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“インテル入ってる”Androidタブレットでゲームはプレイできるのか。ASUSの「Fonepad」で200タイトル以上を実際に動かしてみた
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印刷2013/07/29 00:00

レビュー

インテル入ってるAndroidで,ゲームはどれだけ動くのか

ASUS Fonepad ME371MG

Text by 林 佑樹


Fonepad ME371MG
メーカー:ASUSTeK Computer
問い合わせ先:ASUSコールセンター 0800-123-2787(月曜日〜金曜日 9時〜18時,土曜日・日曜日9時〜17時。祝祭日および年末年始,盆は休業)
実勢価格:2万7000〜3万円程度(※2013年7月29日現在)
画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / “インテル入ってる”Androidタブレットでゲームはプレイできるのか。ASUSの「Fonepad」で200タイトル以上を実際に動かしてみた
 2013年4月25日に発売されたASUSTeK Computer(以下,ASUS)製Androidタブレット「Fonepad ME371MG」は,7インチワイドで解像度800×1280ドットの液晶パネルを搭載し,SIMロックフリーの3G通信&通話機能にも対応した,俗にいう“Phablet”(ファブレット)端末だ。
 国内正規流通するタブレット端末でSIMロックフリーというだけでもなかなか異色なのだが,とくにユニークなのが,SoC(System-on-a-Chip)としてIntelの「Atom Z2420」を採用していること。QualcommのSnapdragonシリーズに代表されるような,ARMアーキテクチャのSoCが支配的なAndroidタブレット市場において,FonePad ME371MGで採用しているCPUアーキテクチャはx86というのが,決定的に異なるポイントである。

本体背面中央下部に「Intel Inside」ロゴマークがプリントされている。2013年7月時点において,日本市場で正規流通しているAtom搭載AndroidタブレットはFonePad ME371MGだけ
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 Atom Z2420は開発コードネーム「Lexington」(レキシントン)と呼ばれていたSoCで,「Intel Hyper-Threading Technology」に対応するCPUコアを1基と,Imagination Technologies製のGPUコアIP「PowerVR Series5 SGX540」を統合する。最大消費電力は約10Wとなっており,x86アーキテクチャを採用するプロセッサのなかではかなり低めなほうだ。
 実際,Fonepad ME371MGのバッテリー駆動時間は3Gデータ通信無効時で最大10.5時間なので,7インチクラスのAndroidタブレットとして,ARMアーキテクチャのSoCを搭載したモデルと大差ない。

 そんなFonePad ME371MGについては,発表会の時点で動作検証レポートをお届けしているが(関連記事),当たり前のようにAndroid OSが動作し,予想以上にキビキビした挙動を示していた。
 ただ,そうはいっても,CPUアーキテクチャが異なる以上,アプリの互換性に不安を持つ読者も多いだろう。Intelの日本法人であるインテルは,開発ツール「Android NDK」やC言語,C++言語で開発されたアプリのほとんどが問題なく動作すると,不安の払拭に力を入れていたが,メモアプリやカメラアプリなどといったものとは異なり,複雑な構造をとることが多いゲームアプリも本当にきちんと動作するのかといったところは,やはり気になるところだ。

 果たして“インテル入ってる”Androisタブレットで,ゲームはちゃんと動作するのか。今回はこの点を中心に,Atom Z2420,そしてFonePad ME371MGの性能をチェックしていきたいと思う。


いきなりだがFlashは諦めよう(基本的には)


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 アプリの話を切り出しておいてなんだが,まずはブラウザゲームの確認から始めよう。
 PCでのプレイを前提としたブラウザゲームの多くは,Flash単体かFlash+Active Xベースのタイトルであり,いずれも,一時期市場を席巻して,そのまま消えていったAtom搭載Netbookや,ARMアーキテクチャのCPUコアを1〜2基統合するSoCを搭載したAndroid端末では動作が厳しいほど,負荷が高い。現行世代のCPUを搭載したPCならなんの問題もなく動作させられるが,タスクマネージャを見てみると,そのCPU使用率は意外に高かったりもする。

