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ウメハラに続くプロゲーマーはここから生まれる? オールナイトの格ゲーイベント,「TokyoGameNight 17 “闘宴決義 Vol.6“」に参加してみた
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印刷2010/05/07 16:53

イベント

ウメハラに続くプロゲーマーはここから生まれる? オールナイトの格ゲーイベント,「TokyoGameNight 17 “闘宴決義 Vol.6“」に参加してみた

 5月3日,格闘ゲームをテーマにしたイベント「Tokyo Game Nihgt 17th night 格ゲーの部“闘宴決義 Vol.6”」が,東京阿佐ヶ谷のAsagaya/LOFT Aにて開催された。

 このイベントはFPSやRTS,そして格闘ゲームといったジャンルをテーマに,毎回違ったタイトルを取り上げ開催されているユーザーイベント「Tokyo Game Night」の一部門。格闘ゲームがテーマとなった今回は,初代Xbox LIVEサービスの終了に寄せた「デッド オア アライブ2 アルティメット」(初代Xbox版)の2on2大会のほか,「ソウルキャリバー4」PS3 / X360「サムライスピリッツ閃」(X360) 「ソウルキャリバー Broken Destiny」(PSP),そして発売されたばかりの「スーパーストリートファイターIV」PS3 / X360)といったタイトルがピックアップされていた。

 当日はゴールデンウィークのまっただ中ということで,会場となったイベントスペースAsagaya/LOFT Aには,それぞれのコミュニティの有志らが集まり,自前のPS3やXbox 360,そしてアーケードスティックを持ち寄って,多数の対戦台を設置。アットホームな雰囲気の中,多くの参加者が対戦に興じていた。今回はその模様を写真と共にお伝えしていこう。


「Tokyo Game Nihgt」公式サイト


「おまえん家に集まって,みんなでゲーム大会やろうぜ!」というのの拡大版が本イベントと考えるとしっくりくるだろう。寝落ちする人が出るのも,まさにそんな感じ
 5月3日の15:00からスタートし,翌朝5:00までという長丁場の本イベント。その間には今回ピックアップされた五つの各タイトルにて,トーナメント戦が行われた。いかに開催時間が長いとはいえ,参加者を募って試合を組むところからスタートするため,そのスケジュールはなかなかハードだ。そのためか後半戦になると,遊び疲れから,リアルで“寝落ち”してしまう参加者も続出する。

 以前紹介した「ストリートファイターIV」をテーマとしたイベント,「GODS GARDEN」も,この「Tokyo Game Night」の一部門なのだが,その雰囲気は大きく異なる。なんというか,あちらには有名選手を招待するなど,主催者側にショーマンシップが存在し,多かれ少なかれ「観客」を意識したものであるのに対し,こちらはいわば参加者全員が身内の状態。既存のコミュニティのオフ会のような雰囲気だ。良くいえばアットホームということなのだが,一見さんにはちょっと入りにくい,という言い方もできるだろう。
 ただ「LANパーティ」というものが,そもそもそういうもので,どちらかといえばこちらの雰囲気がその本道であるのかもしれない。ともあれ選手と観客が一体となった本イベントは,盛り上がりだけでいえば「GODS GARDEN」より上だと感じられた。


イベント主催のコミュニティの手による,本イベントのパンフレット。寄せられたテキストの“濃さ”からも,いい意味での手作り感が感じられる

ピックアップされたタイトル以外にも,会場の隅にはレトロゲームコーナーが設置されていた。メガドライブ名作の「幽遊白書 魔強統一戦」や,PS2の「ソウルキャリバーII」,またアーケード基盤の「ソウルキャリバーIII Arcade Edition」などもプレイ可能だった
スーパーストリートファイターIV


歓声と声援,そして煽り。白熱した各トーナメントの様子を紹介


 さて,それでは各トーナメントの様子を紹介していこう。ただ残念なことに,今回取り上げられたタイトルについては,筆者はあまり詳しくないため,試合の細部にまでは立ち入ることができない。なので決勝トーナメントの結果を記すのみにとどめる。詳細については後ほど動画サイトなどもあわせて確認してみてほしい。

トーナメントの模様は,当日Justin.tvによる実況配信が行われていた


「デッド オア アライブ2 アルティメット」2on2トーナメント



 5月3日の17:00から開始となった「デッド オア アライブ2 アルティメット」(以下,DOA2U)の2on2トーナメント。さすがにこの時間は参加者達もまだまだ元気で,今回のタイトルの中では最も古いタイトルながら,白熱した戦いが繰り広げられた。8チーム16名の参加者によって争われたこのトーナメント,見事優勝を掴んだのは,ピンクマミー選手(ジャンリー)と餅A選手(アイン)のチームとなった。また本トーナメントでは3位決定戦も行われ,那須了選手(ハヤブサ)・AKA選手(ティナ)のチームが3位に輝いた。



