北米時間2021年8月11日,NVIDIAは,コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会「SIGGRAPH 2021」に合わせて,「
From Our Kitchen to Yours: NVIDIA Omniverse Changes the Way Industries Collaborate」というBlog記事と,関連する動画を公開した。
Blogによると,NVIDIAが2021年4月に行った技術カンファンレンス「GPU Technology Conference 2021」(以下,GTC 2021)の
基調講演で,同社CEOである
Jensen Huang(ジェンスン・フアン)氏がキッチンから行ったスピーチの一部は,実際にはHuang氏の姿も含めて,NVIDIAが主導する3Dコラボレーションプラットフォーム「
Omniverse」で作った3D CG映像であったそうだ。
Omniverseとは何かについては,
関連記事1および
関連記事2に詳しくあるが,簡単に言えば,共通のアーキテクチャを土台にさまざまな3D CGソフトウェアが扱うデータを透過的に相互運用できるようにするプラットフォーム技術である。
つまり,GTC 2021基調講演におけるキッチンからの講演は,それ自体がOmniverseと対応ソフトウェアを組み合わせることで,何ができるかのデモになっていたというわけだ。
Huang氏宅のキッチンを詳細な3Dデータとしたうえで……
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キッチンに存在する物を,画面には見えない部品に至るまで3Dモデル化して仮想キッチンを構成した
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現実には存在しないHuang氏のLEGO人形や,NVIDIAロゴ入りコーヒーミルといった小物も制作
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Huang氏の姿は3Dキャプチャでデータ化して……
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3Dモデルデータを作る。表情の動きはデザイナーの手作業ではなく,本人の動きを学習したAIベースの技術で付けたという
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基本的にOmniverseは,3D CGを扱って何かを制作するための業務用プラットフォームであるが,ゲームで使うアセット(キャラクターや背景の3Dモデル,モーション,エフェクトなど)を使って動画を生成する「
NVIDIA Omniverse Machinima」という技術もある。また,ゲーム開発でも,離れた地域で活動する開発者同士が共同作業を行う事例は少なくないが,Omniverseはそういった用途にも応用できるものだ。
今後はさまざまな用途でOmniverseと関連技術を用いたコンテンツ制作が広がっていくのかもしれない。