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貴重な開発資料も公開される「Ritsumeikan Game Week 特別展」が8月10日の1日限定で一般公開
これは,8月5日〜11日に立命館大学で開催される3つのゲーム関連国際学会「2019 IEEE SeGAH」「DiGRA 2019」「Replaying Japan 2019」の参加者向け研究展示を,1日に限って一般公開するというもの。
柱となっているのは,「テレビゲームとその時代展①昭和編」「テレビゲームとその時代展②令和編」,そして「『ギャラクシアン』→『ギャラガ』→『ギャプラス』展」という3つの企画展示で,パネル展示のほか,当時のゲーム機に触れたり,映像学部の教員や学生が制作したゲームが公開されたりするという。
本展示はまた2018年8月29日に掲載した記事でお伝えした,「ナムコ開発資料アーカイブプロジェクト」の資料公開の場でもあるとのことで,廃棄寸前で救い出された当時の貴重な資料も公開されるはずだ。かなりアカデミックな雰囲気だが,気になる人は以下のリリース文をチェックしてほしい。
「Ritsumeikan Game Week 特別展」一般公開のお知らせ
Ritsumeikan Game Week 特別展 一般公開のお知らせ
日時:2019年8月10日(土)11:30〜18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館
立命館大学ゲーム研究センターは、8月10日(土)に「Ritsumeikan Game Week 特別展」の一般公開を行います。本特別展は8月5日(月)〜11日(日)に本学で開催される3つのゲーム関連国際学会(「2019 IEEE SeGAH」・「DiGRA 2019」・「Replaying Japan 2019」)の参加者に向けた研究展示で、1日限定で一般公開するものです。
いまや世界中で多くの研究者たちがゲームを対象に研究をしています。特に日本のゲームはその歴史や文化的な価値に注目が集まっています。
本特別展では、3つの企画展が開催されます。「テレビゲームとその時代展①昭和編」では、主に1970年代から1986年までのアニメ・おもちゃ・ゲームの関係を考察したパネル展示などを行うほか、1980年代のゲーム機を触って遊ぶこともできます。「テレビゲームとその時代展②令和編」では、「テレビゲームがもたらす新たな団欒」をテーマに映像学部の学生や教員が制作したゲーム作品展示を行います。また、「『ギャラクシアン』→『ギャラガ』→『ギャプラス』展」では、ゲーム開発関連資料の可能性をテーマとし、当時のアーケードゲームの開発資料を展示いたします。この機会に展示作品に触れ、日本のゲームの歴史や文化への理解を深めていただければ幸いです。
日時:2019年8月10日(土)11:30〜18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館 2 階
対象:どなたでもご覧いただけます。
観覧料:無料
Webサイト:立命館大学ゲーム研究センター(センター長 上村雅之)https://www.rcgs.jp/
■個別展示情報
テレビゲームとその時代展①昭和編
日本人にとってテレビは家族の団欒の中心にあり、テレビを使った新しいおもちゃを子どもたちは「テレビゲーム」と呼んでいた。本展示では、テレビゲームが日本に現れ普及した1986年までの時代を、テレビに映し出されたアニメ、そしておもちゃの関係を通じて考える展示となる。
1986年当時のゲームプレイ風景の再現展示と、主に1970年代から1986年までのアニメ・おもちゃ・ゲームの関係を考察したパネル展示や、1983年前後に日本で発売されたテレビゲーム機のプレイアブル展示を行う。
テレビゲームとその時代展②令和編
令和時代における「テレビゲームがもたらす新たな団欒」をテーマにしたゲーム作品展示。1人用の家庭用ゲームを最大100人でプレイ可能にするプレイミドルウェア「回遊-kaiyu-」(京都デジタルアミューズメントアワード大賞受賞)や、難易度をコントロールしてAIを楽しませる「難易度シンセサイザーII」など、立命館大学映像学部の学生と教員が制作した多数の新世代のテレビゲーム作品をプレイアブル展示する。
『ギャラクシアン』→『ギャラガ』→『ギャプラス』展
「ゲーム開発関連資料の可能性」をテーマに、その価値の高さを提示するとともに、開発関連資料の活用の可能性について考えていく企画。
取り上げるゲームタイトルは、1979年に発売された『ギャラクシアン』、その後継機として1981年に発売された『ギャラガ』、さらに続編として1984年に登場した『ギャプラス』となる。上記3タイトルの開発関連資料を展示し、当時の開発者たちが考えたゲーム内容や変更内容、また実際にロケテストを行った結果などを紹介する。
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