「ソウルキャリバー4」3on3大会



残念ながら敗退してしまったが,会場でも一際目立つ存在だったのが,SC界の人気者という,こちらのイザベラ・ゼロ選手。LANパーティらしく,Myスティックを持参して参戦
 DOA2Uの後を受け,20:00頃からスタートしたのが,「ソウルキャリバー4」の3on3トーナメントだ。同作はリングアウトが存在するため,ステージ選びの段階から駆け引きが始まる。団体戦ルールでは,直前の試合を落とし,次の選手を投入した側がステージセレクト権を得るため,リングアウト能力の高いキャラクターを,オーダーのどこに持ってくるかが重要になるのだという。
 実際の試合でも,筆者のような門外漢から観てもハイレベルと分かる対戦が続出し,また丁寧な実況/解説もあって,非常に楽しみやすいトーナメントとなった。その魅せられる戦いの数々には「ああ,キャリバーってこういうゲームだったんだ……」と,実に感心させられてしまう。とくにヴォルドとヒルダ。
 そんな激戦を制し,15チーム45名の頂点に立ったのは,KT仮面選手(ヴォルド)/crsk4u選手(ミツルギ)/Bull410選手(キリク)の3名のチームに決定した。




「スーパーストリートファイターIV」個人戦大会“Mods Garden”


トーナメントの賞品として何故か用意されたヘアケア商品にちなみ(?)“MODS GARDEN”と名付けられた本トーナメント

 0時をまわり日付が変わった5月4日からは,4月28日に発売されたばかりの「スーパーストリートファイターIV」(以下,スパIV)の個人戦トーナメントが開始となった。この時間に残っている参加者は,当然終電は諦めたという強者ばかり。ただ「ストリートファイターIV」(以下,ストIV)コミュニティとは今回あまりプレイヤーが被ってないことと,発売直後ということもあって,「ガチ」という意味合いは少々控えめ。今回初めてスパIVに触れるという参加者も入り混じり,総勢20名でのバトルが繰り広げられた。
 結果優勝を掴んだのはガイ使いのミラン選手……と思われたが,最後の最後にボスキャラとして,それまで解説役を務めていた板橋ザンギエフ改め板橋ハカン選手が登場。ストIVの有力選手の一人である氏とのエキシビションマッチで,ミラン選手は健闘するものの,最後は板橋ハカン選手が優勝賞品をかっさらっていった。



「サムライスピリッツ閃」個人戦大会



 時間もおした午前3:30。「サムライスピリッツ閃」の個人戦トーナメントは丑三つ時を過ぎてからの開始となった。3Dとなって久々に登場したサムライスピリッツはどこかソウルキャリバーに似た雰囲気……と思えたが,実は「鉄拳」に近いプレイフィールとのこと。総勢9名で争われたトーナメントで優勝を飾ったのは,AIM選手の半蔵だった。サムスピシリーズの伝統というかなんとか,背面からの無限コンボとかちょっとヒドイ。



「ソウルキャリバーBD」個人戦大会



 4:00になり,イベントの終わりも近い時間になって開始されたのが,本イベントの最後を飾る「ソウルキャリバーBD」の個人戦トーナメント。参加者14名がそれぞれ持ち寄ったPSPと,ストリーミング配信用に用意されたPSPによるアドホック対戦が行われた。あまり対戦する機会がないPSP版だけに,これを待っていたという参加者も多かった模様。優勝を飾ったのは,本イベントの主催の一人でもあるおおさか氏。氏が強キャラだと主張するマキシの容赦のない「分からん殺し」で,見事勝利をもぎ取った。



緊急トークライブ「e-sports,プロゲーマー制度と格闘ゲーム」


 なお,「スパIV」と「サムスピ閃」の大会に挟まれる形で,トークライブイベントも開催された。こちらも面白い内容だったので軽く紹介しておこう。このトークライブは,先日電撃的にもたらされた,カリスマ格ゲーマー ウメハラ氏のプロ契約の報(関連記事)を受け,企画されたものだという。
 「e-sportsはプロゲーマーの夢を見るか」と題された,このトークライブの席に登壇したのは,先も登場した有力プレイヤーの板橋ハカン(または板橋ザンギエフ,以下,板橋ザンギエフに統一)氏と今回のイベンターの一人,おおさか氏。加えて「ストIV」のカプコン公式全国大会で実況を勤めたかげっち氏と,同イベントで司会/進行を勤めた“コーリー“こと郡正夫氏,最後に格闘ゲーム総合情報サイト「FFL」の管理人である瑞瀬了氏が壇上にのぼった。いずれも格闘ゲームに関わりの深い5名のスピーカーだ。


