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倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
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印刷2011/12/20 14:01

テストレポート

倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

Fusion APUの特徴が示されたスライド。「Unlocked」のAPUが加わっている点に注目してほしい
画像(018)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
 日本時間2011年12月20日14:01,AMDは,Fusion APU「AMD A-Series」(以下,A-Series)のラインナップ拡充を発表した。A-Seriesがもともと「Llano」(ラノ)という開発コードネームで呼ばれていたことから,「Llano Refresh」と位置づけられる新ラインナップは,下にまとめたとおり,デスクトップPC向けが5モデル,ノートPC向けが8モデル。基本的には,既存製品をベースとして,動作クロックを100MHzずつ引き上げたものとなるが,デスクトップPC向けに倍率ロックフリー仕様の製品が加わったのはトピックといえるだろう。

●デスクトップPC向けLlano Refresh
  • A8-3870K/3.0GHz(4 CPUコア,400 GPUコア,TDP 100W,2011年12月末発売予定,メーカー想定売価1万3980円(税込))
  • A8-3820/2.5GHz(4 CPUコア,最大2.8GHz,400 GPUコア,TDP 65W)
  • A6-3670K/2.7GHz(4 CPUコア,320 GPUコア,TDP 100W,2011年12月末発売予定,メーカー想定売価1万1980円(税込))
  • A6-3620/2.2GHz(4 CPUコア,最大2.5GHz,320 GPUコア,TDP 65W)
  • A4-3420/2.8GHz(2 CPUコア,160 GPUコア,TDP 65W)

●ノートPC向けLlano Refresh
  • A8-3550MX/2.0GHz(4 CPUコア,最大2.7GHz,400 GPUコア,TDP 45W)
  • A8-3520M/1.6GHz(4 CPUコア,最大2.5GHz,400 GPUコア,TDP 35W)
  • A6-3430MX/1.7GHz(4 CPUコア,最大2.4GHz,320 GPUコア,TDP 45W)
  • A6-3420M/1.5GHz(4 CPUコア,最大2.4GHz,320 GPUコア,TDP 35W)
  • A4-3330MX/2.2GHz(2 CPUコア,最大2.6GHz,240 GPUコア,TDP 45W)
  • A4-3320M/2.0GHz(2 CPUコア,最大2.6GHz,240 GPUコア,TDP 35W)
  • A4-3305M/1.9GHz(2 CPUコア,最大2.5GHz,160 GPUコア,TDP 35W)
  • E2-3000M/1.8GHz(2 CPUコア,最大2.4GHz,160 GPUコア,TDP 35W)

※「最大〜GHz」と記載されている動作クロックは,「AMD Turbo CORE Technology」有効時の最大動作クロック。記載がない製品は同機能をサポートしていない。TDPは「Thermal Design Power」(熱設計消費電力)のこと。また,A8-3870K&A6-3670K以外の発売予定時期と価格は公表されていない

今回公開されたデスクトップPC向けA-Seriesの新ラインナップ。A8-3870Kと,6コアの「A6-3670K/2.7GHz」は,CPUとGPUが「Unlocked」とされている。ちなみにUnlockedのところに上付き文字で書かれている「3」は注釈で,「オーバークロック動作は保証対象外」と,別のスライドに書かれている
画像(011)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
こちらはノートPC向けA-Seriesの新ラインナップ。全製品がAMD Turbo CORE Technology対応だ。製品型番の末尾にある「MX」は45W TDP,「M」は35W TDPであることをそれぞれ示す
画像(014)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた


動作クロックの引き上げと

倍率ロックを解除したA8-3870K


FM1パッケージを採用したA8-3870K。入手した個体のOPNは「AD3870WNZ43GX」となっていた
画像(002)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
画像(003)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
 今回4Gamerでは,全13モデルの発表に合わせて,デスクトップPC向けの最上位モデルであり,A-Series初の倍率ロックフリー仕様となる「A8-3870K/3.0GHz」を,AMDの日本法人である日本AMDから入手している。
 最近のAMDは,「AMD FX」で全モデルを倍率ロックフリー製品として販売するなど,オーバークロック設定のしやすい個体をぽんぽんと投入してきているが,その波がA-Seriesにもやって来た,というわけである。倍率ロックフリーであることを示す末尾の記号が「K」なのは,LGA1155やLGA1156版Core i7&i5と同じなので分かりやすいが,芸がないと思う人もいるだろう。

