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「CRYSTAR -クライスタ-」「クライマキナ/CRYMACHINA」に続く,「クライ」シリーズの3作目にあたる本作は,罪を犯した少女たちが死後の世界で自由を求めて戦うローグライクアクションだ。舞台となるのは,死者の魂が囚われる「ワンダーランド」。童話「不思議の国のアリス」をモチーフとした世界観を特徴としており,記憶喪失の主人公アリスは,ワンダーランドの支配者・ハートのクイーンを倒すべく,「コロシアイ」と呼ばれるゲームへ挑むことになる。
今回4Gamerでは,そんな本作をいち早くプレイする機会を得たので,序盤のプレイフィールを紹介しよう。
ちなみに「クライ」シリーズの過去作とのつながりも用意されているとのことだが,残念ながら筆者は本作がシリーズ初プレイなので,本稿ではその辺りには触れられない。しかしプレイしていて困るようなことはなかったので,筆者と同じ立場の人も安心して遊べることは保証できる。本作の可愛らしいグラフィックスにビビっと来た人は,ぜひ購入の参考にしてほしい。
※本稿の内容,および掲載しているスクリーンショットは,製品版と異なる場合があります。
コンボや派生スキルを駆使して戦うローグライクアクション
本作のゲーム進行は,拠点となる「ティーパーティ」で準備を整えたのち,ローグライクなダンジョンを探索するコロシアイに挑むという流れの繰り返しだ。そして探索を進めるにつれADVパートが挿入されていき,物語が展開。探索に敗北した場合も時間が巻き戻る演出とともにティーパーティへ戻され,再びダンジョンに挑むことになる。
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ADVパートはフルボイスで,キャラクターの立ち絵にはリッチなアニメーションが用いられている。夜汽車氏による繊細なキャラクターデザインも相まって,物語への没入感は抜群である。選択肢が登場する場面もあるが,回想機能で別の選択肢を選んだときの展開も確認できるのがありがたい。
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コロシアイでは,基本アクションとして弱攻撃と強攻撃,回避の3つが用意されている。加えて探索中に入手できる「派生スキル」によって,攻撃のバリエーションが増えていく。
派生スキルはコンボ入力によって発動する攻撃だが,どのスキルが入手できるかは運任せだ。ゆえに,入手できたスキルに合わせて戦い方を変えるのも重要となる。
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マップに配置されるイベントはプレイごとに変化するので,どのルートを進むかも悩みどころだ。後述するカードの獲得を優先し,先のエリア攻略を目指すのか,撤退後の強化を見込んでアイテムを狙うのか。探索中の状況を見ながら進路を定めていこう。
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ポーカーの役でアリスを強化。カード選びが探索のカギに
探索中のアリスは,「クライムカード」を入手することで強化できる。
カードを獲得すると3枚の候補が提示されるので,そのなかから1枚を選択して,望む効果を付加していこう。
カードには攻撃力アップといった効果のみならず,トランプのスートと数字が設定されている。ここが意味を持つのは,カードが5枚集まったときだ。この5枚でポーカーの役が成立すると,カード効果のレベルが上昇する仕組みである。つまり,カードの選択にあたっては,その時々で欲しい効果だけでなく,手札の組み合わせも考える必要があるわけだ。
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手札5枚で役が完成すると,その効果は探索中固定され,次の手札作りへと移る。カードと役による強化は累積するため,探索を進めるほどアリスは強化されていく。
マップには特定のスートのカードを獲得できるエリアもあるので,狙いたい役を意識してルートを選ぶのも面白い。役を作るのが困難なときは,強いカードが選択肢に現れても,次の機会をにらんであえて見送る判断も求められる。
狙った役を必ず作れるわけではないが,カードの選択やルートの組み立てによって確率を上げることは可能だ。カード運に一喜一憂しながら,効果と役の両方を整えていくキャラクタービルドが,本作ならではの面白さといえる。
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敗北を重ねて拠点で強化。繰り返すことで見えてくる物語
コロシアイで入手したクライムカードや派生スキルといった強化は,ゲームオーバーになると失われてしまう。
一方で,「罪産」と呼ばれる一部のアイテムはティーパーティに持ち帰り,アリスや装備を強化したり,新たな機能をアンロックしたりできる。これにより,探索に失敗しても次の挑戦につなげられる。
ティーパーティには,それぞれ異なる役割を持った施設が用意されている。
たとえば「懺悔室」ではアイテムを獲得したり,アリスを強化したりできる。「仕立て屋」では武器の強化や追加装備の作成が可能だ。「時計部屋」ではゲームの機能をアンロックできる。
進行に合わせて利用できる機能が増えていくので,徐々にシステムを覚えていける点も嬉しい。気になる機能から一つ一つ開放していくのがオススメだ。
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こうしたシステムだけでなく,「ゲームオーバーと探索の繰り返し」という過程そのものがシナリオに組み込まれているのも本作の特徴だ。探索に失敗してティーパーティに戻るたび,アリスの記憶は少しずつよみがえり,ワンダーランドにまつわる謎も明らかになっていく。
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またアリスとコロシアイで競い合う招待者たちも,それぞれが過去に何かしらの事情を抱えている。アリスとは違い,生前の記憶を持ったままワンダーランドに招かれた彼女たちが,いったいどんな罪や願いを抱えているのか。続きが気になるところである。
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物語の行く末が気になり,あともう1回だけとついつい遊び続けてしまう本作。ゲーム自体の難度は「STORY」と「NORMAL」の2種類が用意されているので,まずは「STORY」でゲームに慣れつつ,ストーリーを読み進めることをオススメしたい。そのうえで,アクションやビルド構築をもっと楽しみたい人は,「NORMAL」にも挑戦してみるといいだろう。
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さらに本作では,早期購入特典としてゲーム内アイテムのアクセサリーが用意されているほか,アートブックやサウンドトラックなどの豪華特典が付属するパッケージ版「ティーパーティBOX」と,ダウンロード専用の「デラックスエディション」もラインナップされている。プラットフォームやエディションごとに内容が異なるので,詳細は公式サイトなどを確認してほしい。
またSteamでは,ゲーム本編の冒頭から第1章のラストまでプレイできる体験版の配信が行われているので,本作が気になってきた人はこちらもお見逃しなく。体験版が気に入った人は,トランプに運を託す楽しさとワンダーランドに隠された謎を,ぜひ本編で味わってもらえたら幸いだ。
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