［韓国ゲーム事情＃801］3次CBTで注目を浴びた「Priston Tale II ： 2nd Enigma」のムービー2種公開

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃801

3次CBTで注目を浴びた「Priston Tale II: 2nd Enigma」のムービー2種公開（2007/10/23）

Text by Kim Dong Wook特派員


　YeDang Onlineが開発中のMMORPG 「Priston Tale II: 2nd Enigma」は，韓国で3回目のクローズドβテストを終え，一躍年末の期待作に浮上している。総勢4万人のテスターが参加した同テストでは，登録テスターの80％以上がゲームに接続し，1日平均で110分のプレイタイムを記録するなど，高い関心を集めていた。なお，Priston Tale IIは，日本ではNHN JAPANがサービスする予定となっている。

　昨年のE3での発表以後，Priston Tale IIについては，それほど情報が公開されていなかったので，ここで同ゲームの第3次クローズドβテスト時点での情報を簡単に整理しておこう。

　同ゲームは，アクション型MMORPGと位置づけられる。過去の英雄によって封印されていた悪の神「ミドゥランダ」の復活のために古代の封印体であるEnigmaを探す魔の軍団と，それに対抗してEnigmaを探すプリストン大陸の3種族をめぐるストーリーを背景としている。


　Priston Taleの正統後継作である同ゲームは，前作の世界観とシナリオを基盤としつつ，数世紀後のプリストン大陸で展開する冒険をテーマとしている。Unreal Engine 2.5を使った，リアリティあふれる背景とキャラクター描写，派手なエフェクトを組み合わせて高いクォリティのグラフィックスを実現している。
　既存のMMORPGとの差別化を図るため，この作品ではアクション性を強調した多彩なシステムを準備している。二択式のスキルを多数提供することによって，同じキャラクターでもプレイヤーの選択によって，まったく違う方向で育成できる「シーソースキルシステム」，キャラクターのスキルを最大4個まで連係させて，ディレイを減少させつつ強力な攻撃力を放つ「チェーンコンボシステム」， そしてキャラクターの怒りを起爆剤として，5連打の強力なコンボを発生するする「モータルシステム」などが用意されている。
　なおゲーム上のフィールドでクラン間で戦闘を行い，勝利すればそのフィールドの所有権を獲得し，さまざまな恩恵を享受できるという「クランシステム」は，クラン間の協力によって，いっそう多彩なプレイ体験を可能にしている。
　同ゲームについては，11月8日から11日まで韓国で開催されるゲームショウであるG-Star 2007のYeDang Onlineブースでさらに詳細な内容が公開される予定だ。


　なお，Priston Tale IIのプロモーションムービーとプレイムービーを入手したので，4GamerサーバーにUpした。話題の作品をぜひご覧いただきたい。

Priston Tale IIプロモムービー （2分11秒：63.1MB，MPEG-1）

Priston Tale IIプレイムービー （2分30秒：73.7MB，MPEG-1）