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[GDC 2013]AMD,クラウドゲームシステム向けグラフィックスカード「Radeon Sky」を発表。お久しぶりの「Ruby」もチラ見せ
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印刷2013/03/28 00:00

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[GDC 2013]AMD,クラウドゲームシステム向けグラフィックスカード「Radeon Sky」を発表。お久しぶりの「Ruby」もチラ見せ

Radeon Pro,Radeon Instinct
Matt Skynner氏(Corporate VP & General Manager, Graphics BU, AMD)
 「Game Developers Conference 2013」(以下,GDC 2013)の2日めにあたる北米時間2013年3月26日,AMDは会場近くで新製品発表会を開催。登壇したMatt Skynner(マット・スキナー)コーポレート副社長は,ゲーム市場が1000億ドル以上の規模であるとして,「AMDがいま最も力を入れているのはゲーム市場だ」と,話を始めた。

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ゲーム市場は1000億ドル以上の市場規模があり,だからこそAMDが力を入れる価値がある……という論調

 最初に紹介されたのが,ゲームコンテンツ開発への技術協力に力を入れているというテーマだ。
 GDC 2013初日のレポートでお伝えしたように,AMDは,日本でも4月25日に発売予定となっている「TOMB RAIDER」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)のPC版で,主人公ララ・クロフトの毛髪レンダリングで開発に協力した実績がある。

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TOMB RAIDERの開発元であるCrystal Dynamicsのシニアアートディレクター,Brian Horton(ブライアン・ホートン)氏がイベントに登場。毛髪レンダリングの開発におけるAMDとの協力体制について述べていた

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ビデオレターで登場のKen Levine氏(Presidient&Creative Director,Irrational Games)
 また説明会では,「BioShock Infinite」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)の開発元であるIrrational Gamesから寄せられたビデオレターも流れた。
 ビデオに登場したのは同社の社長兼クリエイティブディレクターであるKen Levine(ケン・レヴィン)氏で,氏は,AMDの技術サポートが極めて手厚かったことに感謝の意を示していた。

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発表会に合わせる形で,AMDは,BioShock Infiniteでの技術協力に関するエントリを公式blogへポストしている。「Contact Hardening Shadows」や「High Definition Ambient Occlusion」などの実現で,同社は大きな貢献をしたとのことだ
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Neal Robison氏(Senior Director, Software Alliance, AMD)
 続いて,AMDのソフトウェアアライアンス部門シニアディレクターであるNeal Robison(ニール・ロビソン)氏が「PCゲームの世界でRadeonが非常に強い存在であることは分かってもらえたと思う」と述べつつ登場。「家庭用ゲーム機の世界ではどうだろう? ゲームよりも歴史ある音楽コンテンツだと,レーベルは1000以上も存在する。映画制作スタジオは100社以上,自動車メーカーは約20社がしのぎを削っているが,ゲーム機の場合,ソニーも任天堂もMicrosoftもRadeonを採用している。独占だ」と続ける。

Radeon Pro,Radeon Instinct
Radeon Skyカードを掲げるDavid Cummings氏(General Manager, Professional Graphics, AMD)
 そして本題。業務用GPU部門のジェネラルマネージャーを務めるDavid Cummings(デヴィッド・カミングス)氏は,「PCゲームと家庭用ゲーム機に続いて,新たに挑戦する分野が,クラウドゲームだ」と述べ,クラウドゲーム向けのグラフィックスカードとして,「Radeon Sky」を発表した。

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クラウドゲーム環境向けのグラフィックスカード,Radeon Sky

 発表時点のラインナップは,最上位となるデュアルGPUモデル「Radeon Sky 900」と,ミドルクラス市場向けモデル「Radeon Sky 700」,そしてエントリーモデル「Radeon Sky 500」の3つとなる。
 いずれもコアアーキテクチャは「Graphics Core Next」。シェーダコア「Stream Processor」の数は順に3584基,1792基,1280基とされているので,Radeon Sky 900は「Radeon HD 7950」相当のコアを2基,Radeon Sky 700は1基搭載したカード,Radeon Sky 500は「Radeon HD 7870」相当のコアを1基搭載したカードと見ていいだろう。

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発表時点におけるRadeon Skyシリーズのラインナップ