AdobeのWebサイトからFlash Player APKのアーカイブ版を入手
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 ……というのは純然たる後付けの理由で,要は何よりも「艦隊これくしょん -艦これ-」(以下,艦これ)が動作するかどうか気になって,真っ先に調べてみただけのこと。こちらは結論から言うと,普通のやり方ではプレイできない。
 さて,AndroidでFlash系ブラウザゲームをプレイするときは,以下の作業が必須だ。

  1. Adobe Systems(以下,Adobe)のWebサイトから「Flash Player for Android」のアーカイブ版APKファイルをダウンロードしてインストール(Adobeによる解説ページ)し,
  2. さらにAndroid版「Firefox」(とアドオン「Phony」)など,User Agent(ユーザーエージェント)を変更できるWebブラウザを使って,PC用Webブラウザに偽装する

 これで,最新世代のSoCを搭載したAndroid端末の多くで,やや“重い”ながらもFlash系ブラウザゲームの多くをプレイできるようになる。Atom Z2420がARMアーキテクチャのSoCと高い互換性を持っているのであれば,同様の方法で動作すると考えたわけだ。

テスト時点の正規版Firefoxは,「パッケージファイルが無効です」と言われ,導入できなかった。実のところ,今回のテスト通じて唯一の,インストールすら許されなかったアプリだったりする
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 試したところ,1.のFlash Player for Androidインストールは問題なかったが,テストした7月22日時点だと,Firefox(Version 22.0)のインストールがGoogle Playから弾かれた。そこで「Firefox Beta」(Version 23.0)のインストールを試みたところ,こちらはできたので,意気揚々とUser Agentの偽装を行い,艦これにログインしてみたところ,「Flash Playerがインストールされていません」と言われてしまったのだ。つまり,Flash Player for Androidはインストールできているのに,動作していない状況になってしまったのである。

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Firefox Betaはインストールできた。次期正式版Firefoxは導入できるようになるかもしれない
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ただ,Firefox BetaからはFlashを利用できず。サポートされていないと言われてしまった
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念のため艦これにログインしたが,公式ページでもFlash Playerが未導入と表示された

 これはどういうことか調べてみたのだが,すると,FonePad ME371MGでFlashを動作させるには,標準的なAndroid用Flash Playerではなく,x86版のFlash Playerが必要という情報を発見できた。
 ただし,この作業にはroot化が必須であり,しかも部分的にシステムファイルを上書きする必要もある。ASUSの保証がなくなり,しかも失敗したらまったく動作しなくなる危険もすべて覚悟した人なら,自己責任で試してみる価値はあるかもしれないが,基本的には「Flashベースのブラウザゲームは動作しない」と考えておいたほうがいいだろう。

 もちろん,将来的に何らかのアップデートがあれば動くようになる可能性はあるのだが,Adobe自体がAndroid用Flashの事業から撤退している――だからFlashはアーカイブ版しか提供されていない――ので,あまり期待しないほうがいいと思われる。

 次にチェックしたのは「Xbox SmartGlass」アプリだが,「Forza Horizon」との組み合わせで確認したところ,「Forza Horizon SmartGlass Experience」を除いて,機能を使用できた。まあ,Forza Horizon SmartGlass Experienceは利用可能条件がいまいち不明ということもあり,初めからあまり期待していなかったので,ほぼ予想どおりの結果といったところか。

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Xbox SmartGlassでのリモート操作は,ARMアーキテクチャベースのAndroidタブレットと同じように行えた
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Forza Horizon SmartGlass Experienceには対応せず。一応「Xbox 360側でプレイ中かどうか」は表示されたのだが

魔法少女サクラは問題なく動作。メモリの解放も行える
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 次はシステムへの直接的なアクセス関連だ。Android 4.xではタスクマネージャが用意され,アプリの終了が楽になっているが,それでもメインメモリの解放を行わないアプリはまだ多い。一方,ゲームプレイ前にはメインメモリの解放はまだまだ必須なケースが多いため,メモリ解放アプリ「魔法少女サクラ」を試してみた次第だ。
 これは,スカートをめくるとメモリを解放するという,とても明快かつ男児の魂を揺さぶるものだが,これは問題なく動作し,スカートめくりもメモリの解放も行えた。

