ニュース
Razer製品6種が12月24日に国内で一挙発売。「StarCraft II」タイアップ製品や「Razer Nostromo」などが登場
Razer Marauder |
Razer Spectre |
Razer Banshee |
また,ゲーマー向けマウス「Razer Lachesis」のリニューアルモデル「Razer Lachesis 5600」と,左手用キーパッド「Razer Nostromo」,発売が延期されていたキーボード「Razer BlackWidow Ultimate」も同日に発売される。これら3製品の価格は順に,7980円,7480円,1万3800円(いずれも税込)だ。
Razer Lachesis 5600 |
Razer Nostromo |
各製品概要は,Razer USAからの発表時に以下の記事でお伝え済みだが,一気に6製品も発表されたということで,もう一度その特徴をチェックしていきたい。
→StarCraft IIタイアップ製品紹介記事
→Razer Lachesis 5600紹介記事
→Razer Nostromo紹介記事
→Razer BlackWidow Ultimate紹介記事
Razer Spectre,Razer Marauder,Razer Banshee
今回発売が決まったStarCraft IIタイアップ製品のポイントは,いずれも「APM Lighting System」という機能が搭載されていることにある。APM(Actions-Per-Minute)とは「1分間の操作量」を表す言葉で,このAPMに合わせて搭載されたLEDの色が変化するのだ。
Razer USAのAPM Lighting System解説ページにある例では,ゲーム開始時のような操作量の少ない状況ではLEDが緑に光っているが,敵との小競り合いが始まりAPMが増加すると黄色に変化,さらに大規模な戦闘が発生して操作が忙しくなると赤に変わっている。
また,StarCraft IIのゲーム内の状況に応じてLEDが変化する機能もあり,例えば通常は青に光っているLEDを,自軍ベースが攻撃されたときに赤くするといったこともできるようだ。
おもしろいのは左メインボタンの仕様で,押し込みの深さを調整できるという。自分好みのクリック感が得られるということで,もしかするとAPMの向上に寄与するかもしれない。
各キーは,反応速度を高めるためにストロークを浅めにしつつも,キーを誤って押してしまわないように,キートップに高さを持たせているとのこと。
また,筐体の至る所にLEDが搭載されているのも特徴の1つ。上段中央部に配置されたロゴやすべてのキー,本体の4隅,本体両側の底面と,さまざまなところが光るので,APMモニターとしての役割も担えそうだ。
加えて,ボリュームやマイクのボタンが左右エンクロージャ部の後ろ側に搭載されていたり,ブームマイクが取り外し可能になっていたりと,持ち運びやすさが重視されているのもポイントだ。
●Razer Spectreの主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:5(左右メインボタン,スクロールホイール,左サイド2)
- トラッキングスピード:200IPS
- 最大加速度:50G
- トラッキング解像度:5600DPI
- ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
- 本体サイズ:66(W)×100(D)×37(H)mm
- 重量:約85g(※ケーブルの有無は不明)
- マウスソール:テフロン
- ケーブル長:約2.13m(※7フィート)
- 接続インタフェース:USB
- 対応OS:Windows XP/Vista/7,MacOS X
●Razer Marauderの主なスペック
- 接続インタフェース:USB
- キー数:96
- ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
- サイズ:400(W)×182(D)×32(H)mm
- ケーブル長:約2.13m(※7フィート)
- マクロ登録機能:対応
- 対応OS:Windows XP/Vista/7,MacOS X
●Razer Bansheeの主なスペック
《USBサウンドデバイス部》
- 基本仕様:ステレオ接続ワイヤードタイプ
- 本体サイズ:90(W)×183(D)×200(H)mm
- ケーブル長:約2.13m(※7フィート)
- 接続インタフェース:USB
- 搭載ボタン/スイッチ:ボリューム,マイク
- 対応OS:Windows XP/Vista/7,MacOS X
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- 音圧レベル(SPL):102(@1kHz)
- インピーダンス:32Ω(@1kHz)
- 許容入力:200mW
- スピーカードライバー:50mm
- 周波数特性:100Hz〜10kHz
- 感度:-42dB±2dB(@1kHz)
- S/N比:58dB
- 指向性:なし(無指向性)
Razer Lachesis 5600
オリジナルのRazer Lachesisは,過去に掲載したファースト&セカンドインプレッションのとおり,センサーに問題があり評価できる状態ではなかった。そこで本製品では,センサーを変更することで,改善を目指したというわけだ。
