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  • 発売日:2012/02/09
  • 価格:パッケージ版:5229円 / ダウンロード版:3980円(いずれも税込)
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[TGS 2011]墨筆で何を描く? PS Vita用ソフト「墨鬼 SUMIONI」は,“ひらめき”が攻略の鍵になりそうな新感覚のアクションゲームだ
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印刷2011/09/16 13:04

プレイレポート

[TGS 2011]墨筆で何を描く? PS Vita用ソフト「墨鬼 SUMIONI」は,“ひらめき”が攻略の鍵になりそうな新感覚のアクションゲームだ

 東京ゲームショウ2011のソニー・コンピュータエンタテインメントブースにて,アクワイアのPlayStation Vita向け完全新作アクション「墨鬼 SUMIONI(仮)」がプレイアブル出展されている。本作は,ボタン操作による一般的な横スクロールアクションゲームに,タッチパネルを活かした独特なアクションが加わった作品だ。

画像集#003のサムネイル/[TGS 2011]墨筆で何を描く? PS Vita用ソフト「墨鬼 SUMIONI」は,“ひらめき”が攻略の鍵になりそうな新感覚のアクションゲームだ

「墨鬼 SUMIONI(仮)」公式サイト


 本作の舞台は,架空の平安時代。善の墨水師(ぼくすいし)によって呼び出された主人公“墨鬼(すみおに)”は,世を脅かす悪しき墨水師や邪悪神を倒すための戦いに出る。
 グラフィックスはすべて水墨画風のタッチで描かれており,Vitaの有機ELディスプレイによって色の濃淡が非常に美しく表現されている。
 戦場では,合戦絵巻に出てくる武士のような姿の敵が墨鬼に襲いかかる。墨鬼は刀による通常攻撃も可能だが,それだけでは無数に現れる敵を相手にするのは到底不可能だ。そこで墨鬼が使うのが,筆によるさまざまなアクションとなる。

 墨鬼が使用する筆は全部で4種類あり,筆で(前面タッチパネルに)線を描くと“墨ゲージ”(時間経過で自動的に回復)が消費されていく。それぞれの筆について紹介していこう。
 まずは,攻略の要となるであろう“道筆”だ。この筆で空中に線を描くと,その線を足場として利用できる。自分のイメージで新しい地形が作れるので,無数に出現する敵を回避したりなど,プレイヤーの想像力次第で攻略方が編み出せそうだ。

画像集#007のサムネイル/[TGS 2011]墨筆で何を描く? PS Vita用ソフト「墨鬼 SUMIONI」は,“ひらめき”が攻略の鍵になりそうな新感覚のアクションゲームだ

 Lボタンを押すと“自然筆”モードに切り替わり,この筆で描かれた線は炎となって燃え上がっていた。今回のプレイでは確認できなかったが,自然筆では雷雲を発生させることもできる。

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 続いて,画面右下のアイコンをタッチすれば“水筆”に切り替わり,描いた足場や炎をタッチで消すことができる。
 そして,墨ゲージが最大まで溜まった状態でのみ,“召喚筆”を使って墨神の召喚が可能だ。墨神には飛行型と地上型の2種類がいるが,今回のプレイでは飛行型のみ確認できた。墨神は自動的に墨鬼の戦いをサポートしてくれるため,ここぞという場面で呼び出せば大きな助けになるだろう。

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 さて,ステージをどんどん進めていくと,ゴールの直前で大きな城が行く手を阻む。城のやぐらからは弓兵が姿を現わして攻撃してくるため,自然筆による炎で弓兵自体を倒しつつ,城に攻撃を繰り返す。
 しかし,城自体にも防衛システムが用意されており,アームの付いた円盤ノコギリが飛び出して,墨鬼に対し容赦なくダメージを与えてくるのだ。最初のステージこそ辛うじて城を破壊してクリアできたが,2番目のステージの攻城戦では頼みの綱である墨神が倒されてしまい,孤立無援な状況で墨鬼も矢の雨を浴び,あえなくゲームオーバーとなってしまった。

 いくら初挑戦であるとはいえ,今回はあまりに格好悪いプレイとなってしまった。筆者は普通のアクションゲームの感覚で近接攻撃をメインに戦っていたのだが,無闇に近接攻撃を繰り返していると敵の攻撃をもろに浴びてしまう場面が多く,どうやら単純な力押しでクリアできるゲームではなさそうだ。
 例えば,これはプレイ中に気付いた点なのだが,高台から敵が矢を放ってくる場合,道筆でうまく空中に線を引けば,矢を防ぐ壁にできるようだ。こうした“ひらめき”一つでうまく切り抜けられる場面も多いのかもしれない。もし力及ばずゲームオーバーしてしまっても,「待てよ,あそこでこの筆を使えば,クリアできたんじゃないか……?」と気付き,何度も再挑戦したくなる――そういったタイプのゲームと言えそうだ。

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 また,本作はプレイの成績次第で次に進むステージが分岐していく,マルチエンディングタイプのステージ構成になっている。そのため,すべてのエンディングに到達するためには,繰り返しプレイの中で,さまざまなテクニックを編み出す必要があるだろう。
 今回の試遊では独特な墨筆アクションを体験できたが,これはあくまで“さわり”の部分。本作の一番の楽しみは,腰を据えてじっくりとプレイしながら自分なりの攻略法を探っている時にこそありそうだ。

「墨鬼 SUMIONI(仮)」公式サイト

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