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エリシアオンラインは起動時のローディング20%時点で必ずフリーズしてしまった
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今回,記事に使うスクリーンショットのファイル移動に「ファイルマネージャーHD」を使っていたのだが,本アプリでも使用できない機能はなかった。このあたりで「だいたい動くんじゃないの」と思えてきたりしている
 逆に動作しないアプリはと探してみたところ,前述のFlash Player for Android以外には,「エリシアオンライン」と「PlayStation Mobile」があった。エリシアオンラインは,起動直後の「ロード」20%経過時点で必ずフリーズ。PlayStation Mobileは,GUIを読み込んだあとにエラー表示といった結果である。

 ひょっとしてオンライン系は苦手かと思い,今度は「オルクスオンライン」をインストールしてみたが,こちらは問題なくプレイできた。このあたりは,アプリの作り込みに左右されているのだろうか。グラフィックス品質によるのかというと,エリシアオンラインとオルクスオンラインのグラフィックスは似た傾向にあるので,そういうわけでもなさそうだ。また,やたら作り込まれた印象のある「斑鳩」も問題なくプレイできたので,グラフィックスや,ゲーム自体の作り込みによって,動作できたりできなかったりするわけでもなさそうだ。

 このほか,「Race Illegal: High Speed 3Dや「Final Defense」「Galaga Special Edition Free」「PAC-MAN +Tournaments」も,すべて動作した。
 「動作しないトリガー」が何なのかは正直,はっきりしないのだが,この時点で,インテルの言うとおり,大半のタイトルは動くような気がしてきている。


Androidゲームアプリ200タイトル弱のチェックから見える,ちょっとした共通項


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 200タイトル以上ってタイトルで謳っておきながら,まだ10本も名前が出てないじゃないかと思った人もいると思うが,ここで,4Gamerのスタッフがシロッコ撃破直後のカミーユのような状態になりながら,約2週間,仕事の空き時間を見つけてはちまちまとチェックしたデータを見ていこう。
 タイトル数は197。200タイトルを目指したのだが,リストが完成した時点で配信が終わってしまっていたタイトルが2タイトルと,うっかり重複してしまったのが1タイトルあったので,197となる。そのリストが下記のとおりで,一言でまとめると,動作に難があったのは18タイトルだ。うち,起動しないのは10タイトルだったので,全体の9%に何らかの難があり,約5%が動作しなかった計算になる。

