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4年目にして,ついに日本が登場! 東アジアを舞台とする「大航海時代 Online」拡張パック第3弾「El Oriente」発表会レポート
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実装は2009年12月にPCとPLAYSTATION 3で同時リリース予定。価格は,既存プレイヤー向けのアップグレードチケットが2940円(税込),新規プレイヤーを対象としたパッケージ版が6090円(税込),同じく新規プレイヤーを対象とした「El Oriente」スターターチケットが4515円(税込)となっている(いずれも予価)。
発表会にはメディアや関係者のほか,事前の募集に応じたプレイヤーが招待された。
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テーマは「東西文化の遭遇」。日本のプレイヤーにはお馴染みの要素も続々登場
El Orienteというサブタイトルは,スペイン語で“東方の世界”を意味し,拡張パック全体のテーマは「東西文化の遭遇」となっている。その制作コンセプトと,具体的な要素は以下の通り。
●制作コンセプト
・東アジア海域の実装
・東アジアらしい新システムの導入
・ゲームシステムの刷新
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●南蛮貿易
「茶」「絹」「陶磁器」といった東アジアの名産品が登場。いずれも西ヨーロッパには存在しないため,非常に高価で取引できるが,東アジアの街は異国を警戒しているため,最初は自由に交易することができない。
そこで街に存在する実力者に献金や進物をして,親交を深める必要がある。会場では,実力者の一人として「伊達政宗」が紹介されたが,ほかにも歴史上の有名どころが登場するとのこと。
なお,実力者達と親交を深めるには,いつも同じ方法ではダメで,手を変え品を変えさまざまな方法を試みる必要がある。
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●遺跡探索
世界各地の遺跡内部に,地下階層「遺跡迷宮」が登場。迷宮の最深部には究極の財宝が眠っているが,そこにたどり着くまでの道中には,さまざまなギミックが仕掛けられているのみならず,盗掘者なども待ち受けている。
また遺跡の探索には,職業ごとに異なるモチベーションが与えられる。冒険者は価値の高い発見物,商人は特別な生産材料,軍人は珍しい装備品をそれぞれ入手できるので,お互いに協力して探索する必然性が生じる。
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●新造船
船の性能面を多彩にカスタマイズできる「フリースタイル造船」システムを導入。あわせて東アジアの技法を使った「伝統船」も登場する。これは大砲で強力な火力を得られるほか,広い甲板を持つという今までにないタイプの船だ。
また,東方交易で活躍したヨーロッパの「次世代船」も登場する。
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●甲板戦
艦隊戦において,旗艦と旗艦が接舷した際に,敵味方の艦隊メンバー全員が甲板に乗り込んで戦う「甲板戦」が登場。
武器による戦闘術を持った軍人だけでなく,商人は道具を使った支援が,冒険者は罠を使った一斉攻撃ができるため,どの職業にも活躍の場が与えられる。
場合によっては,機転を利かせた一発逆転も可能とのこと。なお,甲板では長剣/短剣/槍/銃といった武器が使える。
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●副官船長
これまで育成してきた副官の一人に予備船を与え,船長に任命できる。副官が船長を務める船は戦闘の援軍や交易品の積載などが可能。
これまで以上に副官の存在意義が大きくなり,育成のし甲斐も出てきそうだ。
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なお,今回の拡張パックも「Chapter制」を採用。Chapter1はズバリ「Zipang」(ジパング)だが,そのあとも回を重ねるごとに地域が追加されていく。また,レベルの離れたプレイヤーであっても一緒にプレイできる「メンターシステム」の実装や,航海者養成学校のカリキュラムの内容の見直しなど,初心者に向けた改善も行うとのこと。
El Oriente実装までの期間は数回のプレイベントを行い,並行して現行の「Crus del Sur」のアップデートを2回行うとのことだった。
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![]() 台湾島文化圏の街 |
![]() 朝鮮文化圏の街 |
![]() 華南文化圏の街 |
スタッフのコスプレに,水中考古学の権威による講義!? バラエティに富んだ発表会
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そして最後には,大航海時代の未開拓地域への挑戦と,現代のオンライン市場への挑戦という二つのチャレンジを今後も行っていくと締め括った。
また松原氏は,SCEJ プレジデントのショーン・レーデン氏が寄せたビデオレターを紹介。レーデン氏は,大航海時代 OnlineがPLAYSTATION 3版のサービスを開始したことに謝辞を述べ,ネットワークという海で存分に冒険を繰り広げてほしいとコメントした。
続いては,特別教官に扮した運営プロデューサーの渥美貴史氏と,開発プロデューサーの竹田智一氏が,上記のEl Orienteの概要を紹介。中世ヨーロッパの貴族に扮した両氏の姿に会場は大喜びだったが,最も沸いたのはネットワーク事業部 ネットワーク2部 シニアリーダーの山田倫之氏が登場したとき。長身でヒゲ面の山田氏は,いかつい海賊(海賊じゃないとご本人は言い張っていたが,どう見ても海賊)に扮して,新造船システムの紹介を行った。
![]() 渥美貴史氏 |
![]() 竹田智一氏 |
![]() 山田倫之氏 |
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その説明によれば,水中考古学とは海底に眠る沈没船や,災害などによって水没した都市などの遺跡を発掘/研究することにより,新しい歴史の発見を目指す学問とのこと。ゲームの発表会で,こうした学術的な講義がなされるのは大変珍しく,大航海時代 Onlineならではの光景といえるかもしれない。
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井上氏は,水中考古学には期待感やワクワク感が豊富に詰まっていると述べ,沈没船がどういうものなのか,若い世代にもぜひ知ってほしいとコメントした。
そのあと,会場では渥美氏と竹田氏が会場に集まったプレイヤーから事前に集めた質問に答える「プレイヤーの皆様からの質問にズバッと答えます」や,大航海時代 Onlineをプレイしている3名のメディア記者を交えた「パネルディスカッション」,そしてゲーム内のワールドから選出された代表が競うクイズ大会が相次いで実施された。
とくに,プレイヤーの皆様からの質問にズバッと答えますでは,「レベルキャップの開放はありませんか?」の問いに,竹田氏が「やります」と明言し,会場を沸かせる一幕もあった。ただし,時期など詳細については後日の発表となるようだ。
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最後の挨拶で,渥美氏は「日本の実装はサービス開始当初からの運営/開発スタッフの夢で,それがようやく叶った」と述べ,竹田氏は「東アジアの実装で終わりではなく,まだまだこれから再現したい部分がたくさんあるので期待してほしい」と,発表会を締め括った。
冒頭に記したとおり,この拡張パックが正式に実装されるのは12月の予定だが,まずはその前に行われるというプレイベントの詳細発表を待ちたい。
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「大航海時代 Online」公式サイト
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