 さて,今回の主役となるA8-3870Kと,従来の最上位モデルたるA8-3850の主なスペックを比較したものが表1となる。ご覧のとおり,両製品の違いは,100MHzという動作クロック,そしてCPU倍率ロックフリーかどうかだけだ。CPU部が4コア仕様で,L2キャッシュ容量がコアあたり1MBである点や,GPU部が400基のシェーダコアを統合し,「Radeon HD 6550D」というブランド名が与えられたものになっている点などはまったく変わっていない。

画像(005)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

 後述するテスト環境でBIOSをチェックしてみると,CPUコアの動作倍率を変更する「Adjust CPU Ratio」が,A8-3870Kでは47倍まで用意され,実際に32倍設定を行ったところ,3.2GHzで起動するのを確認できた。一方,A8-3850だと,設定項目上は36倍まで用意されていたが,30倍以上の設定を行っても無視されるので,ここに倍率ロックフリーの“効能”が見て取れるわけだ。

A8-3870Kを差した状態でAdjust CPU Ratio設定項目を見たところ(左)と,A8-3850で同じ項目を見たところ(右)。A8-3870Kでは,47倍まで選択できるようになっており,少なくとも32倍設定は有効だった
画像(012)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた 画像(013)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

 ちなみに,前述のとおり,AMDはA8-3870Kについて「GPUもロックフリー(Unlocked)」という表現を行っているものの,BIOSの設定項目上は違いを確認できなかった。このあたりは実際に試してみるほかないのだが,今回はテストに取れる時間が実質的に1日半しかなかったため,掲載スケジュールを優先した結果,オーバークロック設定の検証をすべて見送っている。その点はご容赦いただきたい。

「CPU-Z」(Version 1.59)実行結果。A8-3870K(左)とA8-3850(右)で,動作クロック以外に違いは見受けられない
画像(015)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた 画像(016)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

 というわけで,今回のテスト環境は表2のとおり。これで,A8-3870KとA8-3850の定格動作同士で比較していくことになる。

画像(006)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

 テストにあたっては,4Gamerのベンチマークレギュレーション11.2から,「3DMark 11」(Version 1.0.3)と,「DiRT 3」の2本をピックアップ。また,先のテストレポートから,「バトルフィールド 3」(以下,BF3)の「THUNDER RUN」シークエンスも検証してみることにした。
 統合型GPUの検証と言うことで,3DMark 11のプリセットは「Entry」と「Performance」の2つを選択。ゲームタイトル2本では,解像度を1280×720&1600×900ドットとし,さらにBF3ではゲーム側のグラフィックスオプションから「低」設定のプリセット,また,DiRT 3では「標準設定」をそれぞれ指定していることも,あわせてお断りしておきたい。


A8-3870Kのゲーム性能はA8-3850と同等

消費電力は微増


 さて,テスト結果を見てみよう。それぞれの結果をまとめたものが下のグラフ1〜3である。グラフを見てもらえば分かるとおり,定格クロックで比較する限り,A8-3870KとA8-3850との間に,ベンチマークスコアの違いはない。統合されているGPUの性能が変わらず,かつ,決して高くない(≒性能面でのボトルネックとなりやすい)ので,当然といえば当然なのだが,CPUコアの動作クロックにある100MHzという違いは,両製品の3Dゲーム性能に,ほとんど影響を及ぼしていないというわけだ。

画像(007)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
画像(008)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた
画像(009)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

 最後に消費電力も比べてみた。消費電力の測定にあたっては,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用意し,PCの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値が記録された時点を,アプリケーションごとの実行時として,スコアを計測した。その結果をまとめたものがグラフ4だ。

 ここでは,A8-3870Kのほうが若干高めである。動作クロック100MHz分が,このスコアに表れているということなのだろう。ただ,高めといっても,A8-3850との違いは最大でも8W。ほとんど同じと述べても過言ではない。

画像(010)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた


 以上,駆け足でA8-3870Kの性能を見てきたわけだが,少なくとも定格クロックで動作させる限り,A8-3870Kの3Dゲーム性能は,A8-3850と同じと述べてよさそうだ。つまり,「A8-3850が気になっていたけれども,売ってないから買えなかった」という人達にとっては,「A8-3850の出荷を待っていたら,再出荷される代わりに倍率ロックフリー版がアナウンスされた」のとほとんど同義,というわけである。

 現時点でオーバークロック耐性がどの程度なのかは分からないが,ともあれ,A8-3850の二の舞にならないだけの出荷量が確保されることを祈るばかりだ。

AMDが示しているA8-3870Kのオーバークロックシナリオ。スライドを見る限り,CPUコアは+500MHz,GPUコアは+200MHzの設定が可能と同社は見ているようである
画像(017)倍率ロックフリーのFusion APU「A8-3870K」が登場。従来の最上位モデルと違いを比べてみた

日本AMD公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    AMD A-Series(Llano)

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