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Mad Catz「S.T.R.I.K.E. M」レビュー。PCとMac,Android,iOS対応の“見た目最重視”なBluetoothキーボードをPS4で使ってみた
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印刷2014/08/08 12:00

レビュー

「いかにもMad Catz」なデザインのBTキーボードをPS4で使ってみた

Mad Catz S.T.R.I.K.E. M Wireless Keyboard Black

Text by 宮崎真一


S.T.R.I.K.E. M Wireless Keyboard Black
メーカー:Mad Catz Interactive
問い合わせ先:マッドキャッツ カスタマーセンター 0570-00-2289(平日10:0012:0013:0017:00),jpsupport@madcatz.com
価格:1万778円(税込)
Mad Catz
 2014年8月8日,Mad Catzから,主にモバイルデバイスでの利用が想定されるBluetooth 3.0接続型ワイヤレスキーボード「S.T.R.I.K.E. M Wireless Keyboard Black」(以下,S.T.R.I.K.E. M)が発表になった(関連記事)。10778円(税込)8月15日発売予定だ。

 Bluetoothキーボードというと,判を押したようなデザインのものが多い中,Mad CatzのS.T.R.I.K.E.シリーズらしい,オトコノコ的な格好良さを持つのがS.T.R.I.K.E. Mの持つ最大の特徴と言っていいが,Bluetooth接続が可能である以上,公式にはサポートされていなくとも,PlayStation 4(以下,PS4)などのゲーム機でテキストチャット用に使うこともできるはずだ。
 今回4Gamerでは,Mad Catzの日本法人であるマッドキャッツからS.T.R.I.K.E. Mを入手できたので,その特徴を押さえつつ,PS4とも接続してみようと思う。


ソフトケース,モバイルデバイス台と充電ケーブルが付属

PCとAndroidではマウス機能も利用可能


 S.T.R.I.K.E. Mの製品ボックスには,Mad Catzロゴ入りソフトケースに入ったキーボード本体と,モバイルデバイスを立てかけるためのスタンド,そして,充電用のUSB Type A−USB Micro-Bケーブルが付属している。
 ちなみに本体の実測重量は約199gで,手に持ってみてもかなり軽い。ソフトケースに入れての持ち運びにあたって,その重量を煩わしく思うことはなさそうだ。

製品ボックスの付属品(左)。ソフトケースにはポケットが設けられており,スタンドと充電ケーブルを入れて持ち運べる
Mad Catz Mad Catz

Mad Catz
 というわけでS.T.R.I.K.E. Mだが,サイズは295(W)×110(D)×12(H)mmとされている。ただ,モンスターハンターシリーズにおける大剣をどことなく彷彿させるシルエットからは,その鋭角な印象のためか,「横幅30cm弱」という数値以上に小さな印象を受けた。

 バッテリー駆動時間は公称最大45時間で,満充電には同4時間かかるとのこと。スリープ機能が常時有効化されており,何も操作しない状態で5分間経過した場合は自動的にスリープ状態へ移行し,バッテリー消費を抑えるようになっている。

本体手前側側面(左上)と奥側側面(右上),左側面(左下),右側面(右下)。充電用のUSB Micro-B端子と,電源用スライドスイッチが本体奥側に用意されているだけだ。その間に丸い点のようなものが見えるが,これは充電時の給電インジケータである(※右上の写真は,サムネイルをクリックすると端子およびスイッチに寄った写真を表示するようにしてあります)
Mad Catz Mad Catz
Mad Catz Mad Catz

 メインのキーレイアウトは英語66キー。S.T.R.I.K.E. Mの対応OSはWindows 8.x・7・Vista・XPとMac OS X 10.8以降,Android 3.0以降,iOS 7以降だ。iOSは2014年8月時点の最新版となるiOS 7でも日本語キーボードの利用が想定されていないので,iOSデバイスへの対応を謳う以上,英語キー配列なのは当然といったところである。

