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[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート
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印刷2010/09/17 04:10

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[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート

 東京ゲームショウ2010の初日(9月16日)にCyAC(Cyber Athlete Competition)ブースで行われた「Quake Live」のエキシビションマッチの模様をお届けしよう。試合は午前と午後に一度ずつ公開されたが,筆者はそのうち午前の部を観戦した。

 レポートの前に,CyACについてなじみがない読者の方に説明すると,これは,滋賀県にあるニチカレIT事業部が運営する,FPSを中心としたオンライン対戦ゲームのコミュニティサイトだ。コミュニティ機能を提供するだけでなく,複数のゲームタイトルで定期的に大会を開催したり,その様子を動画配信するといった活動を精力的に続けている。
 
画像集#001のサムネイル/[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート

CyAC公式サイト

ニチカレ公式サイト


 CyACは,巧拙に関わらず幅広い層に競技的なゲームを広めることを目的とし,開催される大会の内容も,「初心者向けの大会」から「世界で一番強い奴を決める大会」まで,さまざまな内容で行っている。今回の東京ゲームショウでは,そうした大会の中でもかなりレベルの高い,殺るか殺られるかのガチな競技的ゲームの世界が見られた。
 
 エキシビションを行ったプロゲーマーは2名。Joe“Fenda”Fender氏とCyrus“proZac”Malenkani氏で,Fenda氏はイギリスの4Kingsに,またproZac氏はスウェーデンのSK Gamingという,いずれも世界トップレベルのチームに所属していたハイレベルなプレイヤーだ。

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Joe“Fenda”Fender選手
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Cyrus“proZac”Malenkani選手

 対戦ルールは,一般的な大会でのDuel(1vs1)ルールに基づいたもので,1マップ10分間のBest of 3(3マップ中,2マップ先取したほうの勝利)。最初に使用されたマップはBlood Runで,「Quake III」の時代から現代のQuake Liveまで,長い間Duel用マップとして親しまれてきた,定番の一つだ。

画像集#004のサムネイル/[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート
マイクを握っているのがCyACの二見晋平氏
 CyACの二見晋平氏が実況/解説を行う中で始まった試合は,proZac選手優勢の展開となった。まず2-0と先制したあと,Fenda選手の反撃によって2-2まで盛り返されたものの,逆転までは許さず,Fenda選手がレッドアーマーなどの重要アイテムを取りに行く瞬間をうまく狙う,proZac選手が確実に点差をつけていった。
 
 中盤に差しかかり,得点差が14-4まで広がったところで事件は起こった。CyACブースの電源が落ち,試合が中断されてしまったのだ。LANパーティなどでは,会場の容量不足で電源が落ちることは割とよくある光景だが,これほど大規模なイベント会場で電源トラブルが起こるとは,関係者は予想していなかったのではないだろうか。

 
画像集#005のサムネイル/[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート
復旧作業中

 結果的に最初の試合はノーゲームとされ,電源が復旧してから改めて試合が始められた。
 再試合では,序盤から中盤までproZac選手が巧みな回復アイテム管理で流れをコントロールし,残り6分の時点で10-0とリードを広げていた。とはいえ,Quake LiveのDuelでは,5分もあれば10点を返すには十分。Fenda選手も粘り強くチャンスを作ろうとしていた。
 しかし,相手の体力があと一撃で倒せる程度まで追い込めているのに,トドメがさせないため点数につながらないという歯がゆい状況が続く。proZac選手のレールガンが要所で高い命中率を誇るため,Fenda選手にとっては最後の一歩を詰めにくい状況にさせられている様子だ。

 ようやくFenda選手が最初のFragを得たころには,proZac選手のスコアは15まで伸びており,3分強という残り時間では挽回不能。最終的に,リードを守りきったproZac選手が,17-3でFenda選手に勝利した。
 
試合中の風景
画像集#006のサムネイル/[TGS 2010]CyACブースで行われた,プロゲーマー2名による「Quake Live」エキシビションマッチレポート
 
 2試合目のマップに選ばれたのは,Aerowalk。こちらも初代「Quake」からQuakeIIIまで使われている有名どころだが,Quake Liveで実装されたのはつい最近のことだ。

 今度はFenda選手が最初のFragを獲得し,先程のリベンジを思わせる始まりとなったが,直後にあえなく逆転を許してしまう。逆転後は僅かな点差のまま拮抗した展開が見られたものの,ワープポイントが複数設置されていて,マップ上の敵の位置を瞬時に判断する必要があるマップであっても,proZac選手のレールガンの冴えは際立ち,次第にFenda選手は後手に回っていく。
 レッドアーマーの出現を待っているところを倒されるなど,厳しい展開が続くFenda選手は,どうにか反撃の糸口をつかもうと,アーマー類を集めて状況を整える。だが,proZac選手の一瞬の攻撃により,集めたアイテム分以上のダメージを負ってしまうことが多く,途中からは完全にペースを握られていた。

 終了直前にどうにか1frag返したものの,ときすでに遅しといったところで,21-4という大差で終了した。数字的には大差に見えるスコアだが,Quake Liveでは,実力の近い者どうし戦った場合でも,ゲームの性質なのか,こうしたスコア差になることは珍しくない。Fenda選手には午後の部で雪辱を晴らしてもらいたいと思いつつ,ブースをあとにした。

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勝利の喜びを全身で表すproZac選手
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試合後に検討をたたえ合う両選手

 今回のエキシビションマッチはビジネスデイの開催であり,関係者のみを対象としたイベントだったが,一般公開日である18日,19日には,proZac,Fenda両選手と戦うShootout企画が用意されている。結果によっては景品がもらえるチャンスもあるので,こちらも要チェックだ。

Shootout企画

時間:2010年9月18〜19日(一般公開日)

・10:00 〜 11:00
・15:00 〜 16:00

1度でも倒すと

・CyACオリジナルTシャツ
・プロゲーマーのサイン

勝利すると

・CyACオリジナルマウスパッド
・CyACオリジナルマグカップ
・CyACオリジナルTシャツ
・プロゲーマーのサイン
・ステッカー


「QUAKE LIVE」公式サイト

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