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RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
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印刷2019/07/08 19:44

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RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場

画像(006)RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
 北米時間2019年7月7日,AMDは,同日に発売となった「Radeon RX 5700」シリーズ(開発コードネームNavi)に対応する「Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.7.1(以下,Adrenalin 2019 19.7.1)をリリースした。
 WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版となる本バージョンは,Naviに対応しただけでなく,AMDが予告していたNaviおよび既存のRadeonシリーズでも利用できる「Radeon Anti-Lag」(関連記事以下 Anti-Lag)をはじめとする新機能を盛り込んだドライバソフトウェアとなっている。Radeon RX 5700シリーズ以外の既存のRadeonユーザーにとっても大きな意味を持つ,中規模アップデートと言ってもいいだろう。

 まずは主な新機能から先に紹介していくが,これらについては,西川善司氏によるレポート記事で詳しく説明しているので,未見の人はぜひ参照してほしい。

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西川善司の3DGE:次世代GPU「Navi」の詳細とRadeon Softwareの新機能をレポート。操作遅延を低減する「Anti-Lag」は本当に効くのか?

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 既報のとおり,AMDは,「Navi」アーキテクチャを採用する新型GPU「Radeon RX 5700」シリーズを発表した。それに合わせてAMDは,Naviをリリースするタイミングで,Naviを含むRadeon GPUで利用できる新機能を提供すると予告していた。本稿では,詳報では説明できなかったNaviの新要素と,Radeon向けの新機能を紹介しよう。

[2019/06/13 17:47]


Radeon Image Sharpening


 GPUのCompute Shaderを用いたポストエフェクトによる超解像処理を行って画質を向上させる機能だ。この機能を利用できるのはRadeon RX 5700シリーズのみ。Windows 10上のDirectX 12,11および9と,Vulkan対応ゲームタイトルで利用可能という。


Anti-Lag


 ゲームの操作遅延(ラグ)を短縮できるという新機能である。利用できる環境はWindows 10およびWindows 7(※Radeon Softwareは以前からWindows 8.xのサポートを打ち切っている)。DirectX 11および9を利用するゲームタイトルに対応するが,DirectX 9のタイトルでAnti-Lagを利用できるのは,今のところRadeon RX 5700シリーズのみである。
 AMDはリリースノートの中で,Anti-Lagは「RDNAベースのGPUでDirectX 9タイトルをサポートする」と書いているので,今後発売されるであろうRDNAベースのGPUも含まれると思われる。
 一方,DirectX 11対応タイトルの場合,GCN世代以降の単体GPUと,Radeon Vega Graphics以降のGPUを統合したRyzenおよびAthlon APUでAnti-Lagを利用可能だ。

Anti-Lagはゲームタイトル単位で設定が可能。またホットキーによるオン,オフも可能だった
画像(002)RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
 Anti-Lagは,ゲームタイトル単位でオン,オフが可能であるほか,ゲーム内でもホットキーを使ってオン,オフを切り替え可能であるとのこと。ただ,「Radeon Chill」とは排他になるそうで,Radeon Chill利用時にはAnti-Lagをオンにできない。


AMD Linkの新機能


AMD Linkに自動接続検出が追加。アプリ上でサーバー名をタップするだけで,PCに接続できるという
画像(003)RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
 スマートフォンからRadeon Softwareの機能を利用する「AMD Link」にも,新機能が2つ追加されている。1つは自動接続検出の追加だ。AMDによると,これによってAMD LinkアプリからPCへの接続が簡単になるとのこと。

 もう1つは,「Android TV」および「Apple TV」向けAMD Linkの追加だ。テレビに接続したAndroid TVやApple TVでAMD Linkアプリを使って,PC上で動作するゲームをテレビ画面でリモートプレイできるようになるそうだ。ただし,現時点でAndroid/Apple TV向けのAMD Linkアプリは英語版のみとのことである。


Radeon Chillの新機能


 画面の変化が少ないシーンでは自動的にフレームレートを下げてGPUの消費電力と温度を下げる「Radeon Chill」に,ディスプレイのリフレッシュレート上限に合わせてフレームレートの上限を自動設定する機能が加わった。この機能は,PCに接続しているディスプレイが,固定リフレッシュレートかFreeSync対応の場合に利用できる。
 サポートするGPUは,GCN世代以上の単体GPUまたはRadeon Vega Graphics世代以降のRyzen APUだ。


WattManおよびRadeon Overlayの新機能


Adrenalin 2019 19.7.1におけるPerformance Metricの表示例
画像(004)RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
 新機能は2つある。まず,「Radeon WattMan」(以下,Wattman)および「Radeon Overlay」のPerformance Metrics表示に新たな項目が加わった。この機能は,Radeon RX 400シリーズ以降の単体GPUで利用できる。
 もう1つは,WattManの自動チューニング機能において,チューニングの要点を表示するようになったとのこと。この機能は,WattManの自動チューニングをサポートするRadeon Vegaシリーズで利用できるそうだ。


設定の保存とロード


Radeon Settingの設定をインポート,エクスポートできるように
画像(005)RX 5700シリーズ対応や新機能を実装した「Radeon Software 19.7.1」が登場
 Radeon Settingsの設定をファイルにエクスポート(書き出し)したり,ファイルからインポート(読み込み)する機能が追加された。設定項目がかなり増えているので,ファイルにエクスポートしておけば簡単にもとに戻せるのは便利だろう。
 この機能はAdrenalin 2019 19.7.1が利用できる全GPUで利用可能だ。

 そのほかにも,HDMI 2.1で導入されたゲーム向けの低遅延モードに対応するディスプレイやテレビをPCに接続している場合,テレビ側の低遅延モードを自動でオンにする機能が追加されたとのこと。この機能が利用できるのはMD Radeon RX 5700シリーズのみである。