S.T.R.I.K.E. Mを真上から撮影したところ。外周のキーが変則的な形状になり,さらに本体下側と左側,右上側に追加の機能ボタンなどが用意されているのが分かる
Mad Catz

 本体形状に合わせて広がったり縮んだりしている外周のキーを除くと,キーピッチは15mmとやや短め。一方,キーストロークは2mm確保されているので,「狭いキーピッチにさえ慣れることができれば,まずまずの打鍵感でタイピングできる」と述べていいように思う。

キーピッチは15mmと短く,横幅が295mmあるキーボードにしてはやや窮屈。ただ,メンブレンスイッチとパンタグラフ構造を組み合わせた,ノートPCライクな主要キーには2mmという十分なキーストロークがあり,慣れればテキスト入力もおおむね問題ない
Mad Catz Mad Catz

“爪ロゴ”ボタンと[Windows][CMD][FN]キーに寄ったところ。[X][C]キーに[FN]と組み合わせたときのショートカットマークがある点にも注目してほしい
Mad Catz
 キーボードを囲むように並んでいる機能群だが,まず,[Alt]キーの下に用意されているMad Catsの“爪ロゴ”入り小型ボタンは,Android&iOSデバイスとの接続時に[Home]ボタンとして機能するものだ。[Alt]の左には順番に[Windows][CMD][FN]キーが並ぶが,[Windows]キーは説明不要として,[CMD]キーはMacとの接続時に[Command]キーとして機能するもの,[FN]キーは,キートップにオレンジ色で書かれたキーもしくは機能を利用するときに組み合わせて押下するキーとなる。
 「[FN]+最上段のキー」で[ESC]キーやファンクションキーなどを利用するというのは,小型キーボードによくある仕様だが,[Fn]+[X]キーの「戻る」,[Fn]+[C]キーの「最近使ったアプリ」という,Android専用ショートカットも利用できるのは“らしい”ところ。
 また,ゲーマー向けモデルということで,[FN]+[CMD]キーで[CMD]キー,[FN]+[Windows]キーで[Windows]キーをそれぞれ無効/有効に切り替えられる。

OFN Sensorとマウス用の左右メインボタン
Mad Catz
 本体右上に用意されているのは,光学式センサーを用いた「OFN Sensor」(OFN:Optical Finger Navigation)で,タッチパネルよろしく,ここの上を指先でなぞると,マウスカーソルを動かせるようになる。OFN Sensorを囲む2つのボタンはマウスの左右メインボタンだ。このマウス機能は,iOSデバイス以外に対応する。

「Nexus 10」(左)と「iPad Air」(右)の例。AndroidタブレットであるNexus 10の場合は,OFN Sensorを指で触れるとマウスカーソルが表れ,操作できる。マウスクリックも可能だ
Mad Catz Mad Catz

5連ボタンとメディア操作系がまとまった本体左端。両者に挟まれた帯状のところは各種インジケータだ
Mad Catz
 本体左端は,縦方向に5つ並んだボタンと大きめのホイール,そしてメディア系ボタンが見えるが,5つ並んだボタンのところでは,Bluetooth再ペアリングと,Bluetooth機器切り替え,LEDバックライト切り替え,そして,先ほど述べたマウスの左右メインボタンとなっている。両手でS.T.R.I.K.E. Mを持って使うようなときは,こちらの左右メインボタンをどうぞ,というわけだ。
 最も左にある操作系は見たままといったところで,押し込むとミュート機能の有効/無効を切り替えられる音量調整用ホイールと,再生系ボタンとなっている。

LEDバックライトは白。消灯も含めて明るさは5段階で調整できるようになっており,暗がりでの操作にも問題はない。LEDバックライトを光らせる設定にしていても,無操作状態が約20秒続くと自動的に消灯し,次に入力が行われるまで消灯状態を保つようになっていた
Mad Catz

