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これが最後のバックパック型PCになるか? ZOTACの新製品「VR GO 2.0」をCOMPUTEXで体験してみた
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印刷2018/06/19 14:17

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これが最後のバックパック型PCになるか? ZOTACの新製品「VR GO 2.0」をCOMPUTEXで体験してみた

ZOTAC Gaming
 Oculus VRの「Rift」とHTCの「Vive」の登場によって空前のVRブームが起きた2016年から2017年にかけて,バックパック型のVR向けPCが脚光を浴びたことを覚えているだろうか。
 RiftやViveはPCと長くて太いケーブルで接続しなければ使えないため,ケーブルの取り回しが常に厄介な問題となっていた。ルームスケールや,それ以上に広い空間を動き回りながらVRゲームをプレイするときはなおさらだ。それを解決する手段として登場したのが,背中にPCを背負ってしまい,VR HMDや関連機器を短いケーブルで直結してしまえばいいというアイデアだ。

 当時,バックパック型PCは製品ラッシュと言ってもいい状況で,4Gamerで取り上げたものだけでも,MSIの「VR One」をはじめに,サードウェーブの「GALLERIA VR WEAR」,ZOTAC International(以下,ZOTAC)の「VR GO」,そしてHPの「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」といった製品が登場して,それなりに盛り上がっていたのだ。
 ちなみに,2016年当時に筆者は,ウェアラブルをもじって「背負えラブルPC」という呼び名を提唱したが流行らなかった。

 ところが,VRブームがやや落ち着いてきた影響からか,それともVRの映像とデータをワイヤレス伝送する技術に目処が立ったからか,COMPUTEX TAIPEI 2018においてバックパック型PCの新製品を出展していたのは,ZOTACだけであった。本稿では,唯一のバックパック型PC新製品となった「VR GO 2.0」を紹介したい(関連記事)。

VR GO 2.0を着用中の筆者
ZOTAC Gaming


VR GO 2.0は筐体デザインを刷新


 VR GO 2.0は,ZOTACが手がけるバックパック型PCの第2世代モデルだ。
 第1世代のVR GOは,背負ったときの重量バランスにこだわって設計したり,PC本体のバッテリーをホットスワップで交換可能なデュアルバッテリーシステムを採用していたりするなど,業務用VRアトラクションでの活用を重視した製品であった。
 COMPUTEX TAIPEI 2018で発表となったVR GO 2.0は,先代モデルのコンセプトはそのままに,以下に挙げる4点が主な改良点であるという。

  • 背中への当たり具合を改善
  • 軽量化
  • インタフェースの配置を改善
  • LEDイルミネーションの搭載

初代VR GO(左)とVR GO 2.0(中央および右)を並べて。本体部分がコンパクトになっている
ZOTAC Gaming

 背中への当たり具合を改善とは,背負った人の背中に当たるクッション部分のレイアウトを改良したのに加えて,体への接触面積を減らした効果が大きいという。
 バックパック型PCは,背負いながら歩くだけでなく,急に向きを変えるような動きをしても,ずり落ちたりしないように設計する必要がある。急に向きを変える動きをしたときに,重いバックパック型PCが背中の広範囲に覆い被さるような形をしていると,急に向きを変えるように動いたときにバックパック型PCに生じる遠心力によって,体が大きく振りまわされてしまうという。
 そこで,重さはそれほど変わらなくとも筐体をコンパクトにまとめることができれば,遠心力の影響を小さく抑えることができるそうだ。

VR GO 2.0のクッション部
ZOTAC Gaming

 軽量化は,筐体のコンパクト化と合わせて設計に盛り込まれた要素で,約4.9kgあった先代モデルから約500gほど軽量化に成功しているらしい。ただ,バッテリー容量は先代から微妙に減っているとのことである。

