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Razer,メカニカルキーボードの新シリーズ「BlackWidow X」計3製品を北米で発売。マクロ用キーを廃止して筐体サイズを小型化
製品ラインナップは,フルキーボードタイプでキーボードバックライトの色や発光パターンをカスタマイズできる「Razer Chroma」(以下,Chroma)に対応した「Razer BlackWidow X Chroma」,10キーレスタイプでChroma対応の「Razer BlackWidow X Tournament Edition Chroma」,フルキーボードタイプでキーボードバックライトは緑1色の「Razer BlackWidow X Ultimate」の3種類。
北米向けの価格は順に,159.99ドル,129.99ドル,99.99ドル(いずれも税別)となっている。国内での展開は今のところ不明だ。
今回の新製品で大きく取り上げられているのは,主力製品と思われるBlackWidow X Chromaなので,本稿も同製品を中心に説明していこう。
そのBlackWidow X Chromaでは,サイズの小ささが特徴に挙げられている。フルキーボードタイプのBlackWidowシリーズといえば,メインキーの左側にマクロ用の[M1]〜[M5]キーを備えているのが定番で,キーボード全体の横幅は400mm程度と,かなり大きなサイズになっていた。それに対して,BlackWidow X Chromaは[M1]〜[M5]キーを省略したことにより,横幅が短くなっているのだ。
今回の3製品は,いずれもサイズが公表されていないので,BlackWidow X Chromaが既存の「Razer BlackWidow Chroma」と比べて,何mm小さくなったのかは分からない。仮に,ただ[M1]〜[M5]キー一列分を縮小したとしても,25〜30mm程度は横幅が短くなっているはずである。
写真を見る限りでは,キーボード手前側や奥側が縮小されていることも窺えるので,フルキータイプのゲーマー向けキーボードとしては,確かに小さそうだ。
なお,BlackWidow X Chromaの製品情報ページには,BlackWidow Chromaとの比較表がある。それによると,USB 2.0やヘッドフォン出力,マイク入力のパススルー機能も省略されており,それに伴い,キーボード本体から伸びるケーブルは1本のみとなったことが分かる。新製品はサイズだけでなく,機能面でもややシンプルな方向へと路線変更しているようだ。
同時押し関連の仕様では,10キーロールオーバーおよびアンチゴースト対応というスペックが挙がっている。
「Razer Synapse 2.0」に対応するのは,最近のRazer製デバイスらしいところ。もちろん,on-the-fly(オンザフライ)でのマクロ記録もサポートしている。
Razer製キーボードの新シリーズだけに,日本市場に投入される可能性は高い。あとは適正といえる価格で登場することを期待したいものだ。
BlackWidow X Chroma |
BlackWidow X Tournament |
BlackWidow X Ultimate |
|
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接続インタフェース | USB | ||
基本キー数 | 英語104 | 英語87 | 英語104 |
キーピッチ | 未公開 | ||
キーストローク | 未公開 | ||
押下特性 | 50g | ||
ロールオーバー | 10キー | ||
キー耐久性 | 8000万回 | 8000万回 5000万回 |
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ポーリングレート (レポートレート) |
1000MHz | ||
マクロ機能 | あり | ||
バックライト | 約1677万色 | 緑色 1色 | |
サイズ | 未公開 | ||
重量(ケーブル込み) | 未公開 | ||
ケーブル長 | 未公開 | ||
対応OS | Windows 10/8,x/7,MacOS X 10.8〜10.11 |
BlackWidow X Chroma 製品情報ページ
Razer 日本語公式Webサイト
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