 以上のように,目新しい機能が既存のRadeonシリーズの一部で利用できるので,利用してみたいというRadeonユーザーは少なくないだろう。ただ,ドライバソフトの導入は例によって自己責任であることは注意が必要だ。
 すぐにでも入手したいという人は,以下のリンクから確認してほしい。

 →AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 「Display Driver Package」のバージョンは,19.30.01.09-190704a-344357C-RadeonSoftwareAdrenalinとなっていた。1つ前のバージョンにあたるAdrenalin 2019 Edition 19.6.3(以下,Adrenalin 2019 19.6.3)は19.20.01.11-190626a1-344035E-RadeonSoftwareAdrenalinだったので,メジャーバージョンアップと考えていいだろう。以下に英文のリリースノートうち,すでに解説した新機能以外の項目以外をまとめておくので参考にしてほしい。

#### 以下,英文リリースノートまとめ ####

●Adrenalin 2019 19.7.1の対応GPU
  • Radeon RX 5700シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon R9 Furyシリーズ
  • Radeon R9 300・200シリーズ
  • Radeon R7 300・200シリーズ
  • Radeon R5 300・200シリーズ
  • Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
  • Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
  • Radeon R9 M300・M200シリーズ
  • Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
  • Radeon R5 M300・M200シリーズ
  • Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ

●Adrenalin 2019 19.7.1の対応APU
  • デスクトップPC向けRyzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ(64bit版Windows 10)※1
  • デスクトップPC向けRyzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ(64bit版Windows 10)
  • デスクトップPC向けA-Series APUs with Radeon Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • デスクトップPC向けPro A-Series APUs with Radeon Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • ノートPC向けRyzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics(64bit版Windows 10)
  • ノートPC向けRyzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,wAthlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics(64bit版Windows 10)
  • ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,A-Series APUs with Radeon Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics(64bit版Windows 10&7)
  • A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop(64bit版Windows 10&7)
  • A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop(64bit版Windows 10&7)
  • E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics(64bit版Windows 10&7)

※1:新型APUのRyzen 3000Gシリーズは,「Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.10.22.03」という他とは異なるバージョンのドライバソフトウェアが提供中である。

●Adrenalin 2019 19.7.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 2019 19.6.3)
  • Display Driver Package:19.30.01.09-190704a-344357C-RadeonSoftwareAdrenalin(←19.20.01.11-190626a1-344035E-RadeonSoftwareAdrenalin)
  • Radeon Settings:2019.0704.0845.15751(←2019.0626.1905.34366)
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01410(←9.14.10.01399)
  • OpenGL:26.20.11000.13570(←26.20.11000.13559)
  • OpenCL:記載なし
  • Mantle:記載なし
  • Mantle API:記載なし
  • Audio Driver:10.0.1.11
  • Vulkan Driver:2.0.94(←2.0.91)
  • Vulkan API:1.1.109(←1.1.108)

●Adrenalin 2019 19.7.1における最適化
  • 記載なし

●Adrenalin 2019 19.7.1における新要素
  • Radeon RX 5700シリーズ対応
  • 上述した新機能の搭載

●Adrenalin 2019 19.7.1で解決した問題
  • Ryzen APUの一部で,高速アンインストールを実行するとグラフィックスドライバが正しくアンインストールできないことのある問題
  • Radeon OverlayにおけるPerformance Metricの表示色が,ゲームプレイ中に変わってしまうことのあった問題
  • 「DOOM」(2016)でRadeon Overlayが表示できないことのあった問題
  • Windows 7において,フルスクリーンでゲームをプレイ中にRadeon Overlayを表示できないことのあった問題
  • Epic Games製のアンチチートツール「Easy Anti-Cheat」で,Radeon Softwareに含まれるAMD製DLLの一部で,署名に問題が生じていた問題。なお,この問題を可決するにはAdrenalin 2019 19.7.1のクリーンインストールが必要とのことだ

●Adrenalin 2019 19.7.1における既知の問題(※抜粋)
・Radeon ReLiveからFacebookへ動画や静止画をアップロードできない
・Radeon ReLiveにおいてデスクトップ録画が有効になっていると,Radeon ReLiveで録画したデータ中の音声が途切れたり,異音が混ざることがある
・「StarWars Battlefront II」をDirectX 11でプレイすると,テクスチャがぼやけたり,異常な表示になることがある
・Radeon RX 5700シリーズで「Fortnite」をプレイすると,プレイ開始後数分の間,画面にチラツキが発生することがある
・Radeon RX 5700シリーズでValve製VRヘッドセット「Index」を接続して「SteamVR」を起動すると,表示がちらつくことがある
・Windows 7においてRadeon RX 5700シリーズ使用時にRadeon Softwareをアンインストールしようとすると,アンインストール中に画面が黒くなることがある。セーフモードでアンインストールすれば問題は起きない
・Windows 7とRadeon RX 5700シリーズの組み合わせで,Radeon ReLiveを使って録画したビデオデータが空白になってしまうことがある
・Windows 7とRadeon RX 5700シリーズの組み合わせではLeague of Legendsの起動に失敗することがある
・Windows 7ではRadeon Settingsのデスクトップコンテキストメニューが表示されない場合がある
・Radeon RX 5700シリーズおよびRadeon VIIでは,AMD LinkでWattManの機能が利用できない
・Android TVでAMD Linkを使用するとき,手動接続を行うと断続的に接続に失敗する
・Windows 7でAMD LinkからRadeon ReLiveのギャラリーにあるビデオ再生を行うと表示が破綻することがある


  • 関連タイトル:

    Radeon Software

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    Radeon RX 5000

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