 インタフェースの配置を改善というのは,先代モデルでは側面にあったインタフェース類を上側面側に移動したことだ。頭部に被るVR HMDに対するケーブルの取り回しなどに配慮したもので,背負ったときにVR HMDとの接続ケーブルをより短くできるようになった。
 MSI製品は,最初から上側面側にインタフェース類を配置していたので,むしろなぜ第1世代モデルは側面にあったのかと言いたい気もするが。

インタフェース部分は,上側面に配置を変更した
ZOTAC Gaming

 最後のLEDイルミネーションは,ゲーマー向けPCの流行りを取り入れたのかと思いきや,ブースの担当者は「それもあるが」と述べつつ,VRコンテンツメーカーにソフトウェア開発キットを公開して,VRアプリケーションごとにユニークな使い方をできるようにするためのものという話であった。
 たとえば,銃火器の残弾数インジケータや体力ゲージにしたり,あるいは攻撃を受けたときに点滅してダメージ表現にしたりといった活用ができるという。

背面左右のブーメラン型をしたLEDイルミネーションは,アプリ側で発光色や発光パターンを制御できる。中央に見える三角形が連続したような配置のLEDはバッテリー残量計だ。ZOTACロゴにもLEDイルミネーションが仕込まれているが,B to B案件の場合,発注数量に応じて別のロゴに変えることもできるように検討中だとか
ZOTAC Gaming

筆者がE3 2017で体験したIntelのVRデモにおける1コマ。CGの背景や光線銃とカメラで撮影した筆者の姿がうまく合成されている
ZOTAC Gaming
 最近のVRアトラクションでは,カメラで撮影したプレイヤーの実写映像と,VRゲーム内におけるプレイヤーの位置に合わせてレンダリングしたCGを,クロマキー合成してMR映像を作って,それをパブリックビューイングで観戦できるようにしたり,お土産用として参加者に配布したりするサービスが始まっている。プレイヤーが背負ったバックパック型PCが,MR映像におけるゲーム世界の表現に連動していれば,臨場感というか,なりきり感が高まるというわけである。
 そこまで行かなくとも,VRアトラクションで順番待ちをしているギャラリーが,VRゲームのプレイ中にどんな体験ができるのかを理解する手立てにもなるだろう。

デモコンテンツに挑戦する筆者。体験コーナーで使っていたVR HMDは,VR Technology Holdings製のWindows MR対応VR HMD「3Glasses Blubur S2」という製品だった(関連リンク)。片眼あたり解像度は1440×1440ドットとのこと
ZOTAC Gaming
 VR GO 2.0は,PCとしてのスペックも強化されており,搭載CPUが4コア8スレッドの「Core i7-6700T」から,6コア12スレッド対応の「Core i7-8700T」となった。搭載GPUは先代と同じ「GeForce GTX 1070」なので,劇的というほどではないかもしれないが,VRゲームの快適さは多少なりとも向上しているだろう。
 ただ,バッテリー容量が先代の95Whから86.4Whへと若干減少しているので,スペック向上分も合わせて,バッテリー駆動時間が従来の2時間から1.5時間に減ってしまった。ただ,VRアトラクション施設での運用であれば,交換用バッテリーを山ほど準備しているだろうし,一回のVR体験が1時間を超えることはまずないので,実用面におけるデメリットと言うほどではない。

 VR GO 2.0の発売時期や価格は未定とのこと。先代モデルが登場した当時は,販売代理店想定売価が30万円前後であったので,そう大きくは変わらないかもしれない。業務用での販売が中心となるのではないかとのことで,大量導入すれば安価になるようだ。

音楽アクションVRゲーム「Beat Saber」のPC版をプレイ中の筆者。画面奥から迫ってくるブロックを,音楽に合わせてライトセーバーで切断したり,避けたりする。激しく動くので,VR GO 2.0の改良点を体験するのにおあつらえ向きだった
ZOTAC Gaming ZOTAC Gaming

ZOTAC公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    ZOTAC GAMING(旧称:ZOTAC Gaming)

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