表 Android用ゲームタイトル197本での動作検証結果(あいうえお順)
ゲームタイトル 動作 備考
I am ボス ◯ 【4Gamer紹介ページ】
アイアンマン3 - 公式ゲーム ◯ 【4Gamer紹介ページ】
あそんでまなべる 日本地図クイズ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
あった! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
あなたってよく見ると ドブネズミみたいな顔してるわね ◯ 【4Gamer紹介ページ】
あなたも電車の運転士 part2 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
アフタースクール × 起動しない 【4Gamer紹介ページ】
アムネシア ◯ 【4Gamer紹介ページ】
アリスと不思議な迷宮 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
アルパカにいさん ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Angry Birds ◯ 【4Gamer紹介ページ】
一瞬のスキマ! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Imaginary Range ◯ 【4Gamer紹介ページ】
イライラゴルフ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
UNO & Friends ◯ 【4Gamer紹介ページ】
エイリアンをさがせ! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Extreme Skater ◯ 【4Gamer紹介ページ】
エクストリーム早弁 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
エスケープマン ◯ 【4Gamer紹介ページ】
おこめっち かわいく育てて♪ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
おさわり探偵 なめこ栽培キット ◯ 【4Gamer紹介ページ】
おさわり探偵 なめこ栽培キット Deluxe ◯ 【4Gamer紹介ページ】
お住まい夢物語 ◯  
オタ芸マスター〜CRAZY☆BEAT〜 △ プレイ中にフリーズすることあり
【4Gamer紹介ページ】
おねがい!ゆうしゃさま! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Offroad Legends ◯ 【4Gamer紹介ページ】
オルクスオンライン △ 起動しないことや,ブラックアウトすることあり 【4Gamer紹介ページ】
母ちゃんの奴隷 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
カートゥーンウォーズ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
カードファイト!! ヴァンガード 惑星大戦 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
貝がらブラッコ 貝をやく2 × Adobe Air必須。インストールできないためプレイ不可
【4Gamer紹介ページ】
怪盗グルーのミニオンラッシュ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
拡散性ミリオンアーサー × 起動しない 【4Gamer紹介ページ】
逆転裁判123 HD ◯ 【4Gamer紹介ページ】
GALAXY GLADIATOR ◯ 【4Gamer紹介ページ】
究極!きらめきコイン! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
恐竜ドミニオン ◯  
ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い △ プレイ中にフリーズすることあり
【4Gamer紹介ページ】
金魚の達人 ◯  
キングダム&ドラゴン △ キャラ作成終了後,アプリが落ちる。再度開くとプレイ可能 【4Gamer紹介ページ】
Kingdom Conquest II ◯ 【4Gamer紹介ページ】
禁断召喚!サモンマスター ◯ 【4Gamer紹介ページ】
クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
空気読み。無料体験版 ◯  
クックと魔法のレシピ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
くまモンとキャッチだモン! × Adobe Air必須。インストールできないためプレイ不可
【4Gamer紹介ページ】
グルコサミン ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Crazy Tower ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ぐんまのやぼう ◯ 【4Gamer紹介ページ】
激おこプーチソ丸 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ケリ姫スイーツ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
けるひとA ◯ 【4Gamer紹介ページ】
恋のバリ3愛しTEL ◯ 【4Gamer紹介ページ】
豪華スロット - Slots Deluxe ◯  
この星を消す…ッ!! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
コロガール ◯ 【4Gamer紹介ページ】
紺箔の少女 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Third Blade〜這い寄る混沌〜 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Cytus ◯  
The Sims フリープレイ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
さだめブレイド ◯ 【4Gamer紹介ページ】
サバイバルペンギン ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Theme Park ◯  
尻上がり ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Starry Nuts(プチプチ大作戦) ◯ 【4Gamer紹介ページ】
射撃クラブ2:スナイパー ◯ 【4Gamer紹介ページ】
社畜と化せ!! ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ジャンピング土下座 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
雀龍門 (麻雀) for GREE ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ジュジュと悪夢の迷宮 × Adobe Air必須。インストールできないためプレイ不可
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湘南ゴミコレ ◯ 【4Gamer紹介ページ】
白いとこ歩いたら死亡 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
数独 ◯  
ストライクフリート ◯ 【4Gamer紹介ページ】
Sporos ◯ ときおり画面が一瞬暗転するが,ゲームに大きな支障はなし 【4Gamer紹介ページ】
スマサカbyGMO × スタート画面までは起動。[Touch to Play]を押すとブラックアウト
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Save Toshi HD ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ゼノニア5 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
セフィロト 〜時の世界樹〜 ◯ プレイはできるが,カクカク
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ダークアベンジャー △ 起動に失敗することがある
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Dark Quest 4 ◯ 【4Gamer紹介ページ】
ダークサマナー ◯ プレイはできるが,カクカク
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ダービーインパクト ◯  
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たこ焼きの達人 ◯  
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ONE PIECE 麦わらウォーズ 海賊ディフェンス ◯ 【4Gamer紹介ページ】

※以上は,2013年7月中旬から下旬にかけて,4Gamerで実際に検証した結果です。テスト時点でGoogle Playから入手できたアプリを用いて検証したものであり,今後のアップデートで対応状況に変化が生じる可能性があります。4Gamerでは今回のテスト結果に関していかなる保証も行いませんので,この点は注意してください。