また,手が加えられたのはセンサーだけでなく,LEDの色を変更する機能「Customizable Lighting System」も追加されている。
●Razer Lachesis 5600の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:7(左右メイン,センタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,右サイド×2)
- イメージ処理能力:未公開
- トラッキング速度:200IPS
- フレームレート:未公開
- 最大加速度:未公開
- トラッキング解像度:5600DPI
- ポーリングレート(レポートレート):最大1000Hz
- リフトオフディスタンス:未公開
- スリープモード:未公開
- 直線補正:なし
- マクロ登録機能:未公開
- オンボードフラッシュメモリ:あり
- 本体サイズ:71(W)×123(D)×42(H)mm
- 重量:128g(※ケーブルを含むかは不明)
- マウスソール:テフロン
- ケーブル長:2.13m
- 接続インタフェース:USB
- 対応OS:Windows 2000/XP/Vista/7
Razer Nostromo
過去にBelkinから「Nostromo SpeedPad n52」というキーパッドが発売されており,さらにこれのBelkinとRazerによるコラボモデルとして,「Nostromo SpeedPad n52 Tournament Edition」(以下,n52te)という製品が2008年に発売されている。Razer Nostromoは,このn52teをRazerブランドの製品として扱うとともに,機能を拡張したものだ。
n52teからの主な変更点は以下のとおり。
- 保存可能なプロファイル数が10から20に増加
- 操作中にいつでも切り替えられるプロファイルの数も3から8に増加
- 16文字までという制限があったマクロ登録が,文字数の制限なしに
- 設定用ソフトウェアのインタフェース変更
- 各部品の精度を向上させ,操作性を改善
さらに,Razer製品となったことで,Razerのロゴがパームレスト部にあしらわれたのもポイントといえよう。
Razer BlackWidow Ultimate
Razer BlackWidowとの違いは,明るさの5段階調整が可能な青色LEDバックライトと,アナログヘッドセットを接続するためのUSBサウンドデバイス機能を搭載していることにある。
本製品はRazer BlackWidowと同様に,英語104キーのキー配列に加えて,キーボード左端にマクロ登録用のキー5つを搭載するという仕様。これら全109キーのキースイッチに,いわゆる“Cherry青軸”を採用しているのが特徴だ。青軸採用のゲーマー向けキーボードはなかなか珍しい存在ではあるが,あえて青軸を採用したことには理由がある。
というのも,青軸にはキーが反応時に「カチッ」というクリック音がする特性があり,“黒軸”や“茶軸”よりも反応を体感しやすい。これにより,キーが途中で反応しているにも関わらず底まで押し込んでしまうことを防止でき,素早くキーを操作できるという考えのようだ。
そう言われると,なんとなく納得のいく売り文句ではあるので,メカニカルスイッチ派のゲーマーは気になるところではないだろうか。
●Razer BlackWidow Ultimateの主なスペック
- 接続インタフェース:USB(※USBサウンドデバイス機能用に別途USBケーブルを用意)
- 基本キー数:英語104+筐体左端に5つのマクロ登録用キー
- キーピッチ:未公開
- キーストローク:4mm(※約2mmの深さでスイッチが反応)
- 押下特性:50g
- 複数キー同時押し対応:あり(※詳細未公表)
- キー耐久性:5000万回
- ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
- マクロ機能:あり(※フルキー&Media Keyすべて対応。on-the-flyの登録/変更機能および最大10プロファイルの切り替え機能搭載)
- バックライト:搭載(※青色LED,5段階の明るさ調整機能付き)
- サイズ:475(W)×171(D)×30(H)mm
- 重量:1.5kg
- ケーブル長:未公開(※布巻き仕様)
- 対応OS:Windows 7/Vista/XP
以上,6製品のポイントを紹介したが,実は12月24日には,映画「トロン:レガシー」とのタイアップ製品「TRON Bundle: Gaming Mouse and Mat Designed by Razer」の発売も予定されている。つまり,全部で7種類のRazer製品が登場することになり,Razerファンにとってなかなか悩ましい日になりそうだ。
- 関連タイトル:
Razer
- 関連タイトル:
StarCraft II: Wings of Liberty
- この記事のURL:
キーワード
Copyright (C) 2023 Razer Inc. All rights reserved
(C)2007 Blizzard Entertainment. All rights reserved.