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「Hit Box Cross|Up」のKickStarterプロジェクトが開始。レバーを模したアナログスティック搭載の“レバーレス”コントローラ
KickStarterプロジェクト「The Hit Box Cross|Up」
「Hit Box Cross|Up」は,同社が手掛けるレバーレスコントローラ「Hit Box」の最新モデル。写真を見ると,普通のアーケードコントローラと変わらないレバーが配置されているが,これはPS4用コントローラ「DUALSHOCK 4」で言うところのアナログスティックをレバーに模したものとなっている。
なぜ,従来のレバーを廃し,わざわざアナログスティックをレバーに変換したものが作成されたか。Hit Box Arcadeはその意図を明らかにしていないが,カプコンの格闘ゲーム「STREET FIGHTER V ARCADE EDITION」のワールドツアーである「CAPCOM Pro Tour 2019」において,使用可能コントローラのレギュレーションが改定されたことが,ひとつの原因だと考えられる。
今回の改定で,「通常のレバーに加えて,方向ボタンの配置を禁止」する旨が記述されたのだが,「Hit Box Cross|Up」に配置されているものはレバーに模したアナログスティックであり,ルール上は使用可能なアーケードコントローラとなっているわけだ。
ただし,改定後に4Gamerで行ったカプコンの綾野氏に対するインタビューでは,「アナログスティックを改造して無理やりレバーとして扱うといった,機械能力の変換は認められません」と回答されている。少なくとも同アケコンを使用して「CAPCOM Pro Tour 2019」に参加することは不可能であり,今後ほかタイトルにおいても,使用が制限される可能性があることを留意し,KickStarterプロジェクトへの参加を検討してほしい。
カプコンの綾野智章氏に「CAPCOM Pro Tour 2019」における,賞金と改造コントローラ問題への見解を聞く
2019年6月21日,カプコンは「ストリートファイターV アーケードエディション」を競技タイトルとするワールドツアー「CAPCOM Pro Tour 2019」の公式規定を更新した。今回大幅に加筆されたのは,公式大会ルールの「CPTにおけるコントローラー利用の理念」部分。カプコンとしてどのような見解を示したのか,プロの賞金問題と合わせて綾野智章氏に話を聞いた。
KickStarterプロジェクト「The Hit Box Cross|Up」
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