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オープンソースのVR対応ヘッドマウントディスプレイ「OSVR」が久々に公開。開発者向けキットはv1.4に進化し,日本進出も視野に
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印刷2016/04/30 19:10

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オープンソースのVR対応ヘッドマウントディスプレイ「OSVR」が久々に公開。開発者向けキットはv1.4に進化し,日本進出も視野に

 International CES 2015で発表され,同年のGame Developers Conferenceで一般公開された「OSVR」(Open Source Virtual Reality)は,Razerなどのハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーが進める,オープンソースのVR対応ヘッドマウントディスプレイの規格だ。それぞれが得意とする分野のノウハウを持ち寄る形で,複数のメーカーが協力するというユニークな開発スタイルが採られており,Razerはそのうち,開発者向けキット「Razer OSVR Hacker Dev Kit」を担当している。

「Razer」公式サイト


Razer
 Oculus VRの「Rift」やHTCの「Vive」が発売されて話題を集める中,2016年に入ってからは静かな印象のRazerだったが,今年3月に「Hacker Dev Kit」をv1.4にアップグレードし,サンノゼで開催された「Silicon Valley Virtual Reality Conference & Expo 2016」(以下,SVVR 2016)の会場では,小規模ながらもブースを設置した。
 アップグレードされたV1.4は外見上,これまでのキットとほとんど差はないが,レンズにディフューザーフィルムを貼ることによって強い光源や,金属,ガラスなどの反射表現がマイルドになり,より自然なグラフィックスが楽しめるようになったという。また,鼻まわりのクッションも改良されており,実際に装着したところ,外部から漏れる光がかなり減った印象だった。

Razer

 筆者がブースで体験したデモは,VR世代のベンチマークソフトとなるべく,フィンランドのBasemarkと,「CRYENGINE」で知られるCrytekが共同で開発した「VRScore」に収録されたデモの1つ「Sky Harbor」だった。
 これは,3月18日に掲載したGDC 2016レポートでお伝えしたように,空中に浮遊する巨大な港を修理するため,飛行艇で運ばれてきたロボット工兵の視点で描かれたVRムービーだ。輸送船が撃墜されて不時着したため,ロボット工兵は鉄くずに絡まって動けなくなり,仲間のロボットが大砲を修理するために駆け回ったり,敵の船がぶつかってきたり,ゴリラのような仲間の戦闘兵が救援にやってきたりといった場面が壮大に描かれていた。

Razer

マイケル・リー(Michael Lee)氏
 SVVR 2016では,ブース展示のほか,Razerのソフトウェア部門副社長マイケル・リー(Michael Lee)氏が登壇して「Catch Up with OSVR」(OSVRについて再認識しておこう)というセッションを行っている。リー氏によれば,すでに,310を超える企業や研究機関がOSVRのサポートを表明しているが,とくに注目したいのがハードウェアやソフトウェアのメーカーに加え,大学からの参加が多いことだという。自分の研究のためにカスタマイズしやすいという,オープンソースの長所を良く表す現象だ。

 これに関連してリー氏は,「Razer OSVR Hacker Dev Kit」は多数のパーツで構成されているが,それらのパーツをサードパーティが開発することも可能であるとした。例えば,「Razer OSVR Hacker Dev Kit」の視野角は100°であり,ViveやRiftと比較して広くないが,OSVR規格では150°までサポートされているので,視野角の広いレンズを別のメーカーが開発して販売できる。もちろん,独自技術が採用されている場合などに知的財産が侵害されることのないよう,OSVRでは技術保護や申請の制度などを設けている。

Razer
Razer

 こうしたOSVRの懐の広さは,当然,ソフトウェアメーカーにとっても魅力であり,上記の「CRYENGINE」に加えて,「Unity」「Unreal Engine」,さらにはValveの「Source」がサポートを表明している。ゲーム開発企業としては,「Eagle Flight」をリリースする予定のUbisoft Entertainmentのほか,Gearbox SoftwareやTechlandなどの中堅どころが顔を並べている。

 筆者のデモを担当したRazerのスタッフは,Hacker Dev Kitの「日本向けのサービスやインテグレーションを進めている」と話しており,今後,日本での展開がありそうだ。Hacker Dev Kitは299ドルという価格に設定されており,ViveやRiftのようなハイエンドデバイスと,Google CardboardやGear VRなどのローエンドVR機器の中間的な立ち位置ある。しかもユーザーが用途に合わせてカスタマイズできるというユニークさも持っているので,VR市場で独自のポジションを築き上げられる可能性は高い。

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