 有名どころもそうでないものも,負荷の高そうなものもそうでないものも一切区別せずのテスト結果となるが,まず,Adobeの「Air」を採用したタイトルは動作しないということが言えるだろう。前述のとおり,Flash Playerもx86版でなければならないことが確認されているので,Airも同様ということなのだと思われる。逆にいえば,すべてを覚悟してroot権限を取得し,一部ファイルを書き換えれば,Air準拠のタイトルも動作する可能性がある。

パズル&ドラゴンズ(※画像はイメージです。Fonepad ME371MG上で取得したスクリーンショットではありません)
画像ギャラリー No.017のサムネイル画像 / “インテル入ってる”Androidタブレットでゲームはプレイできるのか。ASUSの「Fonepad」で200タイトル以上を実際に動かしてみた
 また,ゲームタイトル側が端末をチェックし,弾いているケース。これは「Atom搭載か」「x86アーキテクチャ準拠か」という話ではなく,Fonepad ME371MG自体の認証がなされていないために生じる問題だ。日本はどうしても通信キャリア主体でのスマートフォンやタブレット端末販売が主流なので,それ以外は互換性周りに不利を抱えることが少なくないが,このあたりは「パズル&ドラゴンズ」が動作する一方,「拡散性ミリオンアーサー」が起動しないところなどからも頷けよう。
 なお,パズル&ドラゴンズは,ASUSから貸し出しを受けた状態のFonepad ME371MGでは動作しなかったが,ファームウェアを最新の3.2.3にアップデートしたところ動作した。その間にパズル&ドラゴンズ自体のアップデートもあったため,その時点で対応機種としてリスト入りした可能性もあるのだが,ファームウェアやアプリ側の対応次第で,いま動かなくても今後動くようになる可能性が見えたというのは収穫である。

 「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」はイレギュラーな理由でプレイができなかった唯一のタイトルだ。タイトル画面とオープニングは表示されるのだが,本編に入るとブラックアウトしてしまう。
 ただ,タップでシーンが進行したり,セリフが再生されたり,BGMが再生されたりするため,描写のみ失敗している印象だ。ファームウェアを3.2.3へアップデートしても状況に変化はなかったが,今後,ファームウェアのアップデートでグラフィックスドライバが更新されると,動作するようになるかもしれない。

 続いては,「プレイは行えたものの,途中で問題が生じたタイトル」を見ていこう。
 「ブルーオデッセイ」は,キャラクター作成時にアプリが落ちるものの,リトライを繰り返すと作成できた。「キングダム&ドラゴン」はキャラクター作成終了後にアプリが終了するも,もう1度起動するとすんなりとスタート。「ダークアベンジャー」は起動に失敗することもあるが,何度かリトライすると遊べるといった具合だ。
 これらが単純に互換性の問題によるものなのか,処理的な問題によるものなかは謎だが,Fonepad ME371MGで動作に難のあるタイトルにぶつかったときは「とりあえずリトライし続けるとなんとかなるかも」というヒントにはなるだろう。

 そのほか,処理落ちするタイトルや,ときおり一瞬だけブラックアウトするタイトルもあったが,エンカウント率は極めて低い印象。少なくとも,Android 2.x時代までにあった互換性問題のひどさと比べれば,Fonepad ME371MGは遙かにマシである。Android 4.x世代のAndroid端末でも,機種によっては動作しないアプリと遭遇することがまだあるので,ARMアーキテクチャのSoCを搭載したタブレットと変わらない感覚で使えると考えていいのではなかろうか。


