グラフィックスが大幅にステップアップした，「The Witcher 2: Assassins of Kings」の最新スクリーンショット公開。必要スペックも発表

　大人っぽい世界観やストーリー，そしてPRGの王道を行く本格的なゲーム性が欧米ゲームファンの心を捕らえてはなさないアクションRPG「The Witcher」。ポーランドに本拠を置くデベロッパ，CD Projektは，The Witcherの続編となる「The Witcher 2: Assassins of Kings」の高解像度スクリーンショットを公開した。

「The Witcher 2: Assassins of Kings」公式サイト（要年齢認証）

　The Witcher 2は前作同様，東欧で人気のあるファンタジー小説をベースにしたもので，主人公ゲラルドは，魔物を狩る能力を持つ“ウィッチャー”の血を受け継ぐ男。ついでに，何かのホルモンの作用で女性を魅惑する力も持っているのだが，その一方，普通の人々からは災いをもたらす不吉な存在として忌み嫌われており，いきなり喧嘩をふっかけられたり，人々が協力してくれないといったことも起きるのだ。


　前作Witcherでは，BioWareが開発し「NeverWinter Nights 2」などに使用した旧世代のゲームエンジン「Aurora Engine」が使われていたが，本作はCD Projektが独自開発した「RED Engine」が使用されており，今回はグラフィックスのレベルの高さも追求されている。公開されたスクリーンショットを見るとディテールの細かさに驚かされ，彼らの意気込みがよく伝わってくる。


　なお，最近配信されたThe Witcherファン向けのニュースレターには，The Witcher 2をプレイするのに必要なPCのスペックが書かれており，高い画質でプレイしようと思えば，やはりそれなりのPCが要求されるようだ。また，開発の初期段階でコンシューマ機版のリリースが検討されていたこともあり，Xbox 360のコントローラにも対応している。
　いずれにせよ，必要スペックが公式に発表されたことは，ハードウェア関連のチューニングが終了したものと考えておそらく間違いなく，欧米での発売日である2011年5月17日に向けて，開発もいよいよ最終段階にさしかかったようだ。