本体底面には,筐体サイズからすると大きめの滑り止めが4枚貼られている
Mad Catz
 いまBluetoosh機器切り替えの話をさらっとしたが,S.T.R.I.K.E. Mは,最大4台のデバイスとペアリングし,接続先を切り替えながら使うことができる。一度ペアリングしたデバイスには,電源投入後,自動的に再接続される仕様なので,このあたりに煩わしさはないと述べていいだろう。
 なお,再ペアリングボタンは,そのペアリングを解除するときに使うもので,当該チャネルを選択したうえで再ペアリングボタンを5秒間長押しすると,ペアリングが解除される仕掛けだ。


PS4で使うにはPS4側の設定変更が必要

新生FFXIVでの利用はおおむね問題なし


PS4で「Bluetooth機器」を開いた状態からS.T.R.I.K.E. Mの電源を投入。すると「Mad Catz S.T.R.I.K.E. M(v1.44)」が認識される。そこで……(下に続く)
Mad Catz
 以上,機能をざっとチェックしたところで,本稿の本題となるPS4でのテストに入ろう。
 まず接続方法だが,これはすこぶる簡単で,PS4のメインメニューに用意された「設定」から「周辺機器」−「Bluetooth機器」と進む。この状態でS.T.R.I.K.E. Mを起動すれば,「Mad Catz S.T.R.I.K.E. M(v1.44)」と表示されるので,それを選択。登録するかどうかを聞かれたら「はい」を選択するだけである。

(続き)「Mad Catz S.T.R.I.K.E. M(v1.44)」を選択すると,「このBluetooth機器を登録しますか?」と尋ねられるので「はい」を選択。これだけだ
Mad Catz Mad Catz

 これでS.T.R.I.K.E. Mのペアリングは完了だが,「使う」ための準備はこれでは終わらない。というのも,S.T.R.I.K.E. Mは前述したようにスリープ機能を有しているわけだが,システムソフトウェア1.75の時点において,PS4には,

  • ゲームプレイ中にBluetooth接続のデバイスがスリープ状態に入ると,そこからの復帰時に「キーボードが接続されました。誰がこの機器を使いますか? という認証画面がいちいち表示される

標準の状態だと,PS4は,スリープに入ったBluetoothデバイスが復帰するとき,「誰がこの機器を使いますか?」という認証画面に移行するようになっている
Mad Catz
という問題(というか仕様)があるからだ。
 とくに,DUALSHOCK 4でゲームをプレイし,キーボードは文字入力のみに使う場合だと,DUALSHOCK 4でプレイしている時間が長くなり,いきおい,S.T.R.I.K.E. Mはスリープに入りやすくなって,結果,使おうとするたびに認証画面を見せられることになってしまう。
 これはただ単に煩わしいだけでなく,インスタンスダンジョンやエンドコンテンツ,それにPvPコンテンツでのプレイ時において,認証画面が表示されている間に自分のキャラクターが倒されてしまうことにもつながり,まったく実用的ではない。

「ログイン設定」から「自動でPS4にログインする」にチェックを入れ,一度ログアウトする。これで認証画面へ移行しないようにできる
Mad Catz
 そこで,この認証画面を見なくていいように,PS4側の設定を変更する必要がある。
 もっとも,手間自体はペアリング同様に大したこともなく,「設定」−「ユーザー」−「ログイン設定」から「自動でPS4にログインする」にチェックを入れる。その後,DUALSHOCK 4の[PS]ボタンを長押しして一度ログアウトし,再度ログインし直すというだけだ。
 ただし,「認証画面回避」を行うには,PS4側のシステムソフトウェアが1.70以降である必要がある。また,PS4をスリープに入れたり電源を切ったりした場合は,次回の電源投入時に,同じことを繰り返さなければならない(※これはS.T.R.I.K.E. M側の問題ではなく,PS4の問題。早急に改善されればいいのだが)。これらは押さえておいてほしい。^

