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「モンスターハンター フロンティアG」のオフラインイベント「誕生7周年 MHF-G感謝祭2014」が開催。ステージイベントや最新情報などをレポート
本稿では,ステージで発表された新情報を中心に会場の模様をレポートしよう。
関連記事:「モンスターハンター フロンティアG」とアニメ「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」のコラボが11月20日にスタート。モンハンの世界に魔法少女達がやって来る
ステージに登壇したMHF-Gチームの4名。左からエグゼクティブプロデューサー 杉浦一徳氏,プロデューサー(元アシスタントプロデューサー) 宮下輝樹氏,運営プロデューサー 関野亮央氏,ディレクター 木本龍己氏 |
「G6」アップデートや「まどマギ」コラボ,
そして2015年の展開が明らかに
「開発運営レポート(動画版)公開収録」では,声優の植田佳奈さん(写真左)がMCを務めた |
11月19日のG6アップデート当日には,新モンスター「ポボルバルム」と特異個体「ナナ・テスカトリ」が狩猟解禁となる。そして,12月10日にはPC版高グラフィックスモード「High Grade Edition」の実装および「HR99までのハンターライフコース無料化」が実施される。翌週の12月17日には新たな定期開催型コンテンツ「天廊遠征録」がスタート。さらに,12月24日から年末年始のインゲームイベント「メゼポルタ迎春祭2014」が行われる。
天廊遠征録と同時に実装となる「天廊武器」は,剣士用武器であれば攻撃力や斬れ味,属性など,ガンナー用武器ならリロードや反動などの性能をハンター各自が自由に決められるというものだ。会場では,最高段階まで強化した例がいくつか示されたが,そのほかにもさまざまなパターンが作れるという。
天廊遠征録のプレイ動画も公開された。このコンテンツは「天廊」と呼ばれる塔の各フロアに設定されている特定のクリア条件を達成して,制限時間内に踏破していくという内容。フロアには毒沼や槍が飛び出す壁といった罠が仕掛けられており,ハンター達は協力してそれらを解除しながら進んでいく。なお,このコンテンツでは倒れたハンターをほかのハンターが救護し,その場で復活させることが可能だ。
フロアの中には,モンスターが登場する場所も用意されており,トラップをうまく利用して討伐することもできる。
続いて,穿龍棍「カドゥケウス」が発表された。これは従来の大剣「エクスカリバー」と同じく「Nの塊」を使って生産・強化する武器で,レベル50まで強化すると性能が大幅に上昇し,武器の見た目やエフェクトが変化するという。ただし,生産からレベル50に強化するまでに必要なNの塊は415個と非常に多い。新武器の実装に合わせ,Nの塊を入手しやすくなるキャンペーンが行われる予定とのことだ。
さらに,11月20日から「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボが行われることも発表された。このコラボでは,女性キャラクター向けとして「鹿目まどか」および「暁美ほむら」のコスチュームを模した防具が登場。スキルは「絶対防御」に加え,原作の設定を汲んで「代償」が発動するとのこと。ちなみに男性向け防具は「キュゥべえ」および「お菓子の魔女」を模したネタ的な外見となる。
一方,コラボ武器では「鹿目まどか」の弓,「美樹さやか」の双剣,「巴マミ」のヘビィボウガン,「佐倉杏子」の太刀が登場。佐倉杏子の武器がランスではなく太刀になっているのは,アクションを考慮したうえでの決定だということだ。
そのほか,原作に登場する「ソウルジェム」を用いたコラボクエストが配信される予定となっている。
会場ではG6アップデート以降の予定も少しだけ言及された。2015年2月には,新たな烈種モンスターが実装され,その名称は現在検討中とのこと。また,2015年春に「G7」アップデートが実施される予定で,その項目の一つにハンターの表情の変化があるという(PC版のみ)。
最後に,MHF-Gチームにおける人事変更が発表され,宮下氏がプロデューサーに,杉浦氏がエグゼクティブプロデューサーになることが明かされた。会場では,宮下氏から今後の展望として,ハンターの新たな特徴付けをする仕組み,烈種の上位にあたるモンスター種,穿龍棍の「天ノ型」「嵐ノ型」,ガンランスの強化などの実装項目が挙げられた。また,タイミングは未定ながら,弓の強化も予定されているようだ。
「G1」アップデート以降のアレコレを
4名のキーパーソンが反省
「反省の宴」のコーナーでは,杉浦氏,木本氏,宮下氏,関野氏の4名が「G1」アップデート以降のMHF-Gを振り返り,改善した部分や今後変えていきたい部分などを語った。
