ネクソンは本日(2018年5月18日),スマートフォン向けRPG
「OVERHIT」 (
iOS /
Android )のプレス向け発表会を開催した。本作の正式サービス開始日が
5月29日 に決定したことは速報記事を掲載しているが(
※関連記事 ),本稿ではイベントの詳細をお届けする。
ネクソン モバイル事業本部 本部長 キム・キハン氏
発表会の開催にあたり,ネクソンでモバイル事業本部の本部長を務める
キム・キハン氏 より,OVERHITの開発経緯が語られた。
氏によると今から約3〜4年前,アジア市場を中心に,
スマホ向けのハック&スラッシュ/アクションRPG が大きく盛り上がったという。これを受けてネクソンも,2016年12月に「
HIT 〜Heroes of Incredible Tales〜 」を日本でリリース。HITは大成功を収め,日本におけるスマホ向けのハクスラ/ARPGとして,初のヒット作だと自負しているという。
また,このサービスを通じて,さまざまな知見も得られたそうだ。まず,たとえ珍しいゲームジャンルでも,タイトルのクオリティが高ければ十分に勝負できるということ。ただし,そのクオリティには
“カルチャライズ” (現地向けの仕様変更)も含まれており,これにはNAT Gamesの開発力が欠かせなかったとのこと。
その一方で,ハクスラ/ARPGのジャンルは,サービスを続けていくと,プレイヤーキャラのレベルや装備アイテムの性能などで
インフレーション が起こりやすい。長期運営に入っているHITにおいて,これは現在の課題となっているそうだ。
NAT Gamesが新たなタイトルの開発に着手するにあたり,日本市場をメインターゲットに据えることは最初から決まっていたという。そのうえで,HITで得た知見を生かすべく,「キャラクターコレクション」と「ターン制コマンドバトル」に注力したそうだ。
詳しく説明すると,インフレが発生しやすいキャラレベルなどの要素は,ゲームとして“縦方向”の展開である。これに対しキャラクター集めは“横方向”の展開であり,インフレの影響を受けにくいとのことだ。
もうひとつのターン制コマンドバトルに関してだが,HITのような手応えのあるアクションRPGは,遊んでいると疲れやすいという側面がある。日本のゲーマーはこの傾向が顕著のようで,遊んでいて疲れにくい方法を選んだそうだ。
本作の開発スタッフらは,これらのコンセプトを突き詰めていくにつれ,
「HITを超えるタイトルを作りたい!」 という気運が高まっていったという。そして冗談交じりにプロジェクト名を“OVERHIT”と名付けたところ,関係者に好評で,いつしか正式なタイトル名に決まったそうだ。
NAT Games OVERHIT日本運営プロデューサー ユン・インソン氏
続いて,OVERHITの日本運営プロデューサーを務める
ユン・インソン氏 により,本作の主なゲーム内容が紹介された。
本作は100体以上が登場する
プレイアブルキャラ“英雄”の収集・育成 や,多彩な世界を巡る冒険などを楽しめるRPGである。
グラフィックスエンジンはHITと同じく,Unreal Engine 4を採用。HITの開発経験を踏まえ,このエンジンのポテンシャルを極限まで引き出しているという。なかでもアクティブスキル使用時のド派手な演出は,同社が
“シネマティック・スキル” と呼ぶほどで,
スマホ向けRPGとして最上級の映像美 を楽しめるとユン氏は胸を張った。
OVERHITのゲーム内は複数の“世界”で構成されており,プレイヤーは飛空艇に乗ってそれぞれを行き来しながら冒険を行う。魔法と秩序の世界グランバース,機械文明の世界インダストリア,神々が住まう世界 天州,生命の宿り木たる世界ウルク・ランなどが登場し,それぞれ文化などが大きく異なる。
また,各世界には,それぞれの世界観に沿った英雄が待ち受けており,さまざまな形で関わっていくのだ。
各英雄は,バトルやメインストーリーなどのカットシーン内でフルボイスで喋る。また,レアリティがレア以上の英雄の全員に“英雄シナリオ”と呼ばれる専用のサブストーリーがコンテンツとして用意されている。英雄のキャラクター性は,本作でとくにこだわっている部分で,あらゆるアプローチでその魅力が表現されているそうだ。
しかも今回のOVERHIT日本語版では,カルチャライズにもこだわっている。その最たるものが,
メインストーリーや世界観を丸ごと作り直した という部分だ。そのほかにも全英雄に対して2Dイラストの描き下ろしを行うほか,3Dキャラのモデリング修正,新たな育成システム“グレード”および“アビリティ”の追加などが行われている。
OVERHIT日本語版におけるカルチャライズの要素
ちなみに4Gamerでは,今回の体験会の終了後にユン氏へのインタビューを別途行っている。そのときにカルチャライズの詳細も確認したのだが,どちらかというとカルチャライズというより,
「OVERHITの素材データをもとに,ゲーム内容を再構築したもの」 と表すほうが適切だと感じた次第。インタビュー記事は別途掲載予定なので,こちらもお楽しみに。
そんな本作は,すでにお伝えしたとおり,5月29日の正式サービス開始が予定されている。また,5月19日にはTVCMの放映もスタートし,さらなる注目を集めそうだ。現在は本作の事前登録受付が行われているので,本稿を読んで興味をもったら,ぜひ公式サイトをチェックしよう。
【OVERHIT】TV CM<スキルラッシュ篇>