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ASUS,「Atom Z2560」搭載の7インチAndroidタブレット「Fonepad 7」。SIMロックフリーの3G通信&音声通話に対応
発売時期は10月中旬の予定で,メーカー想定売価は3万4800円前後とされている。
Fonepad 7。左がホワイトで右がブラック |
Fonepad 7における最大の特徴は,冒頭でも触れたように,開発コードネーム「Clover Trail+」と呼ばれてきたSoC,Atom Z2560を搭載する点にある。ME371MGで搭載されるSoC「Atom Z2420」はシングルCPUコア仕様だったのに対し,Atom Z2560はデュアルCPUコアであり,CPU性能は確実に向上していると期待していいだろう。
また搭載OSは,ME371MGのAndroid 4.1.3(Jelly Bean)から,Android 4.2.1(Jelly Bean)に変更されている。
本体の外観で目立つ変更点は,上下端(横置き時は左右端)にステレオスピーカーが搭載されたことだ。また,ブラックとホワイト2色のカラーバリエーションが用意されたことも,1色だけだった前モデルとの違いとなる。そのほかにも細かい改良点として,microSDカードスロットがmicroSDXCカード対応になっていたり,といった違いもある。
一方,本体サイズは前モデルとほぼ同じであり(0.1mmだけ厚い),7インチサイズで解像度800×1280ドットの液晶パネルを搭載する点や,本体重量が約340gになる点も変わっていない。
バッテリー駆動時間も大きな変化はなく,3Gによるモバイル通信時は約10時間と,前モデルから0.5時間伸びている程度。ただし,Wi-Fi使用時は約10時間と,なぜか前モデルの約11.5時間から短くなっている。
“インテル入ってる”タブレットとなると,気になるのはその互換性だが,4Gamerのレビューでもお伝えしているとおり,市場で支配的であるARMアーキテクチャベースのタブレット端末に対する,アプリの互換性はかなり高い。3G通信や通話機能といったユニークな点もあるので,人とはちょっと違うタブレット端末を探しているなら選択肢になりそうだ。
●Fonepad 7の主なスペック
- サイズ:120.1(W)×10.5(D)×196.6(H)mm
- 重量:約340g
- OS:Android 4.2.1(Jelly Bean)
- プロセッサ:Intel「Atom Z2560」,動作クロック1.5GHz
- ディスプレイ仕様:7インチ液晶パネル
- ディスプレイ解像度:800×1280ドット
- メインメモリ容量:1GB
- ストレージ容量:内蔵16GB
- 3G/LTE通信:3G対応
- 無線LAN:IEEE 802.11a/g/n
- Bluetooth:3.0搭載
- NFC:なし
- センサー類:GPS,加速度,電子コンパス,光,磁気,近接
- 外側カメラ:500万画素
- 内側カメラ:120万画素
- バッテリー:3G通信時およびWi-Fi使用時で最長10時間駆動
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Android端末本体
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