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4C8TのCore i5&8.4インチ液晶搭載で約659gの超小型PC「OneMix3Pro」の予約販売が開始。ゲーマー向け超小型PCも開発中
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出荷開始は2019年12月下旬の予定で,メーカー想定売価は12万8000円(税込14万800円)前後となっている。
11月21日に,東京都内で行われた新製品発表会での情報や実機の写真をもとに,OneMix3Proを簡単に紹介しよう。
8.4インチ,2560×1600ドット液晶パネルを採用
メインキーのキーピッチは約18.2mmを確保
OneMix3Proの液晶ディスプレイは,8.4インチサイズで解像度2560×1600ドット,IPS方式のタッチパネル内蔵タイプである。加えて,4096段階の筆圧検知に対応する別売りの専用スタイラス(税別2800円)を使ったペン入力も可能だ。
OneMix3Proは,主なキーで約18.2mmのキーピッチを確保した日本語配列キーボードを採用するのもポイントである。ただ,フットプリントが204(W)×129(D)mmという小さなボディにキーを並べているため,さすがにキー配置はかなり特殊なもので,多少慣れを必要とするのは否めない。
OneMix3Proは,ビジネスユーザーを主なターゲットとした超小型PCで,ゲーマーに向けた製品ではない。CPUが内蔵する統合型グラフィックス機能で動く程度のゲームならともかく,リッチなグラフィックスのゲームを動かすには荷が重く,キーボードやポイティングデバイスもゲームに向いたものではないからだ。
とはいえ,700g未満のボディに4C8TのCPUと16GBのメインメモリ,512GBのSSDを搭載して税込約14万円というのはかなりお買い得感があり,持ち歩く小型PCとしてかなり魅力的な製品であることは確かだろう。
●OneMix3Proの主なスペック
- CPU:Core i5-10210Y(4C8T,定格1GHz,最大4GHz,共有L3キャッシュ容量6MB)
- チップセット:未公開
- メインメモリ:16GB(※詳細未公開)
- グラフィックス:Intel HD Graphics 615
- ストレージ:512GB SSD(PCIe接続)
- パネル:8.4インチ液晶 解像度2560×1600ドット,タッチパネル
- 無線LAN:IEEE 802.11ac
- 有線LAN:非対応
- Bluetooth:Bluetooth 4.1
- 外部インタフェース:Micro HDMI Type D×1,USB 3.1 Type-C×1,USB 3.0 Type-A×1,4極3.5mmミニピン×1
- スピーカー:内蔵(モノラル)
- マイク:内蔵
- インカメラ:非搭載
- バッテリー容量:8600mAh
- 公称本体サイズ:204(W)×129(D)×14.9(H)mm
- 公称本体重量:約659g
- OS:64bit版Windows 10 Home
2020年にはJoy-Con風ゲームパッドを備えたゲーマー向け7インチ超小型PCも
さて,OneMix3Proはゲーマー向けPCではないが,ONE-NETBOOKは,2020年の発売に向けてゲーマー向けの超小型PCも開発に取り組んでいる。
「One-GX1」と呼ばれる開発中のゲーマー向け超小型PCは,Intelの未発表CPUである開発コードネーム「Tiger Lake」を採用することと,PC本体の左右側面に取り付け可能な,Nintendo Switchにおける「Joy-Con」風のワイヤレスゲームパッドを用意するのが特徴であるという。
ワイヤレスゲームパッドは左右をセットで1人用のゲームパッドとして使うだけでなく,左右それぞれを1つずつ2人用のゲームパッドとして使うことも可能であるとのことだ。
今回は写真撮影禁止のモックアップが披露されただけで,スペックもCPU以外は7インチサイズのディスプレイを搭載することが明らかになった程度だが,本体に取り付けられるゲームパッドと組み合わせてゲームをプレイできるというのは面白そうだ。
国内販売がいつになるかは分からないが,超小型PC好きのゲーマーにとっては楽しみな製品となりそうである。
OneMix3Pro製品情報ページ
GeekBuyingのOneMix3Pro販売ページ。11月30日まで,クーポン「Mix3Pro」適用で割引購入が可能
ONE-NETBOOK日本語公式Webサイト
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