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足柄に生まれた「ArcheAgeの森」でプレイヤーが間伐作業に挑戦!「ArcheAgeの森プロジェクト」森林づくり体験レポート
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印刷2015/11/09 20:59

イベント

足柄に生まれた「ArcheAgeの森」でプレイヤーが間伐作業に挑戦!「ArcheAgeの森プロジェクト」森林づくり体験レポート

 2015年11月7日,ゲームオンがサービス中のMMORPG「ArcheAge」のオフラインイベント,「『ArcheAgeの森プロジェクト』森林づくり体験イベント」が開催された。これは,神奈川県南足柄市の山中で,ノコギリで木を切ったり,参加者が協力して木を倒したりするなど,オンラインゲームらしからぬイベントだ。


 なぜ,このようなイベントが実施されたのか。その疑問に答えるためには,「ArcheAgeの森プロジェクト」について説明しておく必要があるだろう。

 「ArcheAgeの森プロジェクト」は,2015年9月16日にスタートした森林環境の保全を目的としたプロジェクトで,クラウドファウンディングを通して「ArcheAge」のプレイヤーからお金を集め,それを神奈川県の森林再生パートナー制度へ寄付することで,森林保護,整備のサポートを行うという取り組みだ(関連サイト)。ゲーム内アイテムや称号,(実物の)ぬいぐるみなど,寄付した金額によって特典があったためか,クラウドファウンディングによる目標金額を見事に達成。晴れて「ArcheAge」は森林再生パートナーとなったというわけだ。

 そして今回のイベントは,森林づくりパートナーとしてのボランティア活動の一環となる。イベントには,クラウドファウンディングに協力したプレイヤーの中から,希望した17人のプレイヤーがボランティアとして参加。間伐作業を体験することとなった。本稿では,その模様をお届けしよう。なお,最初にお断りしておくが,ゲームの最新情報は一切登場しないので,ご了承願いたい。


「ArcheAgeの森」が足柄の山中に誕生!


 小田原駅に集合した参加者は,マイクロバス2台に分乗してさっそく山へ向う。街を抜け,険しい山道をバスに揺られた一行は,約30分ほどで目的地の南足柄市塚原のボランティアフィールドに到着した。市街地からそれほど離れていない気もするが,携帯電話の電波はまったく届かない。


会場(?)となった南足柄市塚原のボランティアフィールドは約26ヘクタールで,東京ドームでいうと5〜6個分ぐらいの広さだという。当日は絶好のイベント日和。もう半月ほどすれば,紅葉が美しいだろうなと思える風景だった

 バスを降りて,準備運動がてら,さらに道を登っていく参加者。文明からそこそこ離れているためか空気も美味しく,参加者もボランティア活動を前にリフレッシュしているようだった。

 少し道を登った先には,今回のプロジェクトの象徴ともいえる「ArcheAgeの森」の看板が。ここで「ArcheAge」プロデューサーの石元一輝氏は,「本日をスタートとして,これからの2年間『ArcheAgeの森』として協力,活動させていただくことになりました」と述べた。

 このプロジェクトに協力した神奈川県 環境農政局の鈴木 智氏からは,「神奈川県は良質な水源を確保するために,水源近くの私有林に対して公的支援を進めており,その一環として公益的機能の高い森林作りを行っています」「危険を伴う作業なので,十分気を付けて行っていただけばと思います」と森林保護の意義や,注意事項などの説明があった。

「ArcheAge」運営プロデューサー 石元 一輝氏
神奈川県 環境農政局 水・緑部 水源環境保全課 水源の森林推進グループ グループリーダー 鈴木 智氏

石元氏と鈴木氏の話のあと,看板に掛けられた破損防止の緩衝剤を外す除幕式を執り行い,全員で看板を囲んで記念撮影を行った


慣れない間伐作業は結構ハード!?

ゲームと勝手の違う作業に,参加者も四苦八苦


 除幕式のあとは,移動しながら簡単なレクチャーを受け,作業に必要な装備を身につけることになった。ヘルメットに各種ノコギリ,ロープと,かなりの重装備だ。


ヘルメット,間伐ノコギリ,オーバーグラスと間伐作業装備に身を包んだ石元プロデューサー。参加者達も2名1チームとなって,準備作業に追われていた
 まるでゲームのように装備を調えた参加者達は,準備を終えた人から山道に分け入っていく。森の中はかなりの急斜面で,バランスをうまく取りながら進まないと,転んだり落ちたりしてしまいそうになり,歩くだけで一苦労だ。

