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Mad Catz,据え置き型Androidゲーム機「M.O.J.O.」の予約受け付けを海外市場で開始。Tegra 4搭載で約250ドル
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印刷2013/10/17 15:07

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Mad Catz,据え置き型Androidゲーム機「M.O.J.O.」の予約受け付けを海外市場で開始。Tegra 4搭載で約250ドル

 北米時間2013年10月8日,Mad Catzは,Androidベースの据え置き型ゲーム機「M.O.J.O.」(モジョ)の予約受け付けを開始した。発売日は12月10日予定で,北米市場における直販価格は249.99ドル(約2万4600円程度)だ。ただし,現時点での販売対象地域は北米や欧州,オーストラリアなど14か国で,日本は含まれていない。

M.O.J.O.の本体(左)と,付属のワイヤレスゲームパッド「C.T.R.L. Wireless GamePad」
画像集#001のサムネイル/Mad Catz,据え置き型Androidゲーム機「M.O.J.O.」の予約受け付けを海外市場で開始。Tegra 4搭載で約250ドル

 M.O.J.O.は,家庭のリビングルームにある大画面テレビと接続すると,付属のBluetooth接続型ワイヤレスゲームパッドでAndroid端末向けゲームを楽しめるというコンセプトで開発された据え置き型ゲーム機だ。似たようなコンセプトの製品として,「独自のオンライン流通システムを用意して,ゲームはFree-to-Playで提供する」という「OUYA」があるが,M.O.J.O.はあくまでも,Google PlayやAmazon Appstoreで提供されているゲームをそのままプレイできるというのが大きな特徴だ。
 下にリンクを示した記事では,M.O.J.O.担当プロダクトマネージャーへのインタビューを掲載しているので,興味のある人は参照してほしい。

Mad CatzのAndroid用ゲーム機「M.O.J.O.」とは一体何なのか。プロダクトマネージャーに聞いてみた


M.O.J.O.(下)を正面から見たところ。左右対称で,試作機と比べれば大人しいデザインになった
画像集#008のサムネイル/Mad Catz,据え置き型Androidゲーム機「M.O.J.O.」の予約受け付けを海外市場で開始。Tegra 4搭載で約250ドル
 さて,2013年6月にM.O.J.O.が発表された時点では,製品の詳細や価格に関する情報は公開されなかったが,今回それらが明らかになったので,ここでまとめておこう。
 まず,試作機では左右非対称で先端がカットされたくさび形とでもいう,非常に奇抜な形状をしていたボディデザインは,くさび形の全体的なイメージはそのままに,左右対称の形状に変更された。
 背面に集中したインタフェース類も変更が見られる。とくに大きな変化は,100BASE-TXに対応する有線LAN端子を装備したことだ。試作機ではLAN関係のインタフェースが見当たらず,無線LANでの接続だけを想定していたようなので,多様な接続方法に対応したことは前向きに評価できるだろう。もっとも,無線LAN接続対応が打ち切られたわけではなく,IEEE 802.11a/g/nによる接続はサポートされている。

 また,試作機で用意されていたUSB端子は標準Aが2基とMicro-Bが1基だったのに対し,製品版は標準Aが2基のみになったというのも異なる。標準A端子の片方がUSB 3.0対応になったというのも注目に値しよう。
 一方で,映像出力端子として標準的なHDMI Type A端子を備える点や,外部ストレージ用としてmicroSDカードスロットを備える点は,試作機から変わっていない。

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M.O.J.O.の前面(左)と背面(右)。中央に100BASE-TX対応の有線LAN端子があり,2つのUSB端子の片方はUSB 3.0対応である

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こちらは東京ゲームショウ 2013でのMad Catzブースにて展示されていた試作機。左右非対称の形状(左)をしていたほか,インタフェース類(右)の数や配置も異なっている

 M.O.J.O.が搭載するSoC(System-on-a-Chip)は,NVIDIAの「Tegra 4」とのことで,ゲーム機としては妥当な選択に思える。メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量はやや少なめの16GB。搭載OSはAndroid 4.2.2(Jelly Bean)で,Google Playに加えて,「NVIDIA TegraZone」アプリもプリインストールされているとのことだ。

 冒頭の写真でも触れたが,本体にはBluetooth接続に対応したワイヤレスゲームパッド「C.T.R.L. Wireless GamePad」が付属する。主要なボタン配置はおおむねXbox 360 Controllerを踏襲したもので,奥側にメディア再生や音量調節用ボタンが並ぶ。

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C.T.R.L. Wireless GamePad。底面中央(右)にバッテリーを接続して使う

M.O.J.O.付属のC.T.R.L. Wireless GamePadには,中央に動作モード切り替えスイッチがある
画像集#010のサムネイル/Mad Catz,据え置き型Androidゲーム機「M.O.J.O.」の予約受け付けを海外市場で開始。Tegra 4搭載で約250ドル
 このゲームパッドは単体売りもされているものだが,製品説明には「new Mad Catz C.T.R.L. Wireless GamePad」という記述があり,既存の製品とは異なる点があるように読める。製品説明と写真を見たところ,ゲームパッドの手前側にスライド式の小さなスイッチがある点が違いのようだ。
 このスイッチはC.T.R.L. Wireless GamePadの動作モードを切り替えるもので,一番左に合わせると,Bluetooth接続のAndroid用ゲームパッドとして使うモードに,中央のマウスマークに合わせると,Android用ゲームを仮想マウスで操作する「Mouse Mode」になるという。なお,一番右はM.O.J.O.用ではなく,C.T.R.L. Wireless GamePadをPCやMacに接続して使うための「PC Mode」だ。

 東京ゲームショウ2013に出展しているくらいなので,日本でも販売される可能性は高そうなM.O.J.O.だが,「携帯機器用のゲームを,テレビの大画面で遊べる小型据え置きゲーム機」という点で類似した製品に,「PlayStation Vita TV」がある。しかも,それがM.O.J.O.の半額以下である9954円(税込)で買えるとあれば,割高感を感じてしまう面はある。
 とはいえ,Tegra 4を搭載し,膨大な数のAndroid用ゲームを遊べるM.O.J.O.は,手持ちのAndroid用ゲームを,ゲームパッドと自宅の大画面テレビでも遊びたいというゲーマーなら,惹かれるところのあるゲーム機かもしれない。

M.O.J.O. 製品情報ページ(英語)

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