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「U19eスポーツ選手権 2021」の決勝大会がGメッセ群馬にて開催。19歳以下のプレイヤーがチームを組んで,「リーグ・オブ・レジェンド」の頂点に挑んだ
昨年に引き続き,第2回となる本大会は,出場資格が国内在住の13歳から19歳限定で,学校などの枠にとらわれることなく,誰とでもチームを組んで出場できることが特徴だ。全国から参戦したプレイヤーが大会種目「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)の頂点を目指して戦いを繰り広げた。
決勝戦当日は,新型コロナウイルス感染対策のための無観客試合で,その模様はオンラインにて配信された。本稿ではその模様をレポートする。
【PR】群馬県主催のeスポーツ大会「U19 eスポーツ選手権2021」のエントリーが受付中。群馬が取り組むeスポーツの推進のカタチ
豊かな自然や数多くの温泉地など魅力的なトピックの多い群馬県は,全国でも有数の「eスポーツに精力的に取り組む」県でもある。群馬県自ら大会を開催したり,イベントを誘致したりと活動する一方で,eスポーツ推進のための催しも実施するなど,その活動の幅は広い。今回は群馬県で行われているeスポーツへの取り組みについて紹介しよう。
次世代を担う若者の戦略的思考やチームワーク,コミュニケーション能力の向上を図ることを目的に行われる本大会。今年の大会には71チームがエントリーし,2021年9月19日〜20日に行われたオンライン予選を勝ち抜いた「スターダスト田村」と「OTP」の2チームが決勝に進出。BO3(2ゲーム先取)のルールで決勝を戦った。
決勝進出チームのスターダスト田村は,LoL界では実力者として知られる選手が多数所属している。もんちゅんい選手とvann選手は,昨年の同大会の優勝チームに,rre選手とShakespeare選手は準優勝チームに所属していたという。
一方OTPは全員が初出場で,キャプテンのHALdesu選手がメンバーを招集。キャプテン以外のプレイヤーはこの大会で初顔合わせだったとのこと。
両チームとも高校生大会などで活躍している面々だが,今回は同じ学校というチームではなく,この大会ならではのチーム編成が見どころの一つとなった。
注目の第1ゲーム,ともに攻め気の強い展開で,選手同士が対峙したときは積極的に相手のキルを狙っていく。rre選手やvann選手を中心にチームが上手く周り,キル数とタワー破壊数ともにスターダスト田村が上回っていく。19分の段階でエースを獲得して,畳みかけるように攻め,第1ゲームを先取した。
第2ゲーム,後がないOTPも決勝まで勝ち上がった実力を発揮し,中盤まではほぼ互角の膠着状態が続く長期戦となったが,27分過ぎにバロンを相手にしていたOTPに対し,スターダスト田村がrre選手を欠いた状態で一気に攻め立て,なんとOTPの5人全員を倒し,またもエースを獲得する。そのままバロンも倒して優位に立った。
開始31分で再び直接対決の様相を見せた展開では,ざよい選手が3キルの活躍で一矢を報いたが,スターダスト田村の勢いは止まらず,復活後にすぐさま逆転する形となり,34分で制圧し,2連勝で優勝を決めた。
スターダスト田村のキャプテンShakespeare選手は,「昨年は決勝で敗れ悔しかったんですが,今年はこのメンバーで優勝できて嬉しかったです」と試合の感想を述べた。第1ゲームと第2ゲームでは選手を入れ替えて挑み,そのために全員がかなりの練習を積んだのだとか。そんなチームメイトのrre選手は,優勝チームの最も活躍した選手としてMIP賞も獲得。メンバーには協賛各社からの賞品が贈られ,今年の大会は締めくくられた。
なお,決勝大会の様子はYouTubeとTwitchの大会公式チャンネルにてアーカイブ配信が行われている。気になる人はチェックしてみよう。
「U19eスポーツ選手権 2021」Twitchチャンネル
「U19eスポーツ選手権 2021」YouTubeチャンネル
「U19eスポーツ選手権 2021」公式サイト
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