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HoYoverseの新作はまさかのリアル調ソウルライクか!? 「ノーダスフォール(NODUS FALL)」は神話世界を巡るマルチプレイアクション
gamescom Opening Night Live 2026で,HoYoverseは新作ゲーム「ノーダスフォール(NODUS FALL)」を発表した。これまでアニメ調RPGを主戦場としてきた同社が,今回は心機一転のソウルライク風アクションに挑んだ。
発表から一夜明けた2026年8月26日,いまだ謎の多い本作のプレビューイベントが行われた。4Gamerもこのイベントに招待され,発表されたばかりの「ノーダスフォール」を世界最速で試遊してきた。
イベントの会場はgamescomの会場内ではなく,少し離れた場所に設けられた特設会場だ。参加者はgamescom会場からシャトルバスで移動したのだが,そこには多くの国と地域から集まったメディアやインフルエンサーが,大型バス1台をいっぱいにするほど乗り込んでいた。
実を言えば,このイベントにはけっこう前から招待されていた。ただし,その時点で知らされていたのは「未発表の新規タイトル」を披露するということだけ。前夜のOpening Night Liveで「ノーダスフォール」が発表されたときには,「こ……これは,もしかして!」と期待を膨らませていたわけだ。
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ゲームの試遊が始まる前からもう「ノーダスフォール」だった
そして当日,現場に着いて「いよいよゲームを遊べるぞ」と思っていたのだが,まず驚かされたのは会場そのものだった。言葉で説明するより,写真を見てもらうほうが早いだろう。ということでこちらです。
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ウェアハウスのような建物を利用した特設会場は,「ノーダスフォール」の世界を丸ごと現実へ持ち込んだような空間になっていた。
入口からして,黒々とした巨岩の裂け目に口を開けた岩窟のような造りだ。岩肌を模した造作には太い縄が張り巡らされ,ゲームに触れる前から「ノーダスフォール」の重厚な神話世界がむき出しになっている。その入口をくぐるだけで,作品世界へ足を踏み入れていくような感覚があった。
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内部には,多数の試遊台が並ぶ広いメインフロアと,軽食や飲み物が用意された待機用のサブフロアが設けられていた。サブフロアの中央には焚き火があり,その周囲を取り囲むように,倒れた巨木を模したベンチが並んでいる。
写真では比較的明るく見えるかもしれないが,実際のサブフロアは目が慣れるまで足元がおぼつかないほど暗かった。その暗闇のなかで,焚き火の周囲だけがぼんやりと照らされている。そこに人々が集まり,火を囲んで言葉を交わしている光景は,異世界の野営地そのものだ。
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大型バス1台分の参加者がいるため,試遊は3つのグループに分けて行われた。順番を待つあいだはサブフロアで過ごすことになり,そこには開発スタッフの姿もあった。決まった登壇者に順番に質問する形式ではなく,焚き火を囲みながら自由に話を聞ける,囲み取材の場にもなっていた。
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いよいよ試遊本番。討伐だ! 役割の異なる4人で神話の強敵に挑む
そんな話を聞いているうちに,いよいよ筆者のグループに試遊の順番が回ってきた。
まず,今回の試遊内容を簡単に説明しておこう。プレイヤーは4人1組のチームとなり,ステージごとに異なるボスに順番に挑んでいく。先へ進むほど相手は強力になり,4人の役割分担や連携がより重要になっていくという構成だ。
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最初に行うのはキャラクター選びだ。用意されていたのは,近接武器で敵と渡り合う戦士,遠距離から攻撃するアーチャー,魔法による攻撃や回復で仲間を支える術者など,戦い方の異なるキャラクターたち。役割としては,ダメージディーラー,タンク,サポートといった,チーム制のゲームではなじみ深いものに分かれていた。
キャラクターの見た目は,リアル調のグラフィックスになったとはいえHoYoverse作品らしい親しみやすさがある。そう書くとまわりくどいけれど,気づけば自然と,凛とした雰囲気のなかにかわいらしさのある女性アーチャーをプレイヤーキャラに選んでいた。……ってまだまわりくどいな。つまりアーチャーかわいかったっ。
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使用するキャラクターを決めたら,キャラクターごとに用意されたチュートリアルへ。ここでは一通りの操作やスキルを確認できた。
試遊ではXBOXコントローラでプレイしたが,Xボタンで通常攻撃,Yボタンで特殊攻撃,Aボタンでジャンプ,Bボタンで回避やダッシュと,基本操作はオーソドックスだ。LTで狙いを定め,右スティックの押し込みで敵をロックオン。RBを押しながら各ボタンを入力することで,2種類のスキルやアルティメット,そして「神格スキル」を発動する。
神格スキルには,攻撃,防御,支援といった種類があり,出撃前に設定できる。敵に攻撃を当てることでゲージがたまり,最大までチャージすると,戦況を変えるほど強力な効果を発動できる。キャラクターの役割に合ったものを選べば追加のパッシブ効果を得られるが,パーティのバランスを見て,本来の役割とは異なる神格スキルを装備することもできる。
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チュートリアルを終え,全員の準備が整ったら,ボードから「契約」を受注し,いよいよ4人で出立する。
