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国内では10月7日の発売が予定されているF1 2010は,「モータースポーツの頂点」といわれるF1レースをフィーチャーしたレースゲームで,FIA公認のもと,実在するチームやドライバー,サーキット,マシンを使った高速の戦いが満喫できる作品だ。
もっとも,9月16日のニュースでもお伝えしたように,これまでほとんどゲーム画面が出てこず,プロモーションも抑え気味だった本作だったが,本家のF1レースがあと2戦を残すのみになったことからか,待望のスクリーンショットやムービーが公開され始めている。同社が独自開発した高性能ゲームエンジン,「EGO」によるハイレベルなグラフィックスに,ファンのテンションは高まっているはずだ。
F1 2010はCodemasters本社のあるイギリスを始め,欧米各国ではすでにリリースされており,イギリスでの発売初週の売り上げが「Halo: Reach」を抜いて一位に躍り出たという報道もされている。発売時期が異なるので単純な比較はできないが,ヨーロッパでのF1人気の高さを物語る話だといえそうだ。
![]() コードマスターズの代表取締役社長,三宅一尋氏 |
![]() ゲームの説明をした,コードマスターズマーケティング部部長,浅海和宏氏 |
三宅氏は,Codemasters本社がイギリスでもロンドンから遠隔の地にあり,同時に時流に影響されないタイトルを作り続けてきたと話し,その結果としてゲーム業界における現在の独自の立場を築いたと続けた。「RACE DRIVER GRID」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)や「Colin McRae: DiRT 2」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)などで知られる同社は,間違いなくレースゲームジャンルのトップメーカーの1つだ。三宅氏は,そんなCodemastersが待望のF1をテーマにした以上,リアリティを徹底的に追求した決定版になると話した。
続いて壇上にゲストとして,モータースポーツジャーナリストの川井一仁氏と,元F1ドライバーの片山右京氏が招かれた。そして,コードマスターズでマーケティング部の部長を務める浅海和宏氏によるゲームの説明のあと,片山氏による実際のプレイが行われた。
![]() 川井一仁氏 |
![]() 片山右京氏 |
![]() 司会のピエール北川氏 |
パドックでのインタビューなどもあり,ここでは実名や実際の出来事を交えたチーム内のきわどい話が質問されたり,聞けたりするらしい。また,最近のF1レーサーはマシンの操縦に長けていることは当然として,チームメイトとのコミュニケーション能力やメディア対応のスキルがかなり重要になっているという。このように,レーサー視線でゲームが進むことで,プレイヤーがF1ドライバーになりきれるというわけだ。
ダイナミックに天候が変わるシステムも紹介され,圧倒的なグラフィックスで来場者達を驚かせたが,もちろん,見かけだけではなく路面の状態によってタイヤのグリップ力も変化。雨量や水たまりなどから受ける影響も細かくシミュレートされている。
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![]() デモプレイを行った片山氏。結果はいまいち |
プレイを終わった片山氏は「忘れていたいろいろなことを思い出して,血が騒いだ」と興奮気味で,すぐに鈴鹿だと分かるグラフィックスのリアリティはもちろんのこと,セッティングが細かくできる点を高く評価し,「こうしたらこうなるというシミュレーションがしっかりしており,また,NPCのレーサー達の個性付けも驚く」と続けた。
もっともデモプレイそのものは,途中何度かのスピンが災いして,残念ながら大きな声では言えない結果だったが。
デモプレイのあと,さらに2人のゲストが招かれてF1トークが繰り広げられた。「F1 レジェンド」と紹介されて登場したのは,元F1ドライバーで,現在は中嶋レーシングの総監督を務める中嶋 悟氏と,こちらも元F1ドライバーで,現在TEAM KUNIMITSUの監督である,高橋国光氏。1977年に富士スピードウェイで行われたF1日本グランプリにスポット参戦した高橋氏,1987年に日本人初のフルエントリードライバーとしてロータスからF1デビューした中嶋氏,そして1992年から1997年までF1に参戦した片山氏と,各年代を代表するF1レーサーが一堂に会した格好だ。
![]() 高橋国光氏 |
![]() 中嶋 悟氏 |
F1レースの魅力を聞かれて「戦いだと思う。ほかのレーサーとだけでなく,自分との戦い」とストイックに答える高橋氏に対して,「運転することは楽しい。それに,年間16回も世界中を旅行できた」と答える中嶋氏と,それぞれの個性が出たF1談義に花が咲いたのである。
ちょうど来週10月7日からF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催されることもあって,鈴鹿の攻略法を聞かれた中嶋氏が,「サーキットの東側,ダンロップコーナーを切れていくところが気持ちいい。西側はあまり人がいないので,まあいいかな」と答え,それに対して川井氏が「西側では手を抜いていたんですか?」。また北川氏からも「いや,攻略の話をお聞きしたんですが」とつっこみが入り,会場をわかせていたのが印象的だった。あんまりゲームとは,関係ないけど。
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最後にF1 2010の感想を聞かれたレジェンド達は,まあ何しろプレイした経験があるのが片山氏だけということもあって「やってみたいけど,子供にバカにされそうなので,こっそり練習する」(中嶋氏),「このゲームによって,モータースポーツの魅力がさらに広まればいい」(高橋氏)と語った。片山氏は,「自分としては,またF1のゲームかという気持ちがあったが,プレイしたら非常に面白かった。(さまざまなことが細かく再現されているので)ドライバーの苦労まで分かるはず」とのこと。川井氏は「熱くなれるゲーム。心だけじゃなくて,本当に体が熱くなって汗をかく」と語った。
コードマスターズの新たなレースゲームシリーズとなりそうな「F1 2010」。元F1ドライバーを唸らせるリアリティを持ちながら,操作を手助けしてくれる「アシスト機能」や,失敗をなかったことにしてくれる「フラッシュバック機能」などにより,レースゲームビギナーでも楽しめる間口の広さも特徴の期待作だ。
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※このページに掲載したスクリーンショットは開発中のものです

































