ニュース
[IFA 2015]ついに登場した「ゲーマー向けプロジェクタ」。Acerが「Predator」ブランドのアグレッシブな製品展開を発表
Predatorシリーズというと,PCをイメージする人が多いだろうが,今回発表されたのは,ゲーマー向けのプロジェクタに,垂直リフレッシュレート200Hz対応の液晶ディスプレイ,スマートフォンといった,奇抜なアイテムが主役だ。
本稿ではそれらを,写真メインでお伝えしてみたい。
史上初? のゲーマー向けレーザープロジェクタ
Predator Projector
ゲーム用途を重視したプロジェクタは今までも存在していたが,明確にゲーマー向けを謳う製品としては,おそらく史上初ではないかと思われるのが,この「Predator Projector」だ。主に,LANパーティーのように大勢で集まってゲームをプレイするシーンでの利用を想定して開発されたという。
レーザー光源を採用し,50cm程度の距離で120インチ相当の映像を投影できるとのこと。黒と赤が基調というあたりが“いかにも”感を醸し出している。価格や発売時期は発表されていない。
「クロックアップで」垂直200Hz対応のG-SYNCディスプレイ,Predator Z35
標準の対応垂直リフレッシュレートは144Hzなのだが,最大で200Hzまでクロックアップ(=オーバークロック)することが可能だというのだ。具体的に何をどうやってオーバークロックするのか,オーバークロックにより,ノイズ増加などの副作用はないのかといった,疑問の残る部分はなくもないが,ネイティブ200Hz超級の世界が気になるのも確かだ。登場となれば注目を集めるだろう。
10コアCPU&4スピーカー搭載のゲーマー向けスマホ
Predator 6
COMPUTEX TAIPEI 2015でAcerがゲーマー向けAndroidタブレット「Predator 8」を展示していたのを憶えている読者もいるだろうが,今回のプレスカンファレンスで同社からは,同じコンセプトのゲーマー向けスマートフォン「Predator 6」が発表された。
ハードウェア仕様については,「CPUコアを10基集積した台湾MediaTek製のSoC(System-on-a-Chip)を採用している」「本体の四隅に合計4基のスピーカーを搭載する」ことしか明らかになっていないが,発売されたら,その実力を確かめてみたいと思わせる製品ではある。
ただ,国内発売は正直,望み薄か。
ドライブベイに追加のファンを搭載可能なノートPCが登場
ゲーマー向けPCで大きく取り上げられたのは,ノートPCである。
最初に披露されたのは,国内でも販売されているゲーマー向けノートPC「Aspire V Nitro」の新製品だ。金属製のブレードを採用することで従来よりもエアフローが15%向上したというファン「AeroBlade」を2基搭載することで,高い冷却能力を実現できているという。
GPUには「GeForce GTX 960M」,CPUには第6世代Coreプロセッサを搭載。メインメモリに最大容量32GBのDDR4メモリを採用するとのこと。日本での発売も期待できそうだ。
プレスカンファレンスでは,より大型のゲーマー向けノートPC「Predator 15」「Predator 17」も発表されている。
こちらは,搭載される光学ドライブを取り外し,そのスペースに,Cooler Master Technology製のファンモジュール「Predator FrostCore」を装着することで,より高い冷却能力を実現できるというのがアピールポイントになっている。
Predator 15・17はいずれも,GPUに「GeForce GTX 980M」を,CPUに第6世代Coreプロセッサの「Core i7-6700HQ」を採用するとのことだ。
AcerのIFA 2015特設ページ(英語)
Acer 公式Webサイト
IFA 2015 公式Webサイト(英語)
- 関連タイトル:
Predator,Nitro
- この記事のURL:
キーワード
Copyright(C)2014 Acer Inc. All Rights Reserved