7インチで持ち心地はよくパネル感度も上々


 最も気になる互換性のチェックを終えたので,次はハードウェアをチェックしていこう。まずスペックは以下のとおりだ。

●Fonepad ME371MGの主なスペック
  • 型番:ME371-GY08
  • OS:Android 4.1.2
  • SoC:Atom Z2420(※ベースクロック1.2GHz,1C2T,L2キャッシュ容量512KB,PowerVR Series5 SGX540統合)
  • メインメモリ容量:1GB
  • ディスプレイ:7インチワイド液晶パネル,IPS方式,800×1280ドット,グレア(光沢)加工,10点マルチタッチ対応
  • ストレージ容量:8GB(+容量5GBの「ASUS WebStorage」永久無料版)
  • 無線LAN:IEEE 802.11g/n
  • 対応通信方式:W-CDMA(HSPA+/3G) 850/900/1900/2100MHz,GSM/EDGE(2G) 850/900/1800/1900MHz
  • Bluetooth:Bluetooth 3.0
  • 内蔵センサー:GPS(A-GPS&Glonass対応),電子コンパス,光,加速度,近接
  • インタフェース:microSIMカードスロット,USB Micro-B端子,microSDカードスロット
  • カメラ:アウトカメラ300万画素,インカメラ120万画素
  • バッテリー駆動時間:無線LAN通信時約10.5時間,モバイル通信時約9.5時間
  • サイズ:120.1(W)×10.4(D)×196.6(H)mm
  • 重量:約340g
  • 主な付属品:USB−ACアダプターセット

画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / “インテル入ってる”Androidタブレットでゲームはプレイできるのか。ASUSの「Fonepad」で200タイトル以上を実際に動かしてみた
 IPSパネルの出自は明かされていないが,発色は良好であり,ピクセル密度(ppi)も高め。本体の背面はタブレットではすっかり同じのラウンドフォルムが採用されており,アルミボディの質感がなかなか気持ちいい。
 キズの心配もあるのだが,ジャケットレスで運用したほうが持ちやすさはよい印象だ。

アウトカメラの近くに用意されたカバーを外すと,MicroSIMおよびMicroSDカードスロットへアクセスできる
画像ギャラリー No.018のサムネイル画像 / “インテル入ってる”Androidタブレットでゲームはプレイできるのか。ASUSの「Fonepad」で200タイトル以上を実際に動かしてみた
 重量は約340g。重心は縦画面時センターからやや下という,最近のタブレットや5インチスマートフォンのお約束に即している。
 重心をやや下に持ってきているのは,テコの原理で重く感じさせないためであると思われ,また体感的に「ちゃんと持とう」と思わせてくれる重心だ。感覚的な部分だが,ゲームハードとして見るとAndroidタブレットは,本体が画面にしてコントローラともなるため,SNSやウェブブラウズ中心の運用よりも重要度は高い。

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本体上側側面(左)と下側側面(右)。外部からアクセスできるインタフェースは下側のUSB Micro-Bとヘッドセット接続端子のみだ
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本体左側側面に電源/スリープ用とボリューム調整用のボタンを搭載(左)。右側面にはとくに用意されていない

3DMark Android Edition実行結果。発表会時のスコアとは誤差レベルの結果になった。スコアの割に,3Dゲームがもっさりするようなこともとくになかったため,スコアは参考程度でいい
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 というわけで,ここでベンチマークを行ってみよう。「3DMark」の「Android Edition」は発表会時にもテストしているが,その後,ファームウェアの更新が頻繁に行われたため,再チェックすると,スコアは大きな変化なしとなる2200台。フレームレートが心持ち安定した印象もなくはない。高負荷な3Dゲームは苦手と見ていいスコアなのだが,ただ,ここまで検証してきた3Dゲームタイトルは意外とスムーズに動作していたので,3Dゲームもけっこう遊べてしまうレベルだと判断している。

 タッチパネルの感度や連射の対応性能ををチェックしてみよう。タブレットでゲームをプレイするにあたって,グラフィックス性能と並んで重要になるのが,タップに対する反応とマルチタッチの精度,タッチポイントの精度だからだ。
96回程度の連射に対して,結果は「89」。発表会時のチェックでは「85」だったので誤差といえば誤差に近いが,飽和のタイミングがやや緩くなっていたので,ファームウェアの更新によって反応速度が向上したと考えてよさそうだ
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 タップに対する反応は,普段の操作からでも想像できるように,タップ操作が中心。一方,ゲームの場合は連打や,連続したタッチが続いたりするため,連射速度によっては反応しなくなる瞬間が生まれることがある。そこを連射アプリでチェックするというわけである。

