男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ：第772回「結果を残すためにシレン特訓に明け暮れている」

著者近影

　今，シレンが熱いです。もちろん，私の中でだけど。
　先週もここで話したけれども，なんだか本業のプロレスでベルトへの挑戦が決まってしまいましてな（※先週の連載記事）。そうなると，ちょこちょこと忙しくなってくるんですよ。でも，飼い犬ハクの散歩の時間は削れないじゃないですか。となると，やはりゲイムの時間を削らねばならず。結果，生活サイクル的にも夜の寝る前の時間，ベッドに寝転びながら本格的にゲイムをプレイできるわけです。
　で，「不思議のダンジョン 風来のシレン６　とぐろ島探検録」を主にプレイしてるんですが，ちょうどいいんですよ。「1回プレイして寝よう！」という気持ちになりやすい。シレンの特徴である，その都度，最初からのプレイになるっていうところが，私の今のライフスタイルに合ってるんでしょうね。だから忙しくてゲイムをなかなかプレイできない人ほど，おススメっていう言い方もできますかね。

　でも私，なかなか最初のとぐろ島をクリアできないんです。毎晩，27〜30Fで力尽きてしまう。ほとんどの場合，めまわし大根に混乱させられて。もうね，理由は分かってるんですよ。そこに行くまでに眠くなってるんです，私が。1日の最後に寝転びながらプレイしてるわけだから。そりゃまあ，睡魔に襲われるよね。めまわし大根の前にもう目つぶっちゃってるよね。結局，「ダメだ。このままではボスまで進めない。かくなる上は……ガンガンいこうぜ！」っていうメンタルになってしまうと。
　これはもう，ほぼ毎晩起きる現象です。目を回されて，寄ってきたドラゴンに焼かれてしまう。そうやって，私の1日は終わります。おかげで，悔しい思いは少ないんですよ。やられて悔しいって気持ちもあるにはあるんだけど，それよりも「もうこれで眠れる……帰れるんだこれでただの男に，帰れるんだこれで帰れるんだ，ライラライラライラライ……ライラライラzzz……」って気持ちのほうが強い。
　ちなみに風来救助を要請してから眠るんだけど，ただの一度も救助されたことはないです。オンラインでも……私って孤独なんだなぁ……。


　一応，言い訳しておくとですね。なぜ分かってて毎晩，同じ過ちを繰り返すのかと言うと，タイトルマッチへの特訓も兼ねているわけです。これは経験者しか分からないかもしれないんだけれども，プロレスの終盤って心の強さが大切なんですよ。
　意識がもうろうとする局面って，いっぱいやってくるんです。それってちょっと，とぐろ島の30F付近に近いんですよ。「このまま3カウント聞いたほうが楽になれる」ってシチュエーションがいっぱいやってくる。でも，カウント2で返してしまったら，この苦しみがさらに延長してしまう。
　平時だったら頭では分かるんですよ。めまわし大根が出てきたら，なるべく近づかせないで通路に誘導してから矢で倒すってのが。でも，意識がもうろうとすると，どうしても良い結果しか見えなくなるというか，何とかなるだろっていう行動を取ってしまう。
　もちろん何とかなる時もあるけど，何ともならなくなるのはそういう行動を取った時なんですよね。なので，タイトルマッチに向けたシミュレーションを毎晩やってるってことなんですよ。勝てたことないけど。なので，私がもしベルトを獲ったら「シレン特訓の効果が出た」と思っていただいてけっこうです。シレンを背負って頑張ります。


　さて，今回はここからが本題です，実は。というのも「龍が如く7外伝 名を消した男」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）をクリアしたんですよ。これで，年間クリアゲイム数が「ドラゴンクエストモンスターズ3　魔族の王子とエルフの旅」に次いで2本になりました。月1ペース。シレンはクリアしてからが本番的な部分はあるけれども，ひとまずのエンディングを見るって意味ではクリアしときたいですね。
　で，「7外伝」にはズルいとしか言いようがないですね。エンディングの話ですが。もうね，桐生一馬の締めくくりに入っている感がすごい。これは実際に見て感じてほしいので細かくは言いませんが，おそらく今まではあえて見せてこなかった桐生一馬を見せてきます。これが桐生一馬が歳を重ねたという描写なのかどうかは分かりませんが，彼は世の中には強さの種類がいろいろあることを劇中で提示してくるんです。


　昔ながらのお座敷遊びに「虎々」（とらとら）というジェスチャーじゃんけんがあります。槍は虎に勝ち，虎は老婆に勝ち，老婆は槍に勝つんです。加藤清正がモチーフになったという説もあり，「清正じゃんけん」と呼ばれることもあるようですが，これは「龍が如くじゃんけん」でもいけそうだねって話です。桐生はチンピラに強く，チンピラは子供に強く，子供は桐生に強い。そういうことを思わされました。
　んでまた，しっかりと「龍が如く8」につながる展開でもある。やっぱ「8」始める前に「7外伝」をクリアしといて良かったなと思いました。「8」は評判良さげなので楽しみですが，私は自分で味わってみるまでは信じない派なので，そこは正直に向き合おうと思っています。
　とはいえ，「7外伝」の余韻はありつつ「8」をプレイするので，そういう楽しみ方は否定しないでおこうかなとも考えてます。まあ，何が言いたいかというと，すごく楽しみだということ。まだ夜にちょっとずつしか遊べない日々なんですけどね。


　というわけで，今週は「龍が如く7外伝」をクリアしましたという報告と，プロレスで結果を残すためにシレン特訓に明け暮れているってお話でした。来週の連載がアップされる頃には試合は終わってるんだけど，締め切りの関係上，結果をお伝えするのは次の次になりそう。シレン特訓が現実社会で有用なのか，確認をしたい人は来週の水曜日（2月14日），夜に行われるタイトルマッチをチェックしておいてください。
　シレンに恥はかかせない！　また来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5：「eFootball 2024」
PlayStation 5：「龍が如く7外伝 名を消した男」
Nintendo Switch：「不思議のダンジョン 風来のシレン６　とぐろ島探検録」
Nintendo Switch：「ドラゴンクエストモンスターズ3　魔族の王子とエルフの旅」
Nintendo Switch：「上海LEGEND」
iOS：「ロードモバイル」
iOS：「ウイニングイレブン カードコレクション」

■■男色ディーノ（プロレスラー）■■ ディーノ選手が所属するDDTプロレスは，2月11日（日）17：00より大阪・アゼリア大正大会「Into The Fight 2024 TOUR in OSAKA」を，12日（月・祝）13：00より愛知・名古屋市東スポーツセンター大会「Into The Fight 2024 TOUR in NAGOYA」を，そして14日（水）19：00より東京・新宿FACE大会「花より熱波3 〜ととのいをキミに〜」を開催します。ディーノ選手は新宿FACE大会で上野勇希選手が持つKO-D無差別級王座に挑戦が決まっており，その試合に集中すべく11日と12日は片眉をそり落とし，島にこもって武者修行をするため試合出場はないとのことです。