 そんな森の山道を5分ほど歩いた先に,今回のボランティア活動,間伐作業を行う場所があった。

 そもそも,間伐作業とはどういった作業で,どんな意味があるのか。それらについても説明しておこう。

 間伐とは,その言葉のとおり「木を間引く」作業だ。植林した木が成長すると,木やそこから伸びる枝などで日光が地面まで届かなくなってしまう。すると,木の成長が悪くなり,下層植生(下草)も育たず,表土も流失してしまいやすくなり,結果として森林の水源かん養機能が大きく下がってしまう。そうさせないために,定期的に間伐を行うことで,日光をしっかりと取り入れることができる健全な森林を育てることができるのだ。
 鈴木氏の話していた「良質な水源を確保するため」は,健全な森林の育成の先にある水源かん養機能の確保,つまり水源環境の保全のためということになる。

 そのために必要な作業が,今回体験会で行われた間伐作業だ。参加者や石元氏らゲームオンスタッフとともに,筆者も参加してきたので,その模様をフォトレポートで紹介しよう。

まずは間伐する木を「選伐」して,倒す方向を決める。斜面の下(谷側)に落ちない方向や,ほかの木にぶつからない方向を選ぶ。方向が決まったら,木の上の方にロープを掛ける

倒す方向が決まったら,その方向の幹に「受け口」を作る。最初に横にノコギリを入れて幹の半分ぐらい切ったら,次に斜め上からノコギリを入れて,楔形に切り落とす。作業を行ったのは石元プロデューサーだ

受け口を切り終えたら,その反対側のに「追い口」を作る。これは,受け口の2/3ぐらい上の位置に入れる切り込みだ

追い口の作業の間,別のメンバーはあらためてロープの準備をする。木の正面に立ってロープを引くと,倒れた木に当たってしまうので,別のロープを使って角度を付け,安全にロープを引けるようにするのだ

笛の音を合図にロープを引いて,木を引き倒す。受け口と追い口がうまくできていても,やはり生木ということで倒すのは一苦労だった

間伐作業は木を倒しただけでは終わらない。倒れた木の枝をノコギリで切っていく「枝打ち」と,枝打ちを終えたあとに2メートル間隔で切り落とす「玉きり」を行う。長さを切りそろえることで,管理しやすくなるのだそうだ

 玉きりを終えて,ようやく1本の間伐が完了する。実際には,これを1人で行うのだそうだ。ただ木を切るだけならともかく,急斜面での作業を行うことを考えると,かなりの重労働となるのは容易に想像できる。
 ゲーム内では伐採の熟練度が高く,「名人」の称号を持つプレイヤーもいたようだが,「ゲームとは違う!」との声がそこかしこで漏れていた。


 1チームにつき2本の間伐作業を終えて,ボランティア活動は終了となった。危険を伴ったボランティア活動だったためか,作業に集中しているうちにあっという間に数時間が経っていた。作業を終えた石元プロデューサーは,「普段使っていない筋肉を使ったせいか,すごく疲れた」と,疲労を顔ににじませて感想を話してくれたが,大なり小なり参加したプレイヤーも同じ思いなのではないだろうか。

作業を終えたあとは,道具に付いた木くずや木ヤニをブラシで落として,油を塗る。使用後のメンテナンス作業も体験したことで,決して道具は消耗品ではないことを再確認できたのではないだろうか
倒した木の端を切り落として,おみやげとして持ち帰ったチームも。指導員さんの話しによると,皮を剥がしてペーパーヤスリで磨くことで,木のコースターとして使えるのだとか

 作業を終えてぐったり疲れ切ったあとは,場所を移して懇親会でリフレッシュ。懇親会を始めるにあたって石元プロデューサーから「『ArcheAgeの森』は今後2年間続いていくこととなります。もしかしたら,今日のようなイベントがまたあるかもしれません。今日参加した方々はもちろんですが,参加できなかった人に『こんなイベントだったよ』と,参加を促していただければ」と話し,乾杯した。

石元プロデューサーの乾杯で始まった懇親会。疲れ切った身体に,染みいるご飯とアルコールのうまさは別格だ。石元プロデューサーは,飲み物を片手にテーブルを渡り歩きながら,参加者との交流を深めていた

 今回の間伐ボランティアもそうだが,過去にも屋形船に乗ったり,バーベキューをしたり,ヤギやウシと触れあったり,畜産体験したりと,ゲームのコンテンツに似たオフラインイベントの実施に定評のある「ArcheAge」。今回のオフラインイベントも,間伐というゲーム関連のイベントとは思えない内容だったが,参加者達にとっても新鮮な体験だったようで,作業を終えた彼らからは笑みがこぼれていた。
 これから2年間は「ArcheAgeの森」が継続されるということで,また別の機会にオフラインイベントがあるかもしれない。そのときは,ぜひ参加して日常ではなかなかできない体験をしてみてほしい。

「ArcheAge」公式サイト

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