ステージに降り立つと,目の前には川が流れ,その先に広大な自然が広がっていた。強敵との戦いが待っているとはいえ,いきなりボスの目の前へ放り出されるわけではない。馬を思わせる騎乗生物にまたがり,風景を眺めながら戦いの地へ向かっていく。今回の試遊ではその移動自体は短いものだったが,これから神話の怪物が潜む土地へ踏み込んでいくという期待を高める時間になっていた。
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最初に対峙したのは「チョンチー(Qiongqi)」だ。これは「山海経」や「神異経」といった中国の古典に記される妖獣「窮奇」をモチーフにした存在である。世界各地の神話を題材にするという本作らしさが,さっそくボスの姿として現れたわけだ。
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基本となる戦い方は,4人がそれぞれの役割を果たしながら攻撃を重ねていくというもの。敵の注意を引きつけて仲間の攻撃機会を作ったり,ピンチになった仲間を回復したり,倒れてしまった仲間を蘇生したりと,無理に全員が同じ動きをするのではなく,自分の役割をこなすことがチームへの貢献につながる。
4人で攻撃を重ね,ようやくチョンチーを倒した……と思ったところで,獣はその場から逃走。筆者たちは騎乗生物であとを追い,さらに奥へと進んでいく。
追いついた先で目にしたのは,チョンチーに食らいつく巨大なドラゴン「マルドレイク(Maldrake)」だった。突然現れた新たな怪物に驚いていると,今度はこちらがそのドラゴンと戦うことに。
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ドラゴンはチョンチー以上の強敵だったが,仲間同士で蘇生や回復を行い,神格スキルを重ねながら少しずつ体力を削っていく。最後は制限時間ぎりぎりで,どうにか討伐に成功した。
次のステージを選び直すような区切りはなく,ボスを追って進んだ先で別の怪物と遭遇し,そのまま新たなボス戦が始まる。狩猟型のアクションで起きる一連の出来事が,まるで神話の物語のようにも思えた。
今回は試遊時間が限られていたため,装備や育成要素まで細かく確認することはできなかった。ただ,武器ごとに性能差があり,キャラクター,武器,スキル,神格スキルの組み合わせによって,自分なりのビルドを組めるようになりそうだ。
これも確認できることは限られていたが,キャラクターの服装や髪の色,アクセサリーといった外観や騎乗生物も変更できる。用意されたキャラクターをそのまま使うだけではなく,戦い方と見た目の両面で自分らしさを出せることも,本作が力を入れている要素のようだった。
そして気になるのが難度だ。発表映像の重苦しいダークファンタジーを見て,「これはどっち?(いわゆる“死にゲー”のような厳しいゲームか,それとも幅広い人が協力プレイを楽しめるアクションか)」と疑問に思った人も多いだろう。
今回遊んだ範囲では,一度のミスが即座に敗北につながるような厳しさはなかった。派手な操作や完璧な立ち回りができなくても,自分の役割を意識して攻撃や支援を続けていればチームに十分貢献できそうだ。
もっとも,今回は初めて顔を合わせた参加者同士で遊ぶプレビューイベントだ。最後まで体験できるよう,通常より遊びやすく調整されていた可能性もある。そのあたりを開発チームはどのように考えているのか,待機中に行われた囲み取材で聞いてみた。
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野営地にて,焚き火を囲んで話を聞いた開発チームミニインタビュー
――実際に遊んでみると,すぐに操作を理解できる一方で,ロードアウトやスキルの組み合わせには奥深さがありそうでした。遊びやすさと,経験者が求める難しさをどのように両立させるのでしょうか。
開発チーム:
私たちは“幅広い入口”を用意するという考え方を採っています。初めて遊ぶ人にとってのハードルは低くしながら,経験豊富なプレイヤーに向けては,高いスキル上限を設定します。
また,異なるプレイスタイルを持つキャラクターを多数用意します。プレイヤーそれぞれが自分に合った遊び方を見つけ,自分なりの形でチームに貢献できるようにしたいと考えています。
――今回の試遊では,ボイスチャットを使わなくても,役割を分担しながら協力できました。チーム内の連携について教えてください。
開発チーム:
ゲームのコアシステムは,マルチプレイによるPvEの共闘を中心に構築しています。キャラクターごとの役割分担やチームワーク,複数のキャラクターによる連携などは,現在も調整を続けているところです。
戦闘以外にも,プレイヤー同士が自然に交流できる仕組みを用意します。ただし,交流を強制するのではなく,気軽に関われる距離感を大切にしています。
――今回のようなボス戦以外には,どのような遊びがありますか。
開発チーム:
仲間と挑むインスタンス形式の共闘コンテンツが,ゲームの中心的な遊びになります。それ以外にも,物語を進めていくRPG形式の広いマップや,異なる形式のミッションを用意します。小規模なPvPコンテンツも計画しています。
――本作は基本プレイ無料とのことですが,キャラクターはどのように入手するのでしょうか。
開発チーム:
キャラクターをガチャで入手する形ではなく,ゲームを継続して遊ぶことで解放できる仕組みにしています。課金要素としては,外見を変更するアイテムを重要なものとして検討しています。詳しい内容は,今後あらためてお伝えします。
――なぜ「ノーダスフォール」というタイトルなのでしょうか。
開発チーム:
タイトルは,本作の核となる考え方と深く関係しています。その意味については,実際にゲームを遊び,物語を深く知っていくなかで理解していただきたいと思っています。現時点では秘密にさせてください。
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まだ開発中ということもあり,ストーリーやゲーム全体の構造など,分からないことは多い。それでも,リアル調で描かれる神話世界,4人で巨大な怪物へ挑む共闘,キャラクターごとの役割と神格スキルが作る戦術には,本作が目指している方向性がはっきりと表れていた。発表ムービーや公式サイト,そしてこの記事で本作に興味が湧いた人は,今後の情報を追いかけておくといいだろう。
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