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左側に大量のボタン,右側には謎の突起物。ユニークすぎるロシア産ゲームパッド「R-Handle」が開発中
R-Handleは,「コンシューマゲーム機の操作が,PCと比べて命中精度や操作性で劣る」という不満を解決しつつ,さらに「PCでテーブルの上に固定されたキーボードとマウスに頼ることなくプレイできるようにする」ことを目的とするゲームパッドだ。ゲームパッド左側に,アナログスティックと方向キー,そしてショートカットをアサインするための大量のボタンを搭載しつつ,右側には右手で掴むように保持する大きな突起物が付いているという,なんともユニークなデザインとなっている。
まだプロトタイプ段階ではあるものの,すでに「DOOM」や「Dota 2」など異なるゲームジャンルでのテストも繰り返している最中だそうで,実際に使用している様子は動画で確認できる。
Nesmeev兄弟は,「ゲームパッドのデザインが進化していないため,命中精度や操作性の問題が解決できておらず,そのためにゲーム中の操作を簡略化させるという悪循環に陥っている。VRゲームでもさらに簡略化が進んでおり,本来のゲームパッドの姿を見失ってしまっている」と考えており,これをR-Handleのデザインコンセプトに反映しているという。
ボタンの多さから,プレイヤーのラーニングカーブがどれほどのものになるのかは気になるところだが,今後のテストで徐々に判明していくはずだ。
前述したように,R-Handleはプロトタイプという段階であり,現時点では発売時期や販売方法などは明らかになっていない。こうした情報を公開することで,ゲーマー達の反響を調べ,クラウドファンディングを含めた投資者の有無を探っていると思われるが,もし既存のゲームパッドよりも使い勝手が良いのであれば,面白い製品になりそうだ。
「R-Handle」公式Facebook
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