日開催の「サドンアタック祭り2009」でも,実機デモ展示が行われる予定になっているという。
![]() |
正式発表前ということもあって,肝心要の発売時期と価格をお伝えできないのは申し訳ないが,ひとまず,国内展開第1弾製品の概要を下記のとおりまとめておきたい。
ROCCAT Kone
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ROCCAT Koneを別の角度から。「つまみ持ち」だと,サイドボタンの位置はちょっと高すぎるかもしれない | |
![]() |
![]() |
錘は,5/10/15/20gのものが一つずつ(左)。錘には端子が設けられており,本体に取り付けると,ドライバソフトウェアのコントロールパネルから「いま何gの錘を取り付けているか」確認できるようになる。右は,マウスを分解しない4Gamerでは珍しい分解写真 |
●主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:10(左右メイン,センタークリック&左右チルトボタン機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×3,左サイド×2)
- イメージ処理能力:6.4MPixels/s
- トラッキング速度:65IPS(1.65m/s)
- フレームレート:7080fps
- 最大加速度:20G
- トラッキング解像度:800/1200/1600/2000/2400/3200DPI
- ポーリングレート(レポートレート):125/500/1000Hz
- リフトオフディスタンス:自動調整(TCUによる)
- スリープモード:未公開
- マクロ登録機能:あり
- オンボードフラッシュメモリ:搭載(容量128kB)
- 本体サイズ:65(W)×130(D)mm(※高さ未公開)
- 重量:133g(※ケーブル抜きでは118g。付属するウェイト「Fastclip Weight System」により+5/10/15/20g調整が可能)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:未公開(※直径3mm)
- 接続インタフェース:USB(16bitデータフォーマット)
- 対応OS:未公開
ROCCAT Apuri
![]() |
どことなくサソリを思わせる不思議なシルエットを採用しているが,これは,ケーブルアンカーの存在によって,ほかのケーブルが取り回しづらくなるのを避けるための配慮であるとのこと。マウス以外のデバイスから伸びるケーブルは,ROCCAT Apuriの下を通し,必要に応じて本体側のUSBポートと接続するような利用形態が想定されているようである。
![]() |
![]() |
●主なスペック
- 本体サイズ:130(W)×130(W)×65(D)mm
- USBハブ機能:4ポート(※付属ACアダプタによるセルフパワー動作のほか,バスパワー動作もサポート)
- ケーブル長:1.5m(※USBケーブル,ACケーブル共通)
ROCCAT Sense,ROCCAT Sota
サーフェスは「micro-crystal」という素材でコートされており,摩擦抵抗は極限まで下げられているとはROCCATの謳い文句。組み合わされるラバーベースを含めて,厚さがわずか1.35mmに抑えられているのも特徴だ。
一方のROCCAT Sotaは,広義には金属系でありながら,ある程度折り曲げることもできるという,ユニークな仕様の3層構造型マウスパッドである。サーフェスは,ざらざらした手触りのコートがなされ,その下には,光学/レーザーセンサーに幅広く対応し,正確なトラッキングを実現すると謳われるメタルホイル層を採用。そして最下層に,非常に柔らかなラバーベースを配することで,このユニークな仕様を実現しているわけだ。
サーフェスに触れた印象はハイセンシ向けだったが,ROCCATは,柔らかなラバーベースにより,力を入れて大きくマウスを動かすプレイヤーにも対応できていると謳っている。
●ROCCAT Senseの主なスペック
- サイズ:400(W)×280(D)×1.35(H)mm
- 材質:micro-crystal+ラバーベース
●ROCCAT Sotaの主なスペック
- サイズ:400(W)×280(D)×1.35(H)mm
- 材質:「Granular」コート+メタルホイル+ラバーベース
ROCCAT Kave
![]() |
ただし,マスター出力レベルと,サラウンドサウンドを実現するチャネル単位の出力レベル,マイクミュート,「Game」「Movie」の両プロファイル切り替えといった機能を提供するリモコン自体はUSB接続。どこまでがUSB接続で実現されているものなのかははっきりしないが,少なくともマスター出力レベル設定機能は,USBにより,Windowsのサウンド設定を直接変更することで実現しているという。
![]() 青色LEDは単なる飾りではなく,マイクミュートのインジケータとしても機能し,ミュート時は消灯する |
![]() 接続はアナログミニピン×4+USBという異色仕様。ミニピンケーブルにはカバーも取り付けられていた |
全体的に大柄で,丸みを帯びたデザインにもかかわらず,折りたたんで運べるというのは,LANパーティの盛んな欧州市場向け製品らしいところといえるかもしれない。
![]() |
![]() |
●主なスペック
- 基本仕様:アナログ接続ワイヤードタイプ,リアル5.1ch出力対応
- 本体サイズ:未公開
- 重量:未公開
- ケーブル長:3.4m(※インラインリモコンはPCから2m強の部分に位置)
- 接続インタフェース:ミニピン×4,USB 1.1×1
- 搭載ボタン/スイッチ:Tip’n’Control Desktop Remote(※マスターレベル,各チャネル単位の出力レベル,マイクミュートオン/オフ,「Game」「Movie」プロファイル切り替えの各機能を搭載)
- 付属品:5.1chサラウンドサウンドデモCD-ROM
- 対応OS:未公開(※アナログ接続部分はOS問わず)
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- 感度(SPL):114±3dB(@1kHz)
- インピーダンス:未公開
- 許容入力:100mW
- スピーカードライバー:40mm
- 周波数特性:20Hz〜100Hz
- 許容入力:1000mW
- スピーカードライバー:30mm
- 周波数特性:20Hz〜18kHz
- 感度:-36dB(@1kHz)
- インピーダンス:2.2kΩ+15%
- S/N比:50dB
- 指向性:なし(※1.5mm径×4)
ROCCAT Vire
![]() |
![]() |
●主なスペック
- 基本仕様:アナログ接続ワイヤードタイプ
- 本体サイズ:未公開
- 重量:約17g
- ケーブル長:1.2m(※デスクトップPC用1.3m長,ノートPC用0.17m長の変換ケーブルがそれぞれ付属)
- 接続インタフェース:ミニピン×1
- 搭載ボタン/スイッチ:なし
- 付属品:持ち運び用バッグ
- 対応OS:OS問わず利用可能
- 周波数特性:18Hz〜22kHz
- 感度(SPL):105±3dB(@1kHz)
- インピーダンス:32Ω
- 許容入力:5mW
- スピーカードライバー:14.2mm
- 周波数特性:20Hz〜100Hz
- 許容入力:1000mW
- スピーカードライバー:30mm
- 周波数特性:未公開
- 感度:-38dB±3dB(@1kHz)
- インピーダンス:2.2kΩ以下
- S/N比:未公開
- 指向性:なし
- 関連タイトル:
ROCCAT
- この記事のURL:
(C)2013 ROCCAT STUDIOS