 ここで用いるアプリは「ぺしぺしIkina」。連射アプリは数多く登場しているが,多くは感度が悪く,50連射あたりがカウントの上限に設定されている。一方,ぺしぺしIkinaは,限界まで連射をカウントしたあとに飽和が起きる。この飽和はハードウェアとOS側のチューニングに依存するため,特定速度で連射していけばある程度の性能を判断できるのが,本アプリの強みだ。
 さてその結果だ,1分間に96回程度の連射を行ったところ,結果は「89」となった。処理の飽和は32前後で生じており,発表会時のテストよりも反応速度がよくなっている。

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開発者向けオプションにある「ポインタの位置」にチェックを入れるとテストを行える
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連続ドラッグチェック。とくにドラッグし損ねている部分もなく,とてもいい結果である
 次は「開発者向けオプション」を利用してのチェックだ。まずはドラッグ。1分ほど円を描くだけだが,操作としてはドラッグをし続けることになる。これは,Android端末でゲームをプレイするとき,ソフトウェアコントローラの操作時に反応がなくなるのを体験をしたことがあるユーザーならば体験的に知っていると思うが,しばらくドラッグをしていると反応が飛ぶことがあるので,それをチェックしようというわけである。
 結果は右スクリーンショットに示したとおりで,とくに問題は認められない。

 もう1つ行ったのは,パネル全体の感度検証だ。主にスマートフォンで狭額縁仕様が流行し始めてから,歩留りが悪くなったのか,画面上の特定部分や末端部の反応が鈍い機種が散見されている。タブレット端末の場合は筐体自体が大きいため,それほど心配することもないのだが,ゲームアプリの場合,画面の両端にインタフェースが集中する傾向にあるため,これも開発者オプションから,指を横方向へジグザグに動かして,反応が鈍いところがないかをチェックした。

 その結果を示したのが左下のスクリーンショットだが,先ほどのドラッグチェックと合わせて見ると,まんべんなくきれいにタッチパネルが反応していると分かるだろう。
 さらに5点タッチ状態で円を描いてみたが,ここでは少し反応が鈍くなり,画面右上あたりで取得漏れが少し確認された(右下のスクリーンショット)。これはパネルの右上の反応が鈍いというよりは,いわゆる処理負けの可能性が高く,パネルのどこかで起きるものと思われる。5点タッチをするようなゲームアプリはあまりないが,ちょっと覚えておくといいだろう。

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画面端の反応をチェックしたもの。これもとくにエラーは起きていない。先のドラッグチェックと合わせてみると,まんべんなくきれいに反応しているとわかるハズだ
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5点タッチでのドラッグチェック。画面右上あたりで取得ミスが生じた。ただし,画面右上の反応が鈍いわけではなく,1分ほど5点タッチしていると画面のどこかで生じるタイプのミスである


Flash周りが気にならないなら,Atom搭載タブレットであることを意識する必要はほとんどない


Fonepad ME371MGの製品ボックス
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 Fonepad ME371MGはx86アーキテクチャベースのSoCを採用したAndroidタブレットであることから,ARMアーキテクチャベースとなる大多数のAndroidタブレットと比べると,互換性に不安なところがあった。が,今回,200を超えるゲームアプリで実際に試した限り,プレイできないレベルだったのは全体の5%。95%は(多少の問題を無視すれば)動作したのだ。アプリレベルの動作/非動作割合は,ARMベースのAndroid端末と大差ないように思う。
 Flashが基本的に動作しないのを致命傷と見る人はいると思うが,Androidの世界におけるFlashは,近い将来,使われなくなる技術だ。それを踏まえられるなら,互換性は“インテル入ってる”ことを意識しなくていいレベルにあると述べていいのではなかろうか。

 タッチパネルの感度も上々なので,Fonepad ME371MGは,アーキテクチャ的にユニークかつ実用的なタブレットとまとめられそうだ。また,今後のAtomタブレットにも期待できそうである。

  • 関連タイトル:

    Android端末本体

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