2013年4月に実装されたG1アップデートは,残念ながら多くのハンターから不評で,さまざまな意見やリクエストが寄せられた。その中から,GR1からGR2に上がるために同じモンスターを100体以上狩猟する必要があったこと,ゲーム内通貨「Gz」がなかなか貯まらないこと,G級武器の生産・強化に必要な素材が多すぎること……など,すでに改善済みのものを含む6項目が紹介された。
木本氏はそれらの意見について,G1アップデートに要素を盛り込みすぎたため,全体的にテストプレイの時間が不足していたと反省を述べた。また,MHF-GチームとしてはG1実装のタイミングで,それまで5年続いていたゲームの内容を一度リセットし,心機一転を図りたいという思いがあったのだが,それが裏目に出てしまった部分もあるという。
加えて杉浦氏は,G1の要素の一部を一つ前の「フォワード.5」アップデートに回したことや,その評価が高かったことでG1ではそれ以上を目指した結果,開発期間が長期化し,最終調整の時間が足りなくなってしまったと説明していた。
その後も各アップデートを順に振り返っていった。
「G2」アップデートでは,モンスター「アノルパティス」がハンターの前に立ちふさがったが,木本氏によると,陸海空を自由に行き来し,暴れ回るコンセプトで開発したとのこと。しかし,実装を前倒しにした影響で調整が足りなかったと反省していた。
また「G3」アップデートでは「パートナー」が実装され,添い寝ができる仕様となっていたが,これは杉浦氏のアイデアが採用されたのだとか。
2014年4月に実装された「GG」アップデートでは,新武器種として穿龍棍が実装された。現状,穿龍棍はその強さがほかの武器種を圧倒する形となっているが,基本的に下方修正はしない方針とのこと。杉浦氏いわく,一度実装したものを取り消すのではなく,ほかの武器種の長所を伸ばしたり,活躍できる場面を作ったりすることでバランス調整を図っていくという。
2014年7月の「G5」アップデートは,宮下氏と関野氏が中心となって進められたそうだ。新要素のうち,とくに「パートニャー」は「こんな仕様ではハンターに受け入れられない」と,杉浦氏がずっと指摘していたという。実際,その意見があまり反映されないまま,パートニャーは実装され,案の定,杉浦氏が予想していたとおりの結果になっていると総括した。今後はパートニャーがもっとハンターの役に立つように,調整していくと宮下氏は述べている。
関連タイトルのプレゼンや来場者参加型イベントなど
盛りだくさんのプログラム
会場では,このほかにもMHF-G関連タイトルのプレゼンテーションや来場者参加型イベントなどが行われた。その模様をフォトレポート形式で紹介しよう。
●「モンスターハンター メゼポルタ開拓記」プレゼンテーション
MHF-Gの世界設定を踏襲したブラウザゲームで,ハンターを育成しながら,メゼポルタの街を開拓していくシミュレーションRPG。11月27日にDMMオンラインゲームで先行配信が予定されている。会場では,同日公開予定のアニメPVが一足早く披露された。
●「モンスターハンター エクスプロア」プレゼンテーション
2015年に配信予定のスマートフォン向けRPG。天変地異により作られた「断裂群島」を舞台に,ハンター達がモンスターを狩猟しつつ,「古の祭壇」に眠る秘宝を求めて探索するという内容で,4人同時マルチプレイに対応している。
●「G6」体験コーナー&「High Grade Edition」体験コーナー
G6アップデートで登場する新モンスター「ポボルバルム」をはじめ,「High Grade Edition」で高画質に生まれ変わった「テオ・テスカトル」「クシャルダオラ」「パリアプリア」の狩猟を体験することができた。
●「VS.クエスト チャンピオントーナメントin感謝祭2014」
2人1組のチームで参加し,クエストのクリアタイムを競う「VS.クエスト」。予選は「バルラガル」,決勝は「ヒュジキキ」の討伐クエストによって熱戦が繰り広げられた。
●「韋駄天杯チャンピオントーナメント@PS Vita版」
こちらも2人1組で,「ガルバダオラ」討伐のタイムを競う大会。今回は参加チームが少なめだったとのことで,次回はさらなる盛り上がりに期待したい。
●「MHF-G 狩るとクイズ」
MHF-Gに関する難問奇問が出題され,見事正解した来場者にはPS Vita本体やMHF-Gノベルティグッズがプレゼントされた。
●「ジョン・ジュノ氏 紹介コーナー」
会場の一角には,イラストレーターのジョン・ジュノ氏が手がけたMHF-Gのイラストが展示されていた。ステージに登壇した氏は,以前からモンスターハンターシリーズのファンだったことで,今回の起用を非常に光栄に感じていると話していた。
●「屋台アトラクション」
祭りの出店をイメージした来場者参加型アトラクション。MHF-Gノベルティグッズが景品になっており,さまざまなミニゲームを楽しめた。
「モンスターハンター フロンティアG」公式サイト
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