COMPUTEX TAIPEI 2016で,メイン会場となるTaipei Nangang Exhibition Center, Hall 1の4F,かなり目立つ場所へ出展しているThermaltake Technology。そんな同社ブースの中央付近に,目視でざっくり長辺1m級という
巨大なゲーマー向けデスクと,最近e-Sportsシーンで見かける例の増えてきた
ゲーマー向けチェアが2セット,アーケードの対戦台のような格好で置いてあった。
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/002.jpg) 巨大な机と,いわゆるレカロシートっぽい椅子が,ブースの中央付近にどん,と置いてある。具体的なサイズデータは明らかになっていないので,人間の背の高さや,置いてある27インチワイド液晶ディスプレイからサイズ感をイメージしてほしい |
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/003.jpg) 筐体の側面にある大きな空気孔 |
Tt eSPORTSブランドで展開され,その名もズバリ「
Gaming Desk」というデスクは,厚みのある木で組んであり,いかにも重量感がある。
そして,その天板部は多くが厚めのアクリルパネルで覆ってあり,その下にはPCを構成するコンポーネントが,比較的余裕を持って並んでいた。展示機は2台とも本格的な液冷仕様で,基本的には筐体両側面に空いた大きな吸排気孔を利用しながら冷却する構造になっている。
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/004.jpg) 2台あるデモ機のうち,片方の内部を覗いたところ。「 GeForce GTX 780」搭載グラフィックスカードを使用するシステムが本格液冷されていた。内部構造には十分すぎるほどの余裕を感じる |
![画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/005.jpg) もう1台はこんな感じ。レイアウトはほぼ同じように見える |
こんな巨大なデスクをTt eSPORTSはいったいどうしたいのか。説明員に聞いてみたところ,これはインターネットカフェ向け製品のコンセプト展示だという答えが返ってきた。いわく
「不特定多数が使う前提で頑丈に作ってあるため重く,かつ,購入者が組み上げて,さらにPCコンポーネントを筐体内でどう配置するかも考えねばならないので,とても個人向けではない」とのことだった。
筐体の下を覗き込んでみると,いろいろ手作り感があり,コンセプトモデルという言葉の説得力を強く感じた次第である
![画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/007.jpg) |
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/008.jpg) |
ちなみにサイズやデザインは「ひとまずこんな感じでどうでしょう」として出したもので,COMPUTEX TAIPEI 2016の期間中を通じて,世界中のインターネットカフェ関係者と話をして,形状やデザインを詰めていきたいと,本コンセプトを担当しているという説明員は話していた。
一方,組み合わせてあるTt eSPORTSロゴ入りのゲーマー向けチェアは,どこかのチェアブランドとの共同開発品ではなく,あくまでもTt eSPORTSオリジナルのものだそうだ。
ほとんど製品版と言ってよさそうな完成度だったゲーマー向けチェア。名前はまだない
![画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/010.jpg) |
![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/011.jpg) |
座ってみた感じでは良くも悪くも最近のゲーマー向けチェアといったところで,「最終調整前」というステータスながら,リクライニングや高さ調整機構といった基本機構はすべて動作した。実際に展示されていたのは,最終製品版にかなり近いコンセプトモデルだという。こちらは,インターネットカフェ以外に
一般用途向けの販売を行う可能性があるが,具体的には何も決まっていないとは説明員の弁である。
リクライニングはこんな感じ(左)。チェアとしての基本機構はきちんと動作した(右)
![画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/012.jpg) |
![画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / [COMPUTEX]Tt eSPORTSはどこへ行く? 巨大なゲーム用デスクとチェアを堂々展示](/games/106/G010649/20160601053/TN/013.jpg) |
失礼を承知で言えば,Tt eSPORTSというブランドは,製品そのものの質でも,ファンの数でも,一流への壁を突き破れずに長年足踏みしている印象がある。
とくに日本ではその傾向が顕著なだけに,「まずはマスを狙った製品づくりに集中すべきではないのか」と思ってしまうのだが,マウスやキーボードをやや奥まったところへ置いてまで,こういうコンセプトモデルをどーんと展示するTt eSPORTSは,ひょっとすると目指しているところが
トップブランドとはそもそも異なるのではないか,という気もしてくる。
いつかTt eSPORTSのゲーマー向けデスクがインターネットカフェのゲームコーナーに並んだとき,我々ゲーマーはThermaltake Technologyの壮大な計画が進行していることに唸らされるのかもしれない。