Mad Catz
 さて,PS4で使えるキーだが,正式対応デバイスではないので,あくまでも筆者が確認した限りだと断ったうえで述べておくと,キーボード部はまったく問題ない。[Alt]+[~]キーおよび[Windows]+[Space]キーによる日本語入力のオン/オフや,[Fn]+[~]キーによる[Esc]キー入力も行える。一方でマウス機能やメディア系機能,[Windows]キーや[CMD]キーは無反応だった。

S.T.R.I.K.E. Mを使ってPS4版新生FFXIVのチャットウインドウに文字入力している例
Mad Catz
 さて,これで使えるようになった。
 PS4でキーボードを使うとなると,今のところは「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」(以下,新生FFXIV)で,ということが多くなり,いきおい,テキストチャット時の文字入力に……という話になるが,しばらく使ってみると,前段でも軽く述べたように,キーピッチの短さ自体は,慣れてしまえば大きな問題ではないことが分かった。

 ただ,別のところに課題があった。それは外周部にある特殊形状のキー達だ。
 とくに筆者が難儀したのは,小さな[Enter]キーと[Tab]キーのキータイプである。[Enter]キーのほうは,ひょっとしたら普段から英語キー配列に慣れていればどうということもないかもしれないが,[Tab]キーの小ささは,S.T.R.I.K.E. MでPS4版新生FFXIVをプレイしようとした人の多くがそう感じるのではないかと思う。

Mad Catz
 新生FFXIVをゲームパッドでプレイする場合,ターゲットを合わせる動作がなかなか難しい。「ターゲットフィルター」でEnemyに絞ればいいといえばそれまでだが,そうすると,今度は自分がヒーラーのときに,パーティメンバー以外にヒーリングを行うとき,うまくターゲティングできない問題が生じてしまう。そのため,ゲームパッド操作においては,一番近いEnemyにターゲットを合わせられる[Tab]キーが便利だ。
 また,[Tab]キーは,テキスト入力時に日本語と外国語を自動変換する定型文の入力にも利用することになるため,新生FFXIVにおける利用頻度が高いのだが,その[Tab]キーが小さく,しかも5連ボタンとも近いため,純粋に押しにくいのである。デザイン優先なのはよく分かるが,支払うべき代償は相応に払わされている,といったところか。

 なお,これはプレイしていて気づいたのだが,S.T.R.I.K.E. Mには,新生FFXIVにおいてチャットウインドウなどのユーザーインタフェースを一括で非表示/表示切り替えするための[Scroll Lock]キーが用意されていない。スクリーンショットを撮影するときによく使うキーがないのである。
 たとえばキャラクター操作をゲームパッドのみで行うなら,ゲーム側の「キーバインド設定」から,[Space]キーに割り当ててしまうといった対策を行ったほうがいいだろう。あるいは,先ほど押しにくいと指摘した[Tab]キーも,別のところへ割り当て直したほうがよさそうだ。


販売価格は決して安くないが

見た目と機能を考えればアリか


製品ボックス。ちなみに北米市場でも販売価格は約100ドルなので,内外価格差はほぼないと言える。これはありがたい
Mad Catz
 PS4の“仕様”によって,使い始めるまで苦労したS.T.R.I.K.E. M。ただ,使い始めてみると,これは厳しいかもしれないと思っていたキーピッチは意外とそうでもなく,むしろ,小さくて邪魔にならないメリットを享受できたのは収穫だった。確かに一部で使いにくいキーはあるものの,ゲーム側で割り当てを変えれば済む話なので,致命的とまではいえないだろう。

 冒頭でも述べたとおり,価格は1万778円(税込)。多機能なBluetooth接続型キーボードらしい金額になっているのは確かだが,対応するプラットフォームの多さと,その形状に惹かれるものがあるのなら,飛びついても後悔する可能性は低いとまとめておきたい。

Mad Catz日本語公式Webサイト

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