 サーバー向けモデルということで,3製品はいずれも,ファンが搭載されない,パッシブクーリング仕様となっている。一般ユーザー向けではなく,サーバーメーカーや事業者向けの,いわゆるBtoB製品となるため,価格の発表はなかった。

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Radeon Skyはサーバーに搭載されるカードとなるため,冷却システムはパッシブ方式となる

 Cummings氏によれば,Radeon Skyを搭載したGPUサーバーベースのクラウドゲームサービスはすでにテスト運用が始まっているとのこと。ローカル実行ではあるものの,発表会場には,クラウドゲームサービスの事業者であるCiiNOW,そしてクラウドレンダリングサービス事業者のOTOYがそれぞれ実演デモを披露した。
 ゲストとして登壇したCiiNOWのChris Donahue(クリス・ドナヒュー)氏によれば,同社のクラウドゲームサービスは遅延が極めて小さく,Gaikaiと比べて27%,ある競合と比べて48%も遅延が短いという。

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Chris Donahue氏(VP of Marketing and Publisher Relations, CiiNOW)
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クラウドゲームサービスにおける大敵は「遅延」。CiiNOWのサービスは低遅延が特徴だが,これはRadeon Skyの性能に助けられているとアピールされた

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CiiNOWのクラウドゲームサービス実演(左)と,GPUサーバー(右)。会場では実際に稼働させた状態でのデモが披露された。なお,搭載されるRadeon Skyの型番と枚数は非公開
Radeon Pro,Radeon Instinct
CiiNOWのクライアントはタブレット端末にも対応。PC版「Dues Ex: Human Revolution」を,720p解像度で表示し,「Xbox 360 Controller」でプレイできた

Radeon Pro,Radeon Instinct
OTOYは,ディスプレイ3枚を使い,解像度4800×2560ドット解像度でTOMB RAIDERを動かすデモを披露した。写真奥,OTOYのポップの下に見えるGPUサーバーが処理を担当している。こちらも搭載Radeon Skyの型番は非公開


あのRubyが長髪になって帰ってきた!


Radeon Pro,Radeon Instinct
Rubyをチラ見せしたCarl Jones氏(左,Director, Business Development, Crytek)と,Chuck Brungradt氏(右,President, Illfonic)。寸劇を披露したのもこの2人
 プレゼンテーションの後半には,「Radeon HD 7990」のお披露目があったが,こちらは先行してレポートを掲載済みなので割愛。その後「あともう1つあるんだっけ?」「そうだっけ?」といった寸劇のあと,Radeonファミリーのイメージキャラクター「Ruby」(ルビー)が出演する新しい技術デモ,その制作途上版がチラ見せされた。

 ただ,大画面プロジェクタではなく,ステージ上のディスプレイで公開されたので,後席にいた聴講者にはほとんど見えずじまい。筆者も一眼レフカメラの動画撮影機能を使って,望遠でかろうじて一部を直撮りできたといった具合だ。下に示したムービーは,そんなわけで序盤が乱れ,かつ,途中までピントも合っていないが,そのあたりはご了承を。おそらくAMDとしては,まだきちんとした形ではまだ見せたくないのだろう。


 さて,数年ぶりの登場となるRuby新作は,映画「エクスペンダブルズ2」の監督として知られるハリウッド映画監督・Simon West(サイモン・ウエスト)氏によるディレクション下で制作されており,Crytekの「CryENGINE 3」上で実装されているという。

 まだまだα版といったレベルで完成度は低く,流れたものも30秒程度。関係者に聞いたところ,最終的な作品を公開できるのはSIGGRAPH 2013のタイミングになる見込みとのことだった。また,同関係者によれば,TOMB RAIDERで実装された毛髪レンダリング技術「TressFX Hair」も実装されるという。そのためか,短髪クールビューティだったRubyの髪が,今作ではやや長髪気味になっているのは印象的だ。

 久々となるRubyの活躍に期待していよう。

Radeon Pro,Radeon Instinct
CryENGINE 3用シネマティック編集ツール「Sandbox」上で,任意のカメラ視点から映像が見られるようになっていることが披露された。リアルタイム映像であることの証明,というわけである

Radeon Sky製品情報ページ(英語)

Game Developers Conference公式Webサイト(英語)

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    Radeon HD 7900

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