 果たして格闘ゲームは,e-sportたり得るのか。この問いからスタートした対談は,まずお隣の韓国での事例を紹介するところから幕を開ける。韓国でのe-Sport事情に詳しい瑞瀬氏によれば,韓国でのe-Sportsは,今なおRTSである「StarCraft」への依存度が高いものの,その状況から脱却したいという業界団体のもくろみもあって,「鉄拳6」「キングオブファイターズ2001」といったタイトルでプロリーグが成立しているという。
 韓国では条件付きとはいえ成り立つプロ制度が,日本ではなぜ成立しないのか。その背景には,日本では未だ根強い「ゲームは子供のもの」という考え方に基づくアマチュアリズム志向と,国を挙げてゲーム文化を支援する法制度の欠如があるのではないかと説明する。
 後者について補足しておくと,日本での格闘ゲームコミュニティの中心であるアーケードには,実は風俗営業適正化法(風営法)という「壁」が存在する。この風営法に縛られるアーケード(=ゲームセンター)では,店舗の営業時間が限定されるほか,店舗が主催するゲーム大会などにおいて,賞金を出すことが禁じられている。このため日本では,入賞の見返りがトロフィーや賞状といった「名誉」のみに限定され,ゲームで収入を得ようとする「プロ」は,そもそも成り立ちにくい構造になっているわけだ。

「やっぱ格闘ゲームが巧いやつがモテる世の中にしようよ」「各コミュニティにそういう女子って居るよね」「いや,それはあんまり良くない例だから……」
 日本で「プロ」を成り立たせるには,超えるべきハードルがまだまだ多いというのは分かった。ではどうすればいいだろうか。郡正夫氏は,韓国で最近起きた「StarCraft」での八百長騒動(関連記事)の話題から,まずは誰かが儲かる仕組みを考えなければならないのでは,と話を展開させた。この事件は,「StarCraft」のプロリーグの勝敗で賭博を行っていた裏サイトを摘発したところ,その関係者に現役プロゲーマーやそのコーチ,さらに業界団体の役員までが浮かび上がったというもの。この事件自体は許し難いものではありつつも,起きた現実が如実に語るのは,違法行為というリスクを犯してまで食いつきたい市場がそこに存在しているということでもある。儲かるところに人が集まるのも確かに道理なのだろう。
 それに加えおおさか氏は,自分たちプレイヤーの意志をとりまとめ,プレイヤーとメーカー,またプレイヤーと行政の間を取り持つ業界団体が必要なのでは,と意見を述べた。実際にe-Sportsに関する団体にはJESPAなどがすでに存在するのだが,確かにプレイヤーから見れば代弁者たりえているとは言い難い状況だろう。

瑞瀬氏はこの「TokyoGameNight」が,そんな業界団体の核として育ってくれればと語る

 World Cyber Gamesといった国際大会での優勝経験を持つ板橋ザンギエフ氏は,国内の状況を変えるためには,まずウメハラ氏のように海外に飛び出すのも一つの方法だと語った。World Cyber Gamesの中では格闘ゲームはまだ小規模な部門ではあるものの,全体の盛り上がりは国内では考えられない規模(「日本で言えば,武道館が軽く埋まるような……」)だそうだ。そうして海外での評価から国内を変えていくというのは,確かに方策としてあり得る話だろう。

「でも,そういうのってどういうルートで話が来るの?」「今度ウメハラに聞いてみます。なんか教えてくれなそうだけど(笑)」

 この手のトークライブの定番として,なにか具体的な結論があるわけではなく,話はこの後もとりとめもなく広がっていった。だがe-Sportsの未来についてが,プレイヤーの側から語られる機会というのはちょっと珍しい。それだけウメハラ氏のニュースは,格ゲー界にとって大きな衝撃だったのだろう。ウメハラ氏や板橋ザンギエフ氏はともかく,機会があるならプロになってみたいと思うトップランカーはどれだけいるのか。その辺りがちょっとひっかかりはしたが,大筋においては同意できる,興味深いトーク内容だった。

 イベントの最後には,ラウンドテーブルとして今回のイベントの反省と,次回への展望が語られた。次回はFPS部門にならった泊まり込みイベントなども計画しているとのこと。詳細については決まり次第,「TokyoGameNight」公式サイトにて告知が行われるそうなので,興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。長丁場で大変なイベントではあるものの,機会があれば筆者もぜひまた参加したい,そう思わせられるに十分な一夜だった。

当日はe-Sportsを研